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「ロボット掃除機」の満足度は?吸引型と拭き掃除型、ユーザーの割合やリアルな声を調査【前編】

毎日のように掃除していても、床にはすぐに埃や抜け毛など細かいゴミがたまり、正直ウンザリ……。そんな家事の負担を軽減してくれるものといえば、ロボット掃除機です。

日本に登場して約20年。発売当初と比べると手の届きやすい価格のモデルも出てきていますが、それでも決して安い買い物ではありません。「本当にきれいになるの?」「自分で掃除したほうがいいのでは?」など不安が払拭できず、購入するかどうか慎重に検討中という人も多いのではないでしょうか?

そこで、『kufura』では20代~50代の女性478人を対象に、ロボット掃除機に関するアンケート調査を実施しました。使っている人の割合や満足度、さらには実際に使ってみての感想など、早速チェック!(※写真はすべてイメージです)

「ロボット掃除機」を使用していますか?

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まず、ロボット掃除機の使用状況について尋ねたところ、結果は以下のように。

「吸引タイプ」のロボット掃除機を使用している・・・54票(11.3%)

「拭き掃除タイプ」のロボット掃除機を使用している・・・13票(2.7%)

ロボット掃除機を欲しいと思っているが、使用していない・・・181票(37.9%)

ロボット掃除機を欲しいと思わないので、使用していない・・・230票(48.1%)

ロボット掃除機を使用している人は、全体の14%ほど。なかでも「拭き掃除タイプ」を使っている人は、ごく少数派という結果が明らかになりました。

また、現在、使用していない人の中で、実は欲しいと思っている人は約44%(181票/411人)とのこと。ロボット掃除機に関心や憧れはあれども、やはり価格や性能への不安からか、なかなか手が出ないという実情がうかがえます。

今使っている「ロボット掃除機」の満足度は?

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続いて、実際にロボット掃除機を使用している67人に満足度を尋ねてみました。

「吸引タイプ」のロボット掃除機(54人)

とても満足している・・・24票(44.4%)

やや満足している・・・19票(35.2%)

あまり満足していない・・・8票(14.8%)

満足していない・・・3票(5.6%)

「拭き掃除タイプ」のロボット掃除機(13人)

とても満足している ・・・5票(38.5%)

やや満足している・・・5票(38.5%)

あまり満足していない・・・3票(23.1%)

満足していない・・・ 0票(0%)

ご覧の通り、吸引・拭き掃除どちらのタイプも、「とても満足している」「やや満足している」を合わせた割合が8割程度。逆に、「あまり満足していない」「満足していない」というネガティブな感想は約2割となっています。

そして、拭き掃除タイプに関しては、なんと「満足していない」がゼロ! 母集団が大きくないとはいえ、このデータで見る限り、ロボット掃除機の満足度は高めだといえそうです。

では、具体的にはどのような点に満足しているのか、ユーザーの声をご紹介します。

ロボット掃除機の満足な点は?

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「吸引タイプ」のここに満足!

「端から端まで掃除していて、埃や髪の毛を吸い込んでくれる。終わった後はとても綺麗になってて良い」(24歳/その他)

「留守の間にかなり広い範囲をしっかり掃除してくれているので負担が減っています」(38歳/デザイン関係)

「忙しい時勝手に掃除してくれるから助かります」(43歳/主婦)

「とても賢いので放っておいてもきちんと隅々まで掃除をしてくれるし、行ってはいけないところにはいかないようにできるので」(56歳/主婦)

「電気が切れそうになったら、勝手に充電器の元に帰るところ」(55歳/主婦)

「小型なので家具の下でも入って掃除してくれる」(55歳/総務・人事・事務)

「拭き掃除」タイプのここに満足!

「床の拭き掃除を手でやるとどうしてもしんどいので、ロボットに任せる価値がある」(35歳/企画・マーケティング)

「家を出る前にセットしておき、帰ると綺麗になっているのが嬉しい」(31歳/公務員)

「疲れているときに、掃除してもらっていると助かる」(50歳/総務・人事・事務)

外出中、あるいは家で別の用事をしている間に床のゴミや埃を一掃! 吸引タイプ、拭き掃除タイプともに自分のかわりに勝手に掃除してくれるのが大助かりとの声が相次ぎました。

また、機種によっては、自動的に充電したり、侵入禁止エリアを設定できたり、さまざまな学習機能があったりして、かなり効率よく掃除することが可能なようです。

ロボット掃除機の不満な点は?

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「吸引タイプ」のここが残念…

「角のゴミは取れず、また取りにくいゴミは角に溜めたり階段に落とされたりすること」(32歳/広報・宣伝)

「障害物を避けてくれない。畳の部屋にはあまり使いたくないところ」(55歳/主婦)

「段差など急に停止するからその度に平地に戻す手間があり不満」(43歳/主婦)

「すき間に無理に入って出てこれなくなる」(55歳/総務・人事・事務)

「ひもが落ちていたりすると、からまって止まってしまう」(38歳/主婦)

「床に起きてあるものを一旦全て部屋から出さなくてはいけないこと」(47歳/主婦)

「在宅中は移動に気を違うので、外出時かベッドにいる時にしか使用できない」(31歳/総務・人事・事務)

「ゴミを取り出すときに、取り出しにくく時間がかかる」(46歳/研究・開発)

「拭き掃除タイプ」のここが残念…

「雑巾部分を洗うか、専用の使い捨てタイプを買わなければならない。市販のクイックルワイパーを挟むタイプもあったが、夫に押し切られてそっちにしなかったので後悔している」(35歳/企画・マーケティング)

「拭き掃除の圧がもう少し強いと嬉しい」(24歳/公務員)

ロボット掃除機の弱みといえば、障害物や段差。また、部屋の角や隅のゴミや埃は除去しきれないことがあるとの声が寄せられました。

一口にロボット掃除機といっても、発売時期や価格によって性能は千差万別。やはり新しいモデルや高価なものほど、センサーや学習機能は優れているようです。また、円盤状よりも三角状のもののほうが、角や隅の掃除に強いといわれています。購入の際は、口コミをよくよくチェックしましょう。

まだまだ発展途上のロボット掃除機。機種によってはロボットに完全にお任せとはいかず、人間がある程度、フォローする必要があるようです。

ただ、筆者周辺のユーザーに感想を聞いたところ「ロボット掃除機のために、床に物を置かないように気を付けるようになったのはよかったかも」「勝手に止まったり段差から落ちたりすることはあるけど『もう、しょうがない奴だな~』と思う。手間がかかるのもご愛敬」なんて声もありました。デメリットをどう捉えるかは人それぞれかもしれません。

 

以上、ロボット掃除機ユーザーのリアルな声をご紹介しました。次回は、さらに「次にロボット掃除機を買い換えるならどのタイプ?」というテーマでお送りします。お楽しみに!

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