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休校中の中学生男子をランチ担当に任命!さて、その結果は…【kufura編集部日誌】

家族みんなが家にいる今、向き合わなければならないご飯問題。特に簡単に済ませたいお昼ご飯に関しては、SNSにも「作るの飽きた」「レパートリー出尽くした」などお母さんたちの悲鳴がてんこ盛りです。

ある程度の年齢の子どもなら、お手伝いと言わず自分で作ってもらえばいいじゃない! お母さんと子どもの家事シェアを目指すレポートです。

私ばっかり忙しすぎません…?もう限界!

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普段は会社に学校にとそれぞれ過ごしているはずの家族が全員家にいて、大変なのはとにかくご飯! 朝ご飯を食べながら昼ご飯の予定を立てて、食べ終われば次は夜ご飯で……中学生の男子が2人いる我が家では食材のなくなるスピードは異常に早いし、一日中エンドレスに食べ物の心配をしている!

で、思いました。なぜ私だけがこんなに忙しいのだろうと。学校や塾の課題はあるが、絶賛リモートワーク中の私よりは時間に余裕のありそうな大きな子どもが2人も家にいるではないか。そうだ、彼らだってお昼ご飯くらい作れるに違いない。

というわけで、我が家では以下の手順でランチ担当制を実行してみました。

人気のレシピ本で「これなら作れそう!」感を演出

レシピサイトでは難易度の判断が難しいと思い、こちらの本を購入。”手抜き料理研究家”はらぺこグリズリーさんの「世界一美味しい手抜きごはん」です。

2019年の料理レシピ本大賞受賞ということで、書店などでもよく見かける大人気の本です。きっとこれなら簡単に作れるに違いない!

兄弟で1日交代、2~4日分の計画を立てて購入品リストを作成

それぞれ、作りたいものに付箋をつけ、家にあるものや調味料を除いて買い物リストに。私が買い物に行くタイミングでそれを預かって買って来ます。

黙って見守るのも大変です!(笑)

お手伝いで台所にはよく入っていますが中1の弟が1人で料理するのはほぼ初めて。君は1品完成させればそれでいいよ! とだけ言って、何か聞かれたりヘルプ要請が来るまでは私は口も手もムズムズわなわなしつつも見守ります。黙ってるの、つらい~!

一方中3の兄には献立という概念を身に着けてもらおうと思い、必ず野菜マストでよろしく! またはなにか副菜をつけてね、と言い渡しました。

買い物リストにはメインの料理の材料しかないので冷蔵庫にあるものでどうにかするしかなく、スマホでレシピを検索したりして、毎度バタバタしつつもクリア。

普段自分では選ばないメニュー、斬新な組み合わせなど、私も気分が変わっていい感じです! 人が作ってくれたご飯っておいしいわあ~。たまにびっくりするくらい味が濃かったり薄かったりするのですが、それもまたよし。(笑)

時間に余裕のある今だからこそ!

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そんなわけでまだ2週間程度ですがランチ担当継続中です。週末は近所でテイクアウトするとか、今日のお鍋の残りでうどんにするから明日はお休みでいいよとか、休憩も入れつつ、この休校期間だけでも続けられればと。

お腹いっぱいになって、今度は皿洗いか……と面倒になる気持ちや、おいしい!と喜んでもらったうれしさや、自分がタスクを全うしないとみんながお腹をすかせることになる、という責任感なども、やってみて初めて分かること。

私ばっかり家事をしていて納得いかない!から始まったランチ担当制ですが、思ったより本人たちも楽しんでいるし、きっと彼らの将来の役に立つに違いない!と思っています。

うちでは子どもたちが小さいころから台所の手伝いをよくしていたのでご飯作り担当にしたのですが、食事の後の洗いものだけでもいいし、きれい好きなら掃除とか、手芸が好きならマスクを縫うとか、家の中で担当制にしてその子に任せられることはいろいろあると思います。

普段は休日も部活や塾に忙しく、家ではご飯を食べて寝るだけになりがちな中高生。ぽっかり空いたこの時間を活かして、少しでも家のことに目を向けるチャンスになったらいいなあと思います。

(4月某日 編集部M)

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