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クレカは2枚にまとめてスッキリ!明朗会計キャッシュレス生活【ズボラさんのための節約術】

今年10月の消費税増税時は5%のポイント還元があるなど、何かと話題の「キャッシュレス」。その代表選手といえばクレジットカード(以下クレカ)ですが、使いすぎが心配、管理がややこしい……という声も。そこで今回は、管理がラクで予算も守れる、クレジットカード使いのコツをご紹介します!

クレカ払いでも「今月使ったお金」として処理するのが鉄則!

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クレジットカードは、支払いが後払い。つまり、買い物をしても手元のお金が減りません。そのため、「まだ予算がある」と勘違いし、うっかり使いすぎてしまうのがネックですよね。

来月の収入やボーナスをあてにして買うこともできてしまうため、気がつけば収入が右から左へ消えてしまうという、自転車操業状態にもなりがちです。

これを防ぐには、シンプルに「現金と同じように」考えるのがベスト。

支払いがいつであろうと、お金は使えば減るもの。今月の予算を守るには、クレカで払っても現金と同じように管理して、「あといくら使えるか」を明確にさせるのが鉄則です。

クレカでいつも使いすぎてしまう……という人は、家計簿やアプリで、クレカで使った分を記録し、予算の残金を意識できる環境をまず整えましょう。

まず1枚「生活費用」のクレカを決める

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クレカはカードごとに支払日が異なるので、枚数が多いとそれだけ明細や引き落としの管理が大変になります。「このお店はこのクレカがお得だから」と、あれこれクレカを作りすぎるのは、挫折のもとなのです。

そこでおすすめしたいのが、「お金を使う目的」でカードを絞りこむこと。

まず、「毎月の生活費専用」として、1枚決めます。食費や日用品などのほか、水道光熱費やスマホ代、ネットでの買い物なども、「毎月の生活費」の範囲のものは、その1枚に集約してしまいましょう。

さらに、「毎月の生活費専用」の口座も1つ用意し、そこから生活費クレカの利用代金を引き落としするようにセットしておきます。

これで、同じ目的のクレカと口座がリンクされます。

毎月、その口座に1カ月分の生活費予算を入金すれば、使えるお金の範囲が明確になりますよね。

残高=クレカで使える上限と考えれば、使いすぎのセーブにも効果的。明細を見れば、何にいくら使ったかもわかり、細かく家計簿をつけなくても、ムダな出費を振り返りやすくなりますよ。

「生活費“以外”用」のクレカは別にする

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毎月の生活費以外の出費、たとえば旅行代金やお祝いごとのプレゼント、家具や家電の買い替え費用をカード払いにしたいときは、別のクレカにしましょう。

口座も「毎月の生活費用」とは別に用意し、引き落としもそちらにセット。レジでクレカを出すときは、毎月の生活費か、それ以外かを意識して使い分けるのが、お金の流れをややこしくしないコツです。

「特別な出費」も「毎月の生活費」も全て同じクレカで払って、引き落としする口座を同じにしてしまうと、毎月の変動が大きくなり、やりくりが安定しません。

お金の流れを決めて、それに沿ってクレカや口座を整理することで、管理もラクになり、予算を守れる環境が整います。

課題は、こうした「特別な出費」の予算をどうやって口座に入金しておくかです。その都度、貯蓄から移す手もありますが、それだとせっかく貯めた貯蓄が崩れ、やる気を失う原因に。

貯まる人は、おおよその年間予算を見通して、ボーナスから取り分ける、毎月少しずつ積み立てるなどして用意しています。どのみち、払う必要があるお金は、貯蓄と別に管理するのがおすすめです。

「口座とクレカ」を目的別にセットするとスッキリ

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口座とクレカは、それぞれ目的別に整理してリンクさせることで、管理しやすい環境になります。

明細が家計簿がわりにもなり、毎月、何にいくら使っているか、年間でどんな出費があるか振り返るのにも便利です。

集約する以上、使うクレカを選ぶポイントは、 “どこで使っても、そこそこお得”であること。特定のお店以外は還元率が低かったり、年間で使う金額が少ないのに、年会費がかかっているカードなどは解約してしまいしょう。

 

消費税が10%に増税される10月まで、あと5カ月あまり。5%のポイント還元というお得な制度を賢く使うためにも、使っていい予算を決め、その中でキャッシュレス化を行う練習をしてみてはいかがでしょうか?

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