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値上げラッシュ対策は食費の節約がダントツ…みんなが「買い控えるようになったもの」を調査!

食用油や卵といった食料品から光熱費など、あらゆるものが値上がりしている昨今。家計のことを考えると、「ここは少し控えよう」と財布の紐をかたくする場面もあるのではないでしょうか。

そこで『kufura』では、20~50代の女性95名に、値上がりによって「買い控えるようになったもの」についてアンケートで聞いてみました。その結果、化粧品という声もありましたが、寄せられた回答のほとんどは「食べ物」に集中! 具体的には何を?をご紹介していきます。

お菓子・ケーキ・アイスクリーム

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「お菓子類。健康のためにも良いきっかけになった」(45歳/その他)

「お菓子。食べるものの中で、栄養的に控えても一番大丈夫なものなので」(42歳/その他)

「お菓子。週に2~3回買っていたのを週1くらいに減らして、安売りで今までと同じ金額になっていてもよく見たら容量がものすごく減っているものも増えたから吟味して買うものを決めるようになった」(41歳/その他)

「アイスクリーム。もともとは好きで沢山買っていたけど、値段の上がり方を見て、他の安いお菓子を探して買うことにしました」(28歳/主婦)

「ナッツ類が好きで、お菓子やおつまみとしてよく買っていたが、元々高いのがさらに値上がったので、買う回数を減らすようになった」(36歳/主婦)

「ケーキ。ことあるごとにケーキ屋さんで好きなケーキを購入していたが、高くなったし、記念日のみに購入するように減った」(53歳/主婦)

「ケーキ屋さんのケーキが高くなったので、コンビニのような安いところで買うようになった」(40歳/公務員・団体職員)

最も多くの回答が集まったのが、お菓子やスイーツでした。「毎日の食事に必ずしも必要なものではないから」という意見が大半のようです。値段はそのままで内容量を減らした“実質値上げ”にガッカリした人も少なくないのでは? ただ、買い控えることで健康的には良し!とポジティブ思考に切り替えている人も多いようでした。

ドリンク・アルコール

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「お茶などの飲料。毎日、トクホの飲料を飲んでいたが、他の品の値上がりなどを考えて週3に減らした」(33歳/その他)

「ペットボトルのジュース。子どもが炭酸飲料を好きで安売りの時に購入していたが、特売でも安いと思えなくなった」(49歳/その他)

「飲み物。たまに自動販売機やコンビニでペットボトルの飲み物を買っていたが、値上がりしたので買うとしたらスーパーやディスカウントストアで買うようになった」(51歳/総務・人事)

「自販機の飲み物。お店で買う方が安いという気持ちがより強くなってきました」(38歳/その他)

「アルコール類。ストックしておきたいのですが高いので、毎月箱買いするように変えました」(49歳/自営業)

「お酒。元々あまり飲まなかったけど値上がりしてもっと飲まなくなった」(41歳/その他)

次に多かったのが、ジュース、お茶、アルコールなどの飲み物。より安く買えるお店にシフトする、1本あたりの単価が安くなりがちな箱買いする、買う頻度を減らす……など、工夫していることがうかがえました。

調味料

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「マヨネーズ。使う分量を以前より少なめにするように、意識するようになった」(40歳/その他)

「食用油。以前は使う油の量はあまり気にしていなかったけれど、使う量を減らすことで買う頻度を少なくしました」(45歳/主婦)

「食用油。購入頻度が減ったので、揚げ物をしなくなりました」(42歳/パート・アルバイト)

「サラダ油。揚げ物をあまりしなくなりました。フライパンで焼くメニューが多くなりました」(50歳/主婦)

「簡単に作れる時短調味料。自分で作った方が安く作れるから。時間はかかるが……」(33歳/総務・人事)

調味料を控えるという方も。特に多いのは、食用油でした。油の使用量をおさえるために揚げ物の回数を減らすという声が多数。自宅で調理するメニューを考えて、調味料の消費がなるべく少なくなるよう工夫をしている様子がみてとれます。

パン

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「菓子パン。1個の値段が高くなって複数買うととんでもないので、食パンにしている」(50歳/総務・人事)

「菓子パンはおいしくて種類もいっぱいあって楽しいけれど、毎朝の食事に食べるには値段が上がりすぎた。食パンにして出費をおさえている」(57歳/主婦)

「菓子パン。小さくなり、さらに容量も減り悲しくなったので、食パンを買うようにしました」(53歳/主婦)

「パンとかバター。昔に比べるとめっちゃ高くなった気がする」(41歳/研究・開発・技術者)

パンの回答も多く集まりました。特に「菓子パンが高い!」という声がいっぱいで、「菓子パンはあきらめて食パンを買うようになった」との声が多いようです。

フルーツ

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「グレープフルーツ。値段が倍近くするから」(59歳/主婦)

「基本的に果物は贅沢なものだと思っているから」(49歳/専門職)

「果物、デザート。嗜好品なのでなるべく減らせると思ったから」(35歳/主婦)

「果物は家族全員そこまで食べることが好きではないから、買わなくても困らない」(50歳/総務・人事)

一部のフルーツも値段があがりましたよね……。もともと安くはなかったら、値上がりでいっそう手が伸びなくなったという人も。ただ、毎日食べているという人は少ないのか、頻繁に買わなくてもそれほど苦に感じずに済んでいる様子がうかがえました。

その他

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「ファーストフード。ずっと値上がりしてなかったのに値上がりしたから」(34歳/総務・人事)

「魚。1100円以下と決めていたので全く買えなくなった」(41歳/主婦)

「鮮魚類。以前は焼き魚用の切り身などを購入していたが節約のため控えて、缶詰などを利用するようになった」43歳/その他)

「チーズ。価格が1.5倍以上になり露骨に家計に響くようになったから。これまでは無くなれば無限に買い足していたが、今は月間の消費量を決めてそれ以上は買い足さないようにした」(42歳/その他)

「野菜。家計がつらいから。高いので冷凍野菜で代用している」(29歳/その他)

「乾麺タイプのスパゲティ。以前は一袋300g100円前後だったのを4~5袋まとめ買いしていたが、ある時期を境にいきなり150200円まで高騰したので、それ以来スーパーのチラシをチェックして安いときにしか買わなくなった」(57歳/その他)

「カップ麺。面倒くささは感じるけれど生めん、袋めんを買うようにしてる」(34歳/事務職)

その他には、魚、野菜、乾麺、カップ麺などの回答がありました。代用できるものを探したり、チラシをくまなくチェックしたり、苦労して家計をやりくりしているようです。

 

どの家庭にとっても痛い、値上げラッシュ。特に食料品は値上げの品目数も多く、ちりも積もればで家計を圧迫してきていますよね。しかし、量を調整できるという点に注目すれば、普段の買い物の方法や毎日のメニューの工夫が光るところでもあります。お菓子などを食べる頻度を減らせば、これを機に健康的になれる場合だってあるかも!

kufuraでは、たくさんの節約アイディアをご紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。

 

文/佐藤まきこ

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