子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

スーパーでの「夫の買い物」にイラッ!妻たちに聞いた、許せないポイントまとめ

買い物のしかたには、人それぞれ個性が出るもの。じっくり比較して検討したり、悩まずにサッと買って効率的に済ませたり。それゆえに、家族に買い物を頼むと、なかなかお願いしたとおりにならず、やきもきすることも多いようです。

そこで今回『kufura』では、20~50代の既婚女性108人にアンケート調査を実施。「夫のスーパーでの買い物」について、普段思っていることを聞きました。

夫がスーパーで食材を「よく買ってくる」のは…たった2割!

null

まず、夫の買い物の実態を調査するため

「夫がスーパーで食材を買ってくることはありますか?」

と質問したところ、結果は下記のようになりました。

よくある・・・20.4%

たまにある・・・44.4%

ない・・・35.2%

なんと、「よくある」はたった20%ほど、「たまにある」と合わせても約65%という結果に! 買い物のしかた以前に、そもそも買い物に行かない夫も多いようです。

もはや、買い物してくるだけまだいいほう……という気持ちになりそうですが、的外れな買い物ばかりでは元も子もありません。妻たちが気になっているポイントはどんなところなのか、見ていきましょう。

こんなところが気になっている!夫の買い物

null

「夫がスーパーで買ってくるものについて、気になることや直してほしいこと、失敗談などがあれば教えてください」

という質問に対して、集まった回答を系統別にご紹介します。

買う量が多すぎる

「お買い得な大きいパックのお肉を買ってくる。冷凍庫に入りきらない」(54歳/主婦)

「みかんばかり箱で買ってくるので、食べきれなくて腐ること」(20歳/パート・アルバイト)

「徳用サイズは使いきれないので困る。調理が面倒な食材は、責任持って調理してほしい」(50歳/主婦)

「冷凍庫の余裕を考えないでアイスクリームをたくさん買ってきすぎて、冷凍庫に入りきらなかった分を溶けないうちに食べ切らなければならなかった」(53歳/主婦)

“たくさん入っている”“お買い得”というのが、必ずしもいいこととは限りません。特に、普段料理をあまりしない夫の場合、使う時のイメージができず、多く買いすぎてしまう傾向があるようです。

予算オーバーの買い物をする

「自分好みの高い食パンを買ってくる。節約したいから、我慢するように言っても聞いてくれない」(48歳/主婦)

「これが食べたいと思ったら値段を気にせず買い物をする。私は安い物を見て献立を決めるが、旦那は献立を決めてから買い物するから金がかかる」(31歳/公務員・団体職員)

「お菓子が多い。無駄遣いとしか思えないのでやめてほしい」(31歳/パート・アルバイト)

毎月の食費をオーバーするような“高いもの”や“余計なもの”を買ってくる、という声も多くありました。物価も高騰しているなか、買い物するたびに想定外の出費が増えてしまうのは避けたいところ。

どうしても食べたいものがあるなら、共同の食費でなく、自分の自由になるお金で買ってもらう……という方法もあるかもしれません。

安売りのものを考えずに買う

「半額になったものをよく買ってきてくれるが、食べきれない。結局節約になってるのかなと思う」(57歳/主婦)

「安いのはいいけど腐りかけているのは、かえって食べられないところが増えて不経済」(47歳/主婦)

「半額の惣菜を買ってきたのに食べきれず、一口も手を付けないで捨てることがある。安いからといって無駄なものもポンポン買わないでほしい」(31歳/広報・広告・デザイン)

賞味期限などが近く、安くなったものを買いすぎてしまうケースも。“フードロス”の削減という視点では、期限の近いものを積極的に購入するのは大事なこと。でも、結局食べられないのでは、フードロスに加えて家計にも痛手になってしまいます。

自分勝手な買いかたをする

「私が夕食を作っているのに、惣菜を自分だけのために買ってくること。せっかく家族のために作っているのに気分が下がるし、その惣菜代は家計から出るので勿体なく感じる」(42歳/その他)

「魚のおろしが出来ないくせに、安いからとまるごと一匹買ってきた」(58歳/主婦)

「カレールーを頼んだら半額になっているお寿司とかサンドイッチも買ってきた。いや、今からカレーって言ったよね? お寿司も食べるの?と思った」(39歳/公務員・団体職員)

夕食の予定や、調理のしかたを無視した勝手な買い物。「見ているとつい食べたくなって……」という気持ちはわかりますが、共同生活をしているのだから、相手の気持ちや予定を尊重するのは最低限のマナーですよね。まるごと一匹買ってきた魚も、責任をもって処理してもらいたいところです。

頻繁に相談される

「気になるものがあると、これどうしようと直ぐに電話をしてくる。その電話も1回ならまだいいけど、気になるものを見つける度にかかってくるので少し鬱陶しい」(47歳/自営業)

「買ってほしいものをお願いするけど、わからないのか頻繁にラインや電話が来ます。だいたいは判断してほしい」(39歳/主婦)

「こと細かく伝えているのに、買い物の最中に“これでいい?”といちいち連絡がくる」(43歳/主婦)

逐一相談されるのがイヤ、という声。たまにならともかく、何度も連絡が来たら「自分で判断して!」と言いたくなります。でも、相談を一切しないで的外れなものを買ってくるのも困りもの……。

なかには「買う前に電話で聞いてくれるので困ることは特にない」(32歳/主婦)という回答のように、むしろ積極的に相談してほしい、という人も。家庭によってベストなバランスを見つけていくのがよさそうです。

それじゃない!買い間違い

「レタスを頼んだら野菜ミックスの袋を買ってきた」(43歳/主婦)

「調理するつもりで食材の購入を頼んだら、総菜や弁当などを買ってきて、作らずにすんでしまった」(38歳/主婦)

「バターを頼んだら、マーガリンを買ってきました。パンを焼くのに使いたくて、もう一度買いに行きました」(39歳/主婦)

「私が体調が悪いとき、うどんをリクエストしたのに、天ぷらが入ったインスタントうどんを買ってきたこと。見ただけで具合が悪くなりました。理由を聞くと安かったからとのこと。セールだからって買ってこないでほしかった」(53歳/主婦)

「欲しかったのはそれじゃない!」という“買い間違い”の体験も寄せられました。間違いは誰にでもあることとはいえ、結局買い直す手間が発生するだけでなく、不要なものの消費のしかたにも困ってしまいますね。

その他

「肉や魚をポリ袋に入れずに、他のものと適当にエコバッグに詰めるので汁まみれになる」(45歳/その他)

「要不要を確認しないで買ってくるので、自分が絶対食べない違う銘柄と間違えたり、ストックがあったりと無駄が多い」(55歳/主婦)

「冷蔵庫にまだあるものを買ってくるのはやめて欲しい」(50歳/財務・経理)

「なぜかいつもネギを買ってくる。安かったから!と言ってくるが、結局いつも余っていて、冷蔵庫の肥やしとなる」(30歳/パート・アルバイト)

気になっていることは、やはり人それぞれあるようで、ここではご紹介しきれないものも多数ありました。

 

いかがだったでしょうか。お互いの言い分があるのだろうとは思いますが、せっかく買ってきても、料理をする時に使いづらいのではストレスがたまるのも当然です。

回答を読んでいくと、根底の原因としては買い物をする側の「料理のしかた」「冷蔵庫の状況」への無理解があるような印象も受けました。買い物に限らず、料理や冷蔵庫の掃除などをできるだけ分担していくことで、お互いの理解を少しずつ深めていけるといいですね。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載