子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

毎日負担なくできる「お弁当の節約アイディア」!のっけ弁当、麺弁当…値上げラッシュに負けない工夫

食品の値上げラッシュが広がり、家計への影響を感じている方も多いのではないでしょうか? そこで今回は、毎日のお弁当に取り入れたい「節約のアイディア」について、20~50代の女性120人にアンケートを実施しました。食費が抑えられるだけでなく、家族が喜ぶ美味しい節約弁当を作るために、皆さんが工夫していることをご紹介します。

卵、鶏むね肉など安い食材を活用する

null

メインになるたんぱく質のおかずには、卵や鶏のむね肉、ささみなど低価格で安定供給の食材を活用し、上手に節約している人が多数。

他にも、手ごろな旬の食材を使って手作りすれば、節約になる、との声も寄せられました。

「煮卵。1パック98円のときにまとめ買いをして大量に作ります。大きさもあるし、たんぱく質なので食べれば満足感もあるし、味も濃いのでご飯が進みます。おかずとしても、おつまみとしてもオススメです」(44歳/その他)

「ささみや鶏むね肉の活用」(32歳/総務・人事)

「鰹節でおかかを作ってごはんの上にかけたり、鶏ミンチでつくねを作ったりしています」(54歳/主婦)

「ご飯の下にキャベツを敷いて、カサ上げ」(47歳/主婦)

「安く手に入る旬の食材を使い手作りする」(32歳/主婦)

ボリューム増に「ご飯」は強い味方

null

日本の食卓に欠かせない“お米”は、お腹持ちが良く、たっぷり詰めればおかずが少なくて済むので、結果、節約につながるとの声も多かったです。

お米が主役のお弁当といえば、やっぱり“おにぎり”。子どもたちにも人気で、形や彩りを工夫すれば、楽しいお弁当に。

身近な食材で作る“海苔巻き”も、目先の変わったお弁当になりますね。

「子どもが好きなおにぎり弁当は、おかずが少なくても食べられるので、ありがたい」(58歳/主婦)

「おにぎり弁当。ふりかけや表面に具が見えるようにしたり、形を俵型に変えたりすると、おにぎりの見栄えが良くなり、おかずが少なくても良いので節約になる。子どもから評判がいい」(56歳/総務・人事)

「海苔弁。シンプルですが、好評です」(44歳/事務職)

「海苔巻き。海苔の上にご飯、きゅうり、魚肉ソーセージ、マヨネーズを入れて巻きます。シンプルですが、美味しいと好評です」(50歳/主婦)

一品でもお腹満足「丼もの」&少ないおかずでも豪華に見える「のっけ弁当」

null

「丼ものはおかずが1品で済むから節約できる」(49歳/主婦)とのことで、節約アイディアとして多く寄せられたのが“丼”スタイルや、おかずをご飯の上にのっけてしまう“のっけ弁当”スタイル。

汁気のある具材をスープジャーに入れて持参し、食べる直前にのせるのも、良いアイディアですね。

「フードジャーを使い、毎日“丼”。和洋中変えていますが、1種類のおかずでいいのでありがたい。子どもは夏も冬も、温かいお弁当を食べられるのがすごく嬉しいと言ってくれています」(44歳/主婦)

「丼にできるタイプの弁当箱を買って“のっけ弁当”にする。おかずをこまごま作らなくていいので節約になるし、ラク」(39歳/公務員・団体職員)

「スープジャーを使った丼もの。スープジャーの中に丼の具を入れて、食べる直前にご飯にかけています。冬でも温かく食べられるので好評です」(57歳/主婦)

「鶏そぼろと炒り卵の二色丼風。味付けを濃いめにすると、おかずいらずで助かります」(42歳/パート・アルバイト)

「三色弁当。彩りがきれいで安くて簡単!!」(51歳/主婦)

子どもに大人気「オムライス」「味付きごはん」

null

ふんわり黄色い卵の上に赤いケチャップがのったオムライスは、子どもたちに大人気、しかも材料費と手間が少なくて済む、嬉しいメニューですね。

ピラフや炊き込みご飯など具材入りご飯も、おかずが少なくて済むので節約になるとの声が多数。

「オムライス弁当。チキンライスに薄焼き卵をのっける。子どもたちも喜びます」(35歳/その他)

「オムライス弁当。ケチャップライスの中に残り野菜をたっぷり入れて、卵をかぶせてケチャップで適当にデコれば、子どもは喜んでくれる」(45歳/総務・人事)

「ピラフ。おかずが少なくて済むのが良い」(55歳/主婦)

「炊き込みご飯にする。おかずがなくても美味しく食べられます」(51歳/主婦)

パパっと作れて経済的な「麺弁当」

null

うどん、焼きそばなど、比較的安価な麺類も、節約弁当の強い味方。

具沢山にすれば、一品でお腹いっぱいになり、栄養もとれます。

温かいつけ汁を持参する“つけ麺”スタイルのお弁当も、これからの季節にいいですね。

「つけうどん。スープジャーに豚肉、長ネギやナスの入ったつけ汁や、和風のカレー味のつけ汁を入れて、茹でるなどして解凍した冷凍うどんをお弁当にします。うどんは安いので節約になります」(40歳/主婦)

「焼きそば弁当。味付けを少し濃いめにすると、冷めても美味しいと思う」(51歳/主婦)

「ひとつ19円の焼きそばを1週間(5日分)使っている」(55歳/主婦)

満足度アップ!スープジャー活用弁当

null

密閉性と保温性の高い“スープジャー”に、スープやお味噌汁を入れて持参すれば、ランチタイムに温かいものが食べられて、体も心もポカポカになりますね。

そのほかはおにぎりだけでも満足でき、スープや味噌汁は残り野菜の活用にぴったり、との観点から“節約弁当”としてスープジャーのお弁当を推す声が上がりました。

「スープジャーにスープを作る。温かくてお腹にもたまるしヘルシーで家族も嬉しいし、私もスープがあればおかずが少なくていいし、なんならおにぎりでも喜ばれるので節約に。スープなら半端に残った野菜やお肉など残り物も活用できる!」(39歳/主婦)

「おにぎりとスープジャーにお味噌汁。簡単に食べられてアレンジも利くので飽きにくい。前日の残り物も使用できるし、端野菜を味噌汁に入れることもできるので、冷蔵庫の整理にもいい」(34歳/主婦)

「スープジャーを活用しています。温かいオートミールスープは腹持ちもよく原価も安いので、家計に優しく健康的なお手軽弁当です」(35歳/広報・広告・デザイン)

作り置きと冷凍ワザで節約!

null

「前の日の残りのおかずをお弁当に詰めれば、お金も時間も節約になる」との声はたくさん寄せられました。

そのなかでも、ちょっと目先の変わった一品にアレンジする工夫や、冷凍保存してタイムラグを作る工夫など、美味しい節約弁当のためのアイディアをご紹介します。

「昨夜の余ったおかずをお弁当にすることが多いのですが、1日経ってさらに味が染みたきんぴら系が好評です。節約と時短と食品ロス対策になります」(53歳/主婦)

「夕飯や朝食を作りながら取り分けて冷凍して保存し、日にちを開けてメニューがかぶらないようにお弁当に入れています」(40歳/パート・アルバイト)

「日々のご飯のおかずをお弁当用のカップに取り分けて冷凍しておきます。時間がない朝でもそのまま詰めるだけで手作りおかずのお弁当ができます」(32歳/主婦)

「鶏そぼろや副菜は作ったら必ず少し冷凍して、弁当に使う」(47歳/パート・アルバイト)

日々、お弁当作りを意識して、こまめに冷凍保存しておくのも、節約とフードロス対策に効果的なようです。

皆さんのお弁当作りの節約アイディアをご紹介しましたが、いかがでしたか?

食材の工夫、お弁当箱の工夫、作り置きの工夫など、参考になりそうなアイディアがあればぜひ取り入れてみてください。

食品の価格高騰に負けず、お腹も心も満たされるお弁当作りを、これからも続けていきたいですね。

新井円
新井円

ライター、J.S.A.ワインエキスパート。札幌の編集プロダクションに勤務し、北海道の食・旅・人を取材。夫の転勤で上京後、フリーでライティングや書籍の編集補助に携わる。小学生のころから料理、生活、インテリアの本が好きで、少ない小遣いで「憧れに近づく」ために工夫し、大学では芸術学を専攻。等身大の衣食住をいかに美しく快適に楽しむか、ずっと大切にしてきたテーマを執筆に生かしたいです。小学生のひとり息子は鉄道と歴史の大ファン。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載