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もう家で荷物を待たなくていい!「宅配便ロッカー」が街中に増えてます

通販やネットショップで買ったものを受け取るとき、家まで届けてもらえるのはとっても便利なのですが、宅配便が来るのを家でじっと待っているのって案外ストレスになるんですよね。好きな時に、好きな場所で受け取れたらいいのに……そんな風に思ったことはありませんか?

ライフスタイルが多様化する昨今、宅配便の受け取り方も多様化しているんです。宅配便市場シェアNo.1(平成28年度・国土交通省調べ)を誇るヤマト運輸に、宅配便受け取りの最新サービスについてお話を伺いました。

いつでもどこでも…「自分のタイミング」で受け取りたい!

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従来の宅配便は基本的に、宅配便が家に来るのを待つという受動的なサービスでした。

配達時間の指定ができても、実際その時間に受け取るのってとても難しいですよね。たとえば平日、帰宅後に受け取ることにして、確実に在宅している19時~21時の時間帯を指定したとします。

働く主婦にとって、19~21時はゴールデンタイム! 子どもにごはんを食べさせ、お風呂に入れて、寝かしつけて……。確かに“在宅”ではありますが、宅配便を受け取るのは大変です。

しかし受け取り場所を変更することで、自分の好きな場所で、好きなタイミングで受け取ることができます。

前回の記事でもご紹介した、ヤマト運輸の会員制サービス『クロネコメンバーズ』では、“受け取り場所の変更”というサービスを提供しています。職場近くの宅急便センターで、帰宅途中にあるコンビニで、乗換駅に設置された宅配便ロッカーで……外出の“ついで”やちょっとした“寄り道”で、カンタンに受け取ることができるんです。

今回は、この中でも「宅配便ロッカー」について詳しくご紹介します。

誰でも使える「宅配便ロッカー」で宅配便が24時間受け取り可能に

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『クロネコメンバーズ』では、“受け取り場所の変更”で選択できる受け取り場所の中に、『PUDO(プドー)ステーション』があります。

『PUDO(プドー)ステーション』は、駅やスーパー、コンビニエンスストア、また駐車場や駐輪場など公共施設に設置されているオープン型宅配便ロッカー。

自宅に置く宅配ボックスと違い、設置やメンテナンスの必要がありません。自分の生活動線の中にある『PUDO(プドー)ステーション』を選択すれば、指定された『PUDO(プドー)ステーション』に荷物が届きます。

 

受け取る場合の利用方法はコインロッカーに似ていますが、メールで受け取った暗証番号を入力して、ハンコを押す代わりにタッチパネルに指で署名をするだけ。とってもカンタンです。

直営店は店舗ごとに違う営業時間がありますし、コンビニでの受け取りは、何も買わずに受け取るのが気まずかったり、レジが混んでいたりすると声を掛けづらく感じたり……意外と小さなストレスがあるもの。でもこの宅配便ロッカーなら、本当に自分の好きなタイミングで気兼ねなく受け取ることができそうです。

駅やスーパーでも!受け取りは「いつも行く場所」で

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『PUDO(プドー)ステーション』は2016年に始まったサービスで、2018年1月末の時点で全国に2,000台以上を設置。2018年3月末までには3,000台を目指しているといいます。

「まずは人口の多い1都3県を中心に設置をしています。今後はもっと数を増やして、ユーザーの利便性を高めていきたい」(ヤマト運輸)

設置場所は駅やコンビニエンスストアのほか、スーパーマーケットやドラッグストアなど、いわゆる“生活動線”の中に多くなっているのだとか。

「お客様の声が大きかったのが、まずは駅、その次はスーパーだったんです。通勤通学以外に毎日立ち寄る場所となると、やはりスーパーが多いのかなと」(ヤマト運輸)

ロッカーサービスとしては楽天が設置している『楽天BOX』、日本郵便の『はこぽす』などがありますが、『PUDO(プドー)ステーション』はヤマト運輸のみに限ったサービスではなく、複数の宅配事業者が同じロッカーを使用することができるシステム。現在はヤマト運輸のほか、佐川急便など4社でPUDOステーションを利用することができます。

 

いかがでしたか?

宅配便ロッカーだけでなく、コンビニエンスストアでの受け取りサービスなど、受け取れる場所はどんどん広がっています。宅配便は“家で待つもの”だけではなく、“好きな時に受け取れるもの”になってきているんですね。

自分のライフスタイルに合わせて無理なく受け取れるようになれば、忙しい主婦にとって、宅配便はもっと味方になってくれそう。あなたの家のそばにもきっとあるはずの宅配便ロッカーを、まずは探して、使ってみてはどうでしょう?


【参考】

パックシティジャパン | オープン型宅配便ロッカー

 

【取材協力】

ヤマト運輸営業推進部

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