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植物性×動物性のW抗酸化成分がとれる 「菜の花と鮭のホイル焼き」

菜の花の機能成分・グルコシノレート+ケンフェロールに、鮭のアスタキサンチンと、植物性と動物性の抗酸化成分がダブルでとれ、血流改善と脳の活性化に大貢献。

◎材料(2人分)

菜の花 1/2束
生鮭の切り身 2切れ
塩、こしょう 各少量
大さじ1
バター 16g
しょうゆ  少量

 

【作り方】
(1)アルミホイルは30㎝長さに切って2枚重ねにする。これを2セット用意する。
(2)菜の花は半分に切り、鮭は軽く塩、こしょうをふる。
(3)アルミホイルの上に、鮭と菜の花を等分してのせ、酒を等分してふり、バターを等分してのせる。アルミホイルをしっかりとじる。
(4)フライパンに水を深さ1㎝ほど入れて火にかける。沸騰したら(3)を並べ入れ、蓋をして中火で10分蒸し焼きにする。好みでしょうゆをかけてできあがり。

(ポイント)2枚重ねにしたアルミホイルの中央に材料をのせ、上下のアルミホイルを寄せて一緒に2、3回折り、両端も上に立ち上げるように数回折って、蒸したときに水が入らないようにきっちりとじる。

[菜の花はこんなにエライ]

春を代表する野菜・菜の花は、抗酸化力が高いとされるアブラナ科の野菜(キャベツ、ブロッコリー、小松菜など)のなかでも、抗酸化成分・グルコシノレートの含有量がダントツに豊富。特に、つぼみの部分に多く含まれています。

また、独特のほろ苦さは、ケンフェロールという成分によるもので、これも抗酸化作用が高いポリフェノールの一種です。抗酸化成分は細胞のさび=老化を防ぐのに大きく貢献。免疫力を高めて、風邪やインフルエンザなどにかかりにくくなるのをはじめ、血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐ作用で、認知症の予防にもつながります。

[菜の花の調理のコツ]

菜の花に豊富なビタミンB群とビタミンCは水溶性なので、損失を最小限にするため、さっと手早くゆでるか、蒸し器や電子レンジを利用しても。アクが少ないのでそのまま炒めてもOKです。

■監修■石原新菜 いしはら・にいな 1980年長崎県生まれ。2006年帝京大学医学部卒業。イシハラクリニック副院長。主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたる。​わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸しショウガ健康法』(アスコム刊)をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』(php研究所刊)、『研修医ニーナの731日』(海竜社刊)等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。日本内科学会会員。日本東洋医学会会員。日本温泉気候物理医学会会員。二児の母。

 

取材・文/沖田恵美 調理・写真/まなナビ編集室

(初出 まななび 2018/03/22)

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