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我が家の「大掃除の必需品」4選!整理収納アドバイザー・水谷妙子さんに聞きました

12月も中旬になり、いよいよ2022年の終わりも近づいてきました。スッキリした気分で新年を迎えるためにも「年末の大掃除」は大事。普段の掃除ではなかなか取り組まない場所や、汚れているとわかりつつ放置してしまうモヤモヤゾーン、ありませんか?

今回は、整理収納アドバイザーの水谷妙子さんに年末の大掃除で便利なグッズやサービスを教えてもらいました。

掃除のプロもオススメ!ハイホーム

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整理収納アドバイザーといえど、私は掃除が苦手……。複雑な機械やお手入れ必須の道具はハードルが高くなり、すぐに使わなくなってしまいます。普段からなるべく考えなくていい物を選ぶよう心がけていますが、今回は大掃除に使えるシンプルなグッズをご紹介します。

我が家は年に2回、プロの掃除サービスにお願いしてお風呂、キッチン(換気扇、シンク、コンロ)、エアコンの3箇所をピカピカにしてもらっています。

いつも来ていただいている方からオススメされたアイテムが、このハイホーム。 ヤシ油使用の石けんと天然の珪華石(湯の花)を配合した石けんクレンザーで、家じゅうの色々な場所に使えます

ドラッグストアやホームセンター、通販などで購入可能です(1,000円くらい)。

我が家は、キッチンのシンクの水垢落とし、トースターやレンジ庫内の焦げ落とし、お風呂の床の黒ずみ落としに使っています。素材によっては不向きな場所もあるので、目立たない場所で確認してから使うと安心です。

スポンジを使うと小さな穴の中に入ってしまうので、ラップやビニール手袋をした手でハイホームをすくって直接こすると効果的です。気になる場所の汚れ落としに、ぜひお試しください。

諦めていた場所に!パイプ職人シリーズ

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シンク、お風呂、洗面所が詰まって、流れが悪くなったり、嫌な臭いがした経験はありませんか?

こちら、コジットの「排水管つまりスッキリパイプ職人(1,300円くらい)」「毛づまりごっそりパイプ職人スリム(850円くらい)」は、排水管の汚れに特化したブラシ。目に見えない、手が届かない場所の汚れ取りにオススメです。

先端にブラシがついていて、細いワイヤーを動かして操作します。ここではとてもお見せできないような汚れが取れるのでスッキリします。排水管の種類、長さ、取り付け位置によっては使えない場合もあるので注意が必要です。

実は我が家では排水管だけでなく、重くて動かしにくい洗濯機や冷蔵庫の裏側のホコリ取りにも使っています。先端のブラシ部分にホコリ取り用のシートを巻きつけて、スキマにイン!

普段は諦めがちな汚れでも、大掃除の時は便利なアイテムを使って果敢に挑戦するようにしています。

【コジット 排水管つまりスッキリパイプ職人】

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子どもの記録をひとまとめ!作品思い出ボックス

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次に、収納用品をご紹介します。

子どもが持ち帰る絵や工作。落ち着いて整理する時間がなくて溜まりがち、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。年末は整理にピッタリのタイミングです。大きい画用紙や不揃いなアイテムをコンパクトに収納するなら「サクラクレパスの作品思い出ボックス」がオススメ。

作品をキレイに保管できるクリアポケットと、細かい作品を分類できるA4じゃばら式ファイルがついているので、さまざまな種類の作品をひとまとめにできます。生活空間に馴染むデザインで、買い足しやすいこともポイント(大小2サイズあり。大は2,200円くらい、小は1,800円くらい)。

子ども関連の物はどうしても増えがちですが、ある程度の整理は必要。

「このボックスに入るだけ」と決めて、入りきらない作品は写真や動画に撮って残すなど、工夫もできます。これはいつの作品?何の思い出?と覚えているうちにきちんと整理しておけば、後から親子で見返す時間も楽しいものになりますよ。

食べ切れない食材があるなら!フードドライブ

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ここからは、便利なサービスをご紹介。

大掃除が大変、時間がかかるという方の中には、物の手放し方がわからないから作業の手が止まるというケースがあります。知っておくと便利な情報をお伝えします。

年末は食品を買い込んだり、いただく機会があったり、キッチンの食品庫がパンパンになりやすい! こんなに食べ切れない……と困った経験がある方にはフードドライブ(食品寄付)がオススメ。家庭で余っている食品を集めて食に困っている方やフードバンク団体などに届ける取り組みです。

自宅の食品収納エリアに入りきっていない、ずっと家にあるけど誰も食べる様子がない。放っておくと食品ロスになる恐れがある場合は、整理をした後に寄付を検討してみてはいかがでしょうか。

まずは「自治体名 フードドライブ」で検索、食品の引き取り品目や条件はそれぞれ異なる場合があるので、あらかじめ調べてから、回収場所に持ちこみます。賞味期限ギリギリよりもゆとりがあった方が重宝されるようなので、あまり家に滞留させずに手に入ってすぐ寄付した方がいいかもしれません。

箱に詰めて送るだけ!古本の宅配買取サービス

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本の整理はしたけれど、いざ手放そうと思っても重くて大変。フリマアプリやオークションで売るつもりだけど、それも面倒……。年末の忙しい時期にピッタリな、本の宅配買取サービスをご紹介します。

私がよく使っているバリューブックスの宅配買取は、WEBで集荷を申し込んだら、段ボールに本を詰め込み、玄関で配達員さんに手渡すだけ。後日、本の査定結果が届き、指定口座に振り込まれます。店舗に持ち込みせず、家にいながら簡単に買取が完了。とても簡単です。

本の宅配買取「バリューブックス」はこちらから。

事前に買取価格の査定も可能で、本棚やバーコードをスキャンするたけでその場でわかるという方法も。自分で納得してから売ることもできます。 段ボールに詰めて送るというシステムは画期的で、スキマがあると埋めたくなって「手放せる本はないかな?」と整理を促進してくれます。

本好きの方にとっては悩みの種の本棚整理ですが、新たな本と出会うためにも整理して循環できるといいですね。

ただでさえ時間がない年末。効率よく大掃除を終わらせたいですよね。掃除グッズ、収納用品、サービスをご紹介しました。情報や道具を駆使して一年の汚れを取り除き、不用品を整理して、すがすがしい気分で新年を迎えましょう。


 

水谷妙子

整理収納アドバイザー。株式会社良品計画で『無印良品』の生活雑貨の商品企画・デザインを13年間務め、手掛けた商品は500点を超える。

2018年に「家が整うと、家族も整う」というコンセプトのもと、『ものとかぞく』を起業し、雑誌やWeb、テレビなどで活躍。著書に『水谷妙子の片づく家 余計なことは何ひとつしていません。』(主婦と生活社)『水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び』(主婦の友社)。
Instagram @monotokazoku

 

※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がkufuraに還元されることがあります。

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