子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

買ったけど「スタメン入りしなかった掃除グッズ」を調査!理由は効果だけじゃなかった…

ブラシからスポンジ、スプレーまで、さまざまな掃除グッズがあるもの。けれど、「よく汚れが落ちる」「掃除が楽になる」といった売り文句に心惹かれて使ってみたものの、「なんだかイマイチだった……」という経験はありませんか?

そこで、『kufura』では20代から50代の既婚女性102名にアンケートを行い、「買ったけれど、結局スタメンにならなかった掃除グッズはありますか?」と聞いてみました。どんなアイテムが、どういった理由で戦力外となったのでしょうか?

キッチンの掃除グッズ

null

「食器洗い用のシリコンブラシ。ネットで評判がよかったから買ってみたけれど、きれいに汚れは落ちないし、スポンジで洗った方が全然良いと思った」(56歳/主婦)

「シートになってるキッチンクリーナー。そのシートを使わなくても普通に落ちる」(55歳/主婦)

「哺乳瓶専用ブラシ。普通に100均で売っている細いスポンジブラシで十分だったから」(31歳/主婦)

「水筒用洗剤。わざわざ水筒だけのために使わないから」(30歳/総務・人事)

「専用の〇〇」グッズは、あまり使わなくなるという声が多いよう。出し入れの手間や持ちかえるのが面倒だったり、収納スペースだって必要に。普段使っているもので十分なら、それで意外と間に合うのかもしれませんね。

浴室の掃除グッズ

null

「お風呂の天井を洗う自動洗い機。使うのが面倒になった」(53歳/総務・人事)

「液体クレンザーで浴槽を磨くと新品同様にぴかぴかになるとネットで読んだ。湯垢で浴槽が変色していたのでそれが落ちるかと思って使用してみたがまったく変化がなく、一回使っただけでお蔵入りになった」(50歳/主婦)

「お風呂のブラシ。力を入れないと汚れが落ちないので」(51歳/総務・人事)

「お風呂の床用のブラシ。風呂の床をブラシでこすっても、あまりきれいにならない」(54歳/主婦)

お風呂の垢やカビは、なかなか強敵。いいと言われる掃除グッズでも苦労している方が多いようです。また、特別な機械などは準備・片付けの手間を面倒に感じて、次第に出番が遠のいて……というのも分かります!

トイレの掃除グッズ

null

「トイレの便座内に押すスタンプ。スタンプを押したからといって、便器内が汚れないわけではなく、結局他の道具で掃除をすることになるから」(24歳/パート・アルバイト)

「トイレの泡もこスプレー。結局ブラシでこすって掃除するし、缶タイプは使い終わったあとのゴミ処理が大変だから」(41歳/主婦)

「尿石取り洗剤。たくさんの回数を使わないので」(33歳/広報・広告・デザイン)

「トイレ掃除のブラシ。買ったもののあまり使えなかったからです」(42歳/その他)

「結局あまり落ちない」「あまり出番がない」といった声が多くありました。たとえ「こすらず落ちる」とうたうグッズを使ったとしても、ブラシ掃除はなくならないと答えた人もいました。使い終わったら処理しやすいかどうかもポイントのようです。

窓の掃除グッズ

null

「窓用洗剤泡スプレー。飛び散ってあまり綺麗にならなかった」(44歳/主婦)

「窓掃除のグッズ。磁石で挟んで拭くタイプ。外側が外れてしまい使わなくなった」(56歳/主婦)

「窓用ワイパー。まったく機能しない」(47歳/主婦)

「網戸の拭き掃除の手持ちモップ。簡単に掃除ができると思ったけど、取り外して洗っているので」(45歳/主婦)

「ブラインド用のハンドモップ。ブラインドを1枚1枚挟んでスライドして拭いていくのがとてつもなく面倒だった」(57歳/その他)

窓や網戸の掃除グッズの回答はかなり多く寄せられました。床面やサッシ部分を汚さないために養生して、窓の両面を拭いて……となかなかな労力が必要ゆえ、便利アイテムがあったらすぐに取り入れたくなってしまいますよね。しかし、「結局、雑巾で拭く」といったシンプルな掃除方法を好む方が多いようです。

床の掃除グッズ

null

「床用ワックス。床に置いている家具等を片付けるのが大変なので、面倒くさくて何年も放置している」(47歳/総務・人事)

「ワックス。床がピカピカになるのは嬉しいけど、面倒すぎて心が折れる」(50歳/主婦)

「クイックルワイパー。気軽に使えて楽だったが、細かい汚れを掃除するには手を使って雑巾がけをするほうが効果的だったから」(23歳/パート・アルバイト)

「底がモップになってるスリッパ。ごみの付いたスリッパを履いていたら汚れるので、スリッパを掃除するのが手間だった」(56歳/総務・人事)

「モップ。保管場所がいるし掃除をした後にモップを洗う手間も必要だから」(41歳/主婦)

「ホウキ草で作られた職人さんのホウキ。高かったので大切にしてしまい、日常使いができない」(53歳/その他)

床の掃除グッズで回答が多かったのが、ワックスがけのアイテム。「やっぱり面倒すぎる!」という声が圧倒的でした。その他、モップもその後に水洗いが必要、という点がネックに感じたと回答した人もいました。

その他の洗剤・掃除道具

null

「スチームクリーナー。重くて使いにくい」(50歳/営業・販売)

「100均の手のひらサイズの粘着テープ。コロコロした場所に粘着テープがはりついてしまうばかりで、ゴミはあまり取れず、粘着テープをはがすのが面倒だった」(46歳/総務・人事)

「掃除機の先端につける布団用のアタッチメント。布団の掃除まで手がまわらず、使用していません」(51歳/主婦)

「メラミンスポンジ。自分好みのサイズに切れるのは良いが、断面がキレイではないのが残念。しかも、いろんな所をやろうとしたら、やってはいけない素材があるのを知ってガッカリした」(49歳/総務・人事)

「100均で買ったミニほうきとちり取りセット。お菓子の食べこぼし用に買ったけど、小さすぎてそれすら掃けない」(40歳/その他)

「重曹スプレー。正直、期待していたほど落ちなかったから」(42歳/主婦)

「クエン酸スプレー。全く効果がなかった」(45歳/主婦)

コンパクトサイズのグッズや、重いものは、逆に使いづらいのかもしれませんね。洗剤類も、用途ごとに揃えるのではなく、コレ1本あればというものに出合えたから、重曹やクエン酸といったナチュラル洗剤では効果がイマイチだったから、との声も聞かれました。

 

今回のアンケートで驚きだったのは、「買ったけれど、結局スタメンにならなかった掃除グッズはありますか?」と聞いて「ない」と答えた方は0人だったこと! 誰もが、いろいろな掃除グッズを試しながら試行錯誤を繰り返し、自分に合うモノをセレクトしているんですね。

本格的な大掃除シーズンを迎え、新たに掃除グッズを揃える人もいらっしゃるのでは? 日常でも長く使えるアイテムに出合えるといいですね。

 

文/佐藤まきこ

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載