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丸1日「家事を休める」のなら、何をしたい?【5/25は主婦(主夫)休みの日】

清潔な服を着て、それなりに健康的な食生活を送り、まあまあ片付いた部屋でくつろぐ……。

こんな暮らしをキープするためには、種々雑多な仕事がつきものです。そうじ、洗濯、料理、家計管理、買い物、細々した仕事。加えて、育児や介護、地域の役割が追加される家庭もあるでしょう。

1つ1つは簡単だとしても、まとまって降りかかってくることで、日々の生活の自由が制限されたような負担を感じている方もいると思います。

5月25日は「主婦休みの日」。1月25日、5月25日、9月25日の年3日間制定されています。

家事は毎日のように降りかかる休みのない仕事。「主婦休みの日」は、つい忘れがちな、家庭を心地よく保つ“家事”をする人へ感謝を伝えるきっかけになる日があればという思いから制定されたそうです。

「そんなこと言っても休めない!」という人もまだ多いけれど、だからこその「主婦休みの日」。この日を知り、「そうか、うちの主婦(主夫)にも今日はリフレッシュしてもらおう」と思う人が増えることを目指しているそう。(※主婦とは、主夫など含め、普段から家事を主に担当している人を指すそう。最近は夫婦どちらも、「主婦と主夫」の組み合わせも増えていますよね)

皆さんは、丸1日“家庭にまつわる仕事”を完全に休めるとしたら、何をしたいですか?

今回は20~50代の既婚女性153人にアンケート調査を実施。

まず、多くあつまった5つの回答をランキング形式でご紹介します。複数回答の場合は、それぞれの項目でカウントしました。

5位:友達と「ゆっくり」会いたい(12人)

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「友達とだらだらと過ごしたいです」(42歳・主婦)

「友達と家でお菓子を食べながら、だらだらと愚痴をこぼしあいたい」(51歳・総務・人事・事務)

「朝、目覚ましをつけずに好きなだけ寝て、モーニングに行きたい。昼間はショッピングなどをして、明るいうちから友人と好きなだけ飲み歩きたい」(31歳・金融関係)

「学生の頃の友達とランチして、おしゃべりしたい。ずいぶん会ってないから、会いたいです」(49歳・主婦)

ライフスタイルが多様化する30~40代は、昔からの友人と疎遠になりやすい年代です。互いの仕事や家庭を慮りながらのスケジュール調整が難しく、友達と会うことをあきらめている人もいるかもしれません。

時間制限なしに「好きなだけ会いたい!」という思いが伝わってきますね。

4位:ショッピング(13人)

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「買い物。散財したい」(32歳・総務・人事・事務)

「大きいショッピングモールに行って、一日買い物やカフェで楽しむ」(50歳・総務・人事・事務)

「ゆっくりショッピング」(49歳・主婦)

「高いランチして高い洋服を買う」(35歳・総務・人事・事務)

日用品の買い物ではなく、自分のために、自分の好きなものをじっくり選ぶ時間を持つのが難しい方も少なくないと思います。選ぶ、買う、カフェで休む、街の空気を吸う、買ったものを試す……といったプロセスを踏むごとに気持ちがグングン上向きになりそう。

3位:美容活動(17人)

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「朝から岩盤浴に行って、エステに行って、ランチをして、昼寝して、旦那が作ったつまみを食べながらテレビを見たい」(36歳・主婦)

「1人で美容院、エステに行って映画館で映画を観たい」(33歳・その他)

「美容室に行き、1人でランチして帰宅し、昼寝をしたい」(42歳・総務・人事・事務)

「エステ三昧」(39歳・企画・マーケティング)

プロの手を借りて、自分自身をメンテンナンス。出かける前よりもツヤツヤになった髪や肌を鏡で見たら、しばらくいい気分でいられそうです。

2位:自宅で「ダラダラ」「ゴロゴロ」過ごす(27人)

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「ずーっと寝ていたいです」(41歳・デザイン関係)

「ダラダラお菓子を食べたり、コンビニで買った食べ物を適当に食べてグータラしたい」(43歳・主婦)

「一日中ゴロゴロしたい。食事作りがないだけでも幸せ」(52歳・主婦)

「韓国ドラマを見ながらゴロゴロしたいです」(36歳・その他)

「ずーっと寝ながら携帯でゲームしたりダラダラ過ごしたい」(36歳・ 総務・人事・事務)

「何も気を遣わず、だらけたい」(52歳・総務・人事・事務)

1日、何もしなくていいのなら「“あえて”何もしない」という方が多く寄せられました。皆さん、“自宅”が仕事場のようになっていて、何もしない時間を手に入れにくい時期を過ごしているのかもしれません。

1位:日帰り旅行(28人)

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「温泉旅行に行って、温泉に入って美味しい料理とビールを飲みたい」(54歳・主婦)

「ひとり旅をしてみたいです」(34歳・企画・マーケティング)

「日帰りでギリギリ行ける所に行くと思う。京都に行って嵐山散策とか、山陰で温泉に入ってカニ食べるとか。飛行機なら北海道や韓国に弾丸ツアーもできそう」(56歳・主婦)

「旅行へ行って家事を一切休みたい」
(49歳・主婦)

帰宅時間も夕ご飯のメニューも何も考えずに、1人で、または友達や家族と日帰り旅行。希望の行先は、“温泉”が圧倒的人気でした。「家でダラダラ・ゴロゴロ」という声が目立ちましたが「家庭を出てダラダラ・ゴロゴロ」を望む方も多いようです。

「別にしたいことはない」その理由は?

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今回のアンケートでは、少数ながら以下のような声もありました。

「友人と遊ぶことも夫に家事を手伝ってもらうことも、普段からしょっちゅうしているので、あまり考えたことがなかった。いつもは面倒で絶対やらないような凝った料理レシピを作る日にしたい」(27歳・その他)

「夫婦2人なので1日休むことはいつでもできるし、普段も主婦業にそんなに時間を取られておらず、好きなことができているので、差し当たってしたいことはありません」(59歳・主婦)

家庭を支える“主婦業”の負担感は、“ケア”が必要な家族の有無、家事分担の状況、勤務形態などによって、ライフステージとともに時々刻々と変わっていくのだと思います。

休めるなら、したいことはあるけれど…

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今回のアンケートではこんな声もありました。

「片付けのことなんて考えずに食べ散らかし、ゴミ捨てのことなんか考えずに朝慌てずゴミ集めをせず、食器洗いのことを考えずにお皿を使う。家で誰かが何かをやってくれる前提で過ごす」(35歳・主婦)

「家事代行を頼んで家の掃除とか全部してもらいたい。主婦業を休んでも、次の日に溜まった家事をするのは嫌だから」(55歳・総務・人事・事務)

仮に休めたとして、休んだ分だけ後からツケがまわってくることを避けたいという思いが垣間見えます。

 

以上、今回は既婚女性に聞いた「家庭にまつわる仕事を1日休めるならしたいこと」をお届けしました。

家事は、エンドレス。せっかくゴールしても、翌日は新しいスタートに引き戻される……の繰り返しです。まるでメビウスの輪の上をマラソンしているかのように。

「主婦休みの日」をきっかけに、皆さんに休息と癒しとしばしの自由が訪れますように!

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