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愛猫の名前の由来を教えてもらいました。好きなキャラクターと同じ、第一印象で決定も

猫は飼い主さんにつけてもらった自分の名前をちゃんと覚えています。なかには呼んだときに「ニャッ」と返事をする猫もいるほど! 名前をつけると家族の一員になったような気がしますよね。今回『kufura』では、猫を飼っている・飼ったことがある10〜80代の飼い主さんに、「愛猫の名前と由来」についてアンケート調査を行いました。毛色や歴史上の人物など、名前の由来はさまざま。なぜその名前になったのか、愛玩動物飼養管理士(ペットケアアドバイザー)の筆者とともにみていきましょう。

クロ、ハルプ、ミルキー……毛色や毛柄を見て命名

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「クロ。見た目が真っ黒だったから」(35歳/女性/その他)

「みいちゃん。三毛猫のメスだから」(45歳/男性/総務・人事・事務)

「マリ。雄だけど白くて綺麗だから雌に付けるような名前になった」(52歳/男性/その他)

「ハルプ。体の色が左右違う為、半分半分の意味でドイツ語のハルプと付けた」(55歳/男性/営業・販売)

「しまちゃん。縞々の柄だったから」(56歳/女性/営業・販売)

「ノワール。黒猫で気品を感じられたから」(31歳/男性/その他)

「麦くん。小麦色の毛並みから」(51歳/女性/主婦)

「ミルキー。白いから」(54歳/男性/公務員)

「ココア。毛色がココアの色に似ているから」(70歳/男性/その他)

「ちゃとら。体が茶トラ模様だから」(55歳/男性/総務・人事・事務)

最も多かった名前の由来は毛色です。パッと見て思いつきやすく、誰もが覚えやすいことも人気の理由でしょう。

「しろ、くろ、しろくろ、ちゃいろ、ちゃちゃ、毛の色で見分けが付くから」(46歳/男性/その他)

と、猫の多頭飼育をしている家庭や猫を飼い続けている飼い主さんは、区別がつくように毛色の名前で呼んでいるかたもいるようです。

「ポッキー。色がポッキーっぽかった」(40歳/女性/その他)

「タビーとチビ。白ソックスをはいているようにみえるから足袋ーで、チビは初めての猫でとても小さかったから」(72歳/女性/その他)

「まゆ。眉毛のような模様があったから」(48歳/男性/営業・販売)

靴下を履いているようにみえたり、眉毛のような模様があったり、毛柄などの個性的な特徴から名付けている飼い主さんもいました。

サスケ、ジジ、ミック…漫画やアニメの登場人物や有名人の名前

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「サスケ。顔立ちが忍者のような、影武者のような少し影のある感じだったので名付けました。漫画の『NARUTO –ナルト-』の影響だったと思います」(34歳/女性/主婦)

「名前はメイです。アニメのトトロに出てくるメイから名づけました」(38歳/男性/研究・開発)

「ホセ。映画にでてきた猫に似てるから」(48歳/男性/その他)

「シッポナ。アッコちゃんが飼っている猫の名前」(56歳/男性/総務・人事・事務)

「イクラ。アニメサザエさんに出ているキャラに似ていたから」(58歳/男性/その他)

「ガンダムのキラ・ヤマトから『キラ』と名付けました」(52歳/男性/その他)

「ジジ。子どもが魔女の宅急便が好きだったから」(48歳/女性/その他)

「たま。アニメが由来」(39歳/男性/総務・人事・事務)

漫画やアニメ、映画のキャラクターの名前を猫につけた人もたくさんいました。名付けの理由は、猫がキャラクターに似ていた、子どもが好きだから、小さい頃に見ていたアニメの影響など、さまざまでした。

「クレオパトラからとって、ぱとらちゃん、と呼んでいた。目元が似ていた」(47歳/女性/主婦)

「おニャン子クラブにちなんで、ニャンコにした」(41歳/男性/金融関係)

「ナポ。ナポレオンからとりました」(55歳/女性/主婦)

「ミック・ジャガーからとってミック」(44歳/男性/営業・販売)

歴史上の人物や芸能人、ミュージシャンなど、憧れの有名人の名前を猫につけるケースも。思い入れのある人と一緒に暮らしているみたいで、名前を呼ぶのが楽しくなりそうですね。

出会ったときの様子や季節など、第一印象で決定

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「ミーちゃん。ミーミー鳴いていたから」(25歳/女性/その他)

「ニャンコ。保護猫であるが、家に迷い込んだ時から、『ニャン、ニャン。ニャン、ニャン』泣いてばかりいたから。最初は、『ニャン』と付けていたが、メスと分かったので、コをつけて、『ニャンコ』としました」(76歳/女性/主婦)

「にー君。小さい時『に―にーにーにー』と鳴いていたので娘が名付けました」(61歳/男性/その他)

猫の鳴き声といえば「ニャー」と思うかもしれませんが、子猫のころは「ミー」や「ニー」と聞こえることがあるといいます。そんな鳴き声が名前の由来になっていることも。猫の鳴き声に気づいて保護して飼い始めるケースもあるので、名前を考えるときに思いつきやすいのかもしれません。

「スキマーです。建物と建物のスキマにいたのを拾ったから」(74歳/女性/主婦)

「ぷう。ほんわかとした猫だったから」(56歳/男性/コンサルタント)

「ライチ。迎えた日に見かけたものだから縁を感じて」(38歳/女性/主婦)

「ソラ。空に向かうように飛び跳ねているので」(40歳/男性/コンピュータ関連技術職)

保護したときの状況や第一印象から命名したという回答も。名前を呼ぶたびに出会った日のことを思い出せる素敵な名前ですよね。

「秋に拾ったから『くり』にしました」(36歳/女性/主婦)

「春に生まれたからつくしちゃんにした」(72歳/女性/主婦)

「あけび。秋生まれで、茶色の毛色が印象的だったから」(42歳/女性/その他)

と、生まれた季節や出会った時期のイメージで名前をつけた飼い主さんもいました。

「ポンタ。狸みたいな顔だったので」(62歳/男性/その他)

「桃太郎。拾った時、鼻の頭がピンクで可愛かったので、ピンクと命名。しかししばらくたって、オスであることが判明したので、桃太郎に改名しました」(55歳/女性/主婦)

「ミミ。耳が少し垂れ気味で可愛かったから」(50歳/男性/その他)

「ソラ。空のような目をしていたから」(47歳/男性/その他)

「もこたろう。毛がもこもこしていたから」(44歳/女性/総務・人事・事務)

顔立ちや身体的な特徴のインパクトで決定したケースも多いようです。猫なのにタヌキ顔、もこもこの被毛など、飼い主さんが見つけたさまざまな特徴からインスピレーションを受けた名前になっています。

よもぎ、パララ、チャオ…食べ物や言葉の響きなど意外な由来

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「チビ。野良猫を拾って仮の名前でチビと付けた。何の準備もなく飼うことになったので、家族の中で名前がまとまらなくて結局仮の名前が定着してしまった」(43歳/女性/その他)

「もも。名前を考えている時に桃を食べていたから」(28歳/女性/金融関係)

「ロン。シャム猫だったのでカタカナの名前を母親が付けた」(51歳/男性/総務・人事・事務)

「よもぎ。3文字でひらがなで和風で食べ物の名前にしたかったから」(46歳/男性/その他)

「パララちゃん。語感がいいから」(29歳/男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「チャオ。チャオチャオバンビーナというイタリア語から付けた」(70歳/男性/その他)

「ちーこ。かわいらしい響きにしたかった」(38歳/男性/会社経営・役員)

「ミー。自分と母の名を一字とった」(51歳/女性/その他)

仮の名前が定着したり、食べ物の名前をつけたり、語感を重視したりと、ユニークな名付けのエピソードもあります。オンリーワンの名前には愛着がもてそうですね。

飼い主さんの愛情あふれる名前の由来エピソードをご紹介しましたが、いかがでしたか? 猫を飼い始めたら、まず最初に行うのが名付けですが、どんな名前にするか迷ったら、一例として参考にしてみてはいかがでしょうか。

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