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ママ友作りの第一歩!「最初のひと言」なんて声かけた?その後の会話が続きやすい話題とは

入園・入学シーズンの4月は、新たな出会いの季節。子どもを持つママの中には、「ママ友ができるかな?」と不安に思っている人も少なくないと思います。そこで『kufura』では、子どものいる20〜50代の女性140人にアンケートを行い、ママ友作りのきっかけとなった「ママ友に声をかけたときの最初のひと言」を調査。その言葉を選んだ理由や、初対面のママからそのようなひと言をかけられたときの気持ちも聞いてみました。

ママ友作りは最初のひと言を選ぶことから始まる!?

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まずは、自分から声をかけたというママに、どのような言葉をかけたのか、またその言葉を選んだ理由についてそれぞれ教えてもらいました。

【子どもの年齢についてのひと言】

「こんにちは。お子さんはおいくつですか?」(41歳/主婦/子ども9歳・13歳)

「お子さん、かわいいですね。何歳ですか?」(27歳/主婦/子ども1歳・3歳)

「お子さんはおいくつですか? 1人目のお子さんですか?」(49歳/主婦/子ども8歳・13歳・15歳)

最初のひと言として、「何歳ですか?」と子どもの年齢を聞いたという人がたくさんいました。相手の子どもの年齢は気になるところだし、自分の子どもと年齢が近ければ、共通の話題があるので話も盛り上がりそうですよね。「こんにちは」「かわいいですね」といったひと言を付け加えると、より柔らかい感じで、相手に好印象を与えることができそうです。

<その言葉を選んだ理由>

「子どもの年齢が近いとなんとなく話が弾むと思ったので、まず最初に相手のお子さんの年齢を聞いてみました」(41歳/主婦/子ども9歳・13歳)

「お子さんは何歳ですか?というひと言は、相手がいちばん答えやすい質問だと思うし、そこからいろいろと会話もしやすいからです」(34歳/総務・人事・事務/子ども1歳・6歳・8歳)

「シンプルな質問ですが、そこから学校や習い事など、いろんな話題に会話を広げることができると思いました」(38歳/その他/子ども5歳・8歳)

「子どもの年齢によって、できることや悩みも違うので、自分の子より上だと参考になる話が聞けるし、下の場合もあるあるの話で盛り上がることができると思ったからです」(34歳/主婦/子ども7歳・9歳)

やはり子どもの年齢が近いと会話が弾むという理由で、このひと言を選んだ人が多い様子。子どもの年齢に関する質問は、相手のママにとっても答えやすいので、変に困らせたりすることもなく、子どもの年齢に合わせた会話をいろいろと楽しむことができそうですね。

【子ども同士の交友関係についてのひと言】

「いつもうちの子から仲良くさせてもらっていると聞いています。ありがとうございます」(42歳/主婦/子ども9歳)

「〇〇ちゃんのママですか? いつもうちの子が遊んでもらっているようで、ありがとうございます」(35歳/主婦/子ども2歳・5歳)

「うちの子がいつも、“今日も〇〇ちゃんと遊んだよ”と教えてくれるんです」(33歳/その他/子ども2歳)

「娘がよく〇〇ちゃんの話を家でしています」(33歳/金融関係/子ども0歳・4歳)

園や学校で、すでに子ども同士が友だちになっている場合は、相手のママに最初にこのひと言をかける人が多いようです。「仲良くしてくれてありがとう」と言われて嫌な気持ちになる人はいないし、子ども同士だけでなくママ同士も仲良くしたいと思っている人も多いと思うので、初めてのひと言としてかなり良さそうですね。

<その言葉を選んだ理由>

「子ども同士が仲良しだということを相手のママに伝えて、ママ同士でも仲良くなりたいと思ったから」(35歳/主婦/子ども2歳・5歳)

「子ども同士の仲が良ければ、共通の話題で親同士も楽しく話せると思ったので」(52歳/総務・人事・事務/子ども16歳)

「子どもがその子といると楽しそうなので、素直に“いつも遊んでくれてありがとうございます”とお礼の気持ちを伝えたかったからです」(38歳/主婦/子ども11歳・13歳)

「ありがとうとお礼を言われて嫌な人はいないと思うので、いつも子どもが遊んでもらってありがとうございますと声をかけるようにしています」(32歳/主婦/子ども3歳・5歳)

子ども同士が仲良しだと共通の話題が多いし、ぜひママ同士でも仲良くしたいと思って、このひと言を選んだという人が目立ちました。また、自分の子どもと仲良くしてくれるのがただただ嬉しくて、とにかく感謝の気持ちを伝えたかったという人もいました。

【子どもを褒めるひと言】

「遊んでいる子どもを見ながら、かわいいですねとか、すごい上手ですねなど、相手の子どもの仕草や行動を褒める感じで話しかけます」(45歳/主婦/子ども5歳・9歳)

「お子さんはもうお座りができるんですねなど、子どもの発達について褒めるひと言から始めます」(36歳/主婦/子ども0歳)

「お子さん、すごくお話が上手ですね」(32歳/主婦/子ども2歳・5歳)

相手の子どもを褒めるひと言をかけたという人も、けっこう多いようです。シンプルに「かわいいですね」などと言うのもいいですが、「おすわりができるんですね」「お話が上手ですね」といった、子どもの発達を褒めるような声かけをするのもおすすめのようです。

<その言葉を選んだ理由>

「お話が上手ですねなど、相手のお子さんを褒めると喜んでもらえるし、心も開いてもらいやすいと思うからです」(32歳/主婦/子ども2歳・5歳)

「子どものことを褒めながら笑顔で話しかけられれば、悪い気がする人はあまりいないと思うし、相手も笑顔になってくれるからです」(45歳/主婦/子ども5歳・9歳)

子どもが褒められるのは、親としては嬉しいものですよね。また、子どもの発達が気になる親御さんも多いと思います。発達に関する声かけをすることで、そこからいろいろと子どもに関しての会話も広がるため、このひと言を選んだという人が多いようです。

【ほかにもまだある!最初のこんなひと言】

「こんにちは、今日は天気がいいですね」(31歳/その他/子ども3歳)

「〇〇ちゃんのママですか? 私は××のママです」(43歳/その他/子ども3歳)

「同じ〇〇組ですね。よろしくお願いします」(43歳/主婦/子ども4歳・7歳)

「子どもを遊びに連れて行った先で、ここの施設にはよく来られるんですか?と声をかけました」(33歳/主婦/子ども1歳)

「子どもの習い事のときに、けっこう長く通われているんですか?と声をかけました」(43歳/主婦/子ども5歳・8歳)

ほかにもいろいろなひと言がありました。特に多かったのは、天気に関するひと言。当たり障りのないひと言なので、初対面のママと話すときの第一声にもおすすめです。なお、どんなひと言をかけるにしても、笑顔で声をかけるというのは必須条件。相手に好印象を与えるために、表情や声のトーンなどにも気をつけて、声をかけるようにしましょう。

知らないママから声をかけられたときの気持ちは?

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では、自分から声をかけたのではなく、上記のようなひと言で声をかけてもらったママたちは、どのような印象を持ったのでしょうか? そのときの気持ちを聞いてみました。

「自分から話しかけるのが苦手なので、“お子さん、おいくつですか?”と話しかけてもらったときは嬉しかったです」(50歳/主婦/子ども10歳・23歳・25歳)

「最初に子どもの年齢を聞かれて、子どもの月齢が近いことがわかったときは、すごく親近感を覚えました」(37歳/主婦/子ども0歳・3歳)

「ママから“子どもが仲良くしてもらってありがとうございます”と声をかけてもらい、息子が良い友人関係を築けていることがわかって嬉しかったです」(42歳/主婦/子ども9歳)

「自分からはなかなか話しかけられないので、“〇〇ちゃんのママですか?”と声をかけてもらえて助かりました」(37歳/主婦/子ども9歳・14歳)

「向こうから、“こんにちは、暑いですね”と話しかけられましたが、当たり障りのない自然なひと言で、適度な距離感が持てる人なんだなと好印象を持ちました」(39歳/公務員・団体職員/子ども2歳・4歳)

ほとんどの人が、相手から声をかけてもらえて嬉しかったと感じた様子。子どもの年齢、子ども同士の交友関係、天気の話題など、どのひと言もママたちにとっては印象が良かったようなので、これらの声かけは、ママ友作りの最初のひと言にピッタリといえそうです。

初対面のママには声をかけづらく、なかなかママ友作りのきっかけがつかめないという人も意外と多いもの。ご紹介したママたちの最初のひと言を参考に、この春は勇気を出して、まずは自分から声をかけてみてはいかがでしょうか? そのひと言がきっかけで、かけがえのないママ友が見つかるかもしれませんよ。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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