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義理の両親に言われて「ショックだった一言」は?嫌いになりたいわけじゃないのに…既婚者の体験談

配偶者の両親とは、できるだけ良好な関係を築きたい……とは思いつつ、性格や習慣の違いなどもあり、上手くいかないことも多いよう。

具体的にはどんな行き違いが?を教えてもらうため、今回『kufura』では既婚の男女171人と、「結婚した子どもがいる」男女74人にアンケート。それぞれ「義理の両親」「義理の娘・息子」との関係について聞きました。

この記事では、義理の娘・息子側からの「義理の両親に言われてショックだった一言」をご紹介します。次回の「子どもの配偶者に言われてショックだった一言」も、ぜひあわせてお読みください。

会う頻度に関する一言

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回答のなかで目立ったのが、帰省をはじめ、義理の両親に会う頻度に関するもの。

「もう少し帰って来る機会が多いといいな、みたいなことを言われて、いやいやしょっちゅう会ってるじゃんと思った」(41歳女性/主婦)

「義理の実家に帰った時に、“全然孫に会えていなくて悲しい”とグチを言われた。年に2回は帰省しているのに……とモヤモヤした気持ちになった」(55歳女性/その他)

「会食を頻繁に求められて困る」(49歳男性/総務・人事)

忙しい毎日のなか、なるべく義実家の期待に応えようと帰省したり、会いに行ったりしていても、「まだ足りない」と言われてショックだった……という声が多数寄せられました。自分の子どもや孫と、多く&長く会いたいという気持ちはわかるものの、過度な期待は重荷になってしまうようです。

“何度も言われる”“きつく言われる”などの声もあり、伝え方の印象というのも、傷つく要因のひとつかもしれません。

親世代の価値観を押しつける一言

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価値観の違いを指摘する回答も、多く寄せられました。

「“家事が手抜きで主婦の自覚が足りない”と言われたこと。私も働いていて、夫より勤務時間も長く、所得も多いのですが……」(42歳女性/その他)

「出してもらった料理に手を出そうとしたら、これは息子(私の夫)がまだ食べてないからと、言われた」(49歳女性/その他)

「息子(私の夫)は大黒柱なんだから、もっと立ててあげないと、とポロっと言われた。普段は理解があるようでも、やっぱりその世代の価値観があるんだなと思った」(39歳女性/公務員・団体職員)

「“なんで仕事をしているの?”と聞かれること」(33歳女性/総務・人事)

義両親の世代では、女性が働いている割合は今ほど多くありません。そういう背景を考えても、配偶者の両親が自分たち夫婦とは異なる考え方なことは、理解できますよね。ただ、それを押しつけられてしまうのは、なかなかにキツイものです。

子どもについての一言

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こちらは、子どもをどうするかについての一言。

「41歳を過ぎてもまだ、“子どもはつくらないのか?”と言われた。できないものはできないのにと悲しくなった」(55歳女性/主婦)

「結婚して数年経ったころ……子どもができない事で、義母に“デパートで買ってくるかい?”と、冗談混じりに言われたことがとてもショックで、結婚して25年が経った今でもその時の光景をハッキリ覚えています。結局我が家は子なし夫婦になりました」(48歳女性/主婦)

「義実家に行く度に“子どもはまだできないのか”と言われる時。子どもを産んでない私はそんなに悪者なの?って思う」(36歳女性/主婦)

「第2子を授かったときに、“次は男児でなきゃしょうがない”と言われたこと」(53歳女性/その他)

子どもについては、夫婦それぞれの悩みや考えかたがあるもの。親であっても価値観や期待を押しつけられるのはツライですよね。周りからの言葉に必要以上に一喜一憂せず、自分自身や配偶者にとって、いい形を見つけていきたいものです。

わが子を甘やかす一言

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自分の子ども(夫)を甘やかしているのがどうにも……という回答も。

「“夫に逆らわないで聞き流しなさい!”って意味が分からない。自分の息子が一番かわいいから仕方ないんだなあ、と思っています(50歳女性/主婦)

「普段は何もしない旦那が、義理の実家のご両親の前では、何でも気が回る旦那を演じていて、それをご両親が褒めるの繰り返し……どん引きします」(46歳女性/主婦)

「夫が健康診断で引っかかったり再検査になった時に、義母から“あなたがちゃんとしていないからこうなった!”と責められて、悲しくなりました。再検査の結果、夫は健康に問題はないことが分かったのですが、義母から謝罪のことばはありませんでした」(43歳女性/主婦)

「わが子」とは言っても、もう立派な社会人。別の家庭をもっているのだから、子離れ・親離れをして欲しい、と思っている人が多いよう。義両親だけでなく、配偶者の心持ちが原因のストレスもありそうです。

その他の一言

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他にも、ショックを受けた一言は人それぞれ。

「義理の母に教えてもらった料理を、実家の母に作って食べてもらったら美味しいと喜ばれたと話すと、“ちゃんと作れるわけないのに”とボソッと言われ、心にグサッと刺さった」(59歳女性/主婦)

「ともに20歳で結婚することを言ったときに、“失敗(離婚)したらどうするの? 恥ずかしくて親戚にも言えない”と言われた事」(47歳女性/主婦)

「子どもに“ゲームさせてもらえないの?”と言ったり、“〇〇を買ってもらえないの?”と言ったり。子ども相手にそんな言い方をしなくても…と腹が立ちました」(54歳女性/主婦)

「LINEのアカウントは旧姓のまま使用しているが、結婚して早々に“名字が変わっていませんよ”と言われた。仕事やこれまでの付き合いの人には旧姓で接してほしいからそのままにしているので、そんなところまで!とショックだった」(30歳女性/営業・販売)

どれも、自分が言われたら落ち込んでしまいそうな一言。上手く付き合っていきたいと思っている義両親からのコトバだからこそ、言われた方はずっと記憶に残っているという場合も多いようです。

義理の親子に限ったことではありませんが、何気ないひとことが相手にとっては深く傷つく場合もある、と認識して、日頃から丁寧なやりとりを心がけたいものですね。

もしかしたら反対に、自分自身が義理の両親を傷つけてしまっているケースもあるのでは……ということで、次回は立場を入れ替えて、義理の両親が「子どもの配偶者に言われてショックだった一言」をご紹介します。

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