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【夫編】実はいろいろ気遣っている!? 妻の実家とうまくやっていくための心がけを既婚男性197人に聞きました

結婚生活にかかわる諸問題の中でも、デリケートなテーマのひとつが義実家との関係。愛するパートナーの両親であり、そしてわが子のおじいちゃん、おばあちゃんに当たる義父母とは、できるだけ円満な関係を築いていきたいものですが、なかなか難しい面もありますよね。

今回は、20代~50代の既婚男性197人を対象に、妻の実家とうまくやっていくために心がけていることをテーマにアンケート調査を実施しました。

直接対面する機会をもつ

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「正月休みや夏休み、ゴールデンウィークなどは必ず妻の両親に顔を出すようにしている」(47歳/その他)

「子どもがいるのでこまめに子どもの顔を見せる為に実家に行きます。子どもの顔を見ると喜んでくれます」(29歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「こまめに家に呼んでいる。お茶菓子など食べながら雑談している」(56歳/研究・開発)

今回のアンケートでまず多かったのは、実家にこまめに顔を出すようにしているとの声。やはり接触頻度が高ければ高いほど、心の距離は縮まりやすいもの。コロナ禍での行動制限もあり、直接対面するのが難しい場合、代替手段としてウェブ越しでも顔を合わせる機会を積極的に作るのがよいかもしれません。

プレゼントを贈る

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「離れた所に住んでいるので、定期的にプレゼントを贈る」(56歳/企画・マーケティング)

「父の日、母の日、敬老の日等の贈り物」(58歳/営業・販売)

「妻の実家に家庭菜園で作った野菜を送っています」(52歳/その他)

直接会っても会えなくても、プレゼントを贈ることで親愛の情を伝えることはできます。決して高価なものでなくても、義両親としては「娘夫婦から気にかけてもらえている」ということ自体がうれしいものですよね。

コミュニケーションのとり方を工夫する

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「義理のお父さんと定期的に飲みに行く」(45歳/営業・販売)

「父さんと話があうようにスポーツのネタを仕入れておく」(49歳/総務・人事・事務)

「義理の母ととことん世間話する」(46歳/研究・開発)

「義実家を訪れた際、妻の母に妻の良いところを伝える」(30歳/会社経営・役員)

個人的に「これは技あり!」と絶賛したくなったのは、“妻の良いところを伝える”というアイディア。娘を褒められてうれしくない親はいませんし、そういうことをサラっとできる婿殿の評価も爆上がりしそうです。

義両親の手助けをする

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「介護と通院の補助。妻の代わりに運転手になったりしている」(51歳/営業・販売)

「農家なので田植えなどの手伝いをする」(55歳/コンピュータ関連技術職)

「実家の草刈りを率先して行っている」(49歳/会社経営・役員)

義実家のために、精力的に動く夫のホスピタリティが素晴らしい! きっと義両親との関係も夫婦関係も円満なのではないでしょうか。

敢えて距離をおく

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ここまでは積極的に関わるケースを紹介してきましたが、義実家とは距離をおいているとの声もかなりありました。

「最低限度しか実家に帰らずできるだけ関わらないのが円満のコツ」(37歳/その他)

「妻の実家とは妻が上手く取り繋いでくれていますが僕はあまり関わりはありません」(39歳/その他)

「妻の実家に行ったことがないし、妻の両親とも10年以上会ってない。けど、私がいないときに、自宅に来るみたい。それがうまくいっている秘訣かも」(49歳/研究・開発)

無理に親密に付き合おうとしてお互いにストレスをためるのではなく、妻の両親のことはあくまで妻に任せるというのもひとつの考え方かもしれません。

我を出さないようにする

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「直接文句を言わない」(39歳/その他)

「返答するときは必ず“そうですねー”から。あまり逆らわないようにしています」(59歳/公務員)

「なるべく笑顔でいるように心がけてイライラせずに大きな心を持つ意識」(26歳/その他)

妻の両親の言動や態度に何か思うことがあっても、いちいち口に出しては角が立つから……と、じっと我慢している夫もいました。義実家に限らず、人付き合いをするうえで、ある程度のスルースキルは必要。これは夫と妻を逆にした場合も、共感する人が多いのではないでしょうか。

 

以上、妻の実家とうまくやっていくために夫が心がけていることをお届けしました。妻のことは好きでも義実家はちょっと苦手という人もいれば、義両親との関係が実の親同然かそれ以上に良好という人もいるでしょうが、みなさんいろいろ工夫していることがうかがえます。みなさんのご家庭はいかがでしょうか!?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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