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ヒトってどうなってるの?話題の 国立科学博物館「人体」展レポート

人類が「人体」の構造や機能をどのように理解してきたのかについて、先人たちの挑戦の歴史と医学研究の最先端をまとめた『人体 -神秘への挑戦-』が上野の国立科学博物館で本日2018年3月13日より開催されます。

『kufura』編集部では、ひと足お先に国立科学博物館で行われた内覧会の様子をレポートします。

「人体」を知ることは科学の歴史を知ること

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この『人体 -神秘への挑戦-』展は、現在も放送中のTV番組『NHKスペシャル|人体 神秘の巨大ネットワーク』と連携し、最先端の研究成果で人体の構造や機能を解説しています。

NHKの最先端番組と博物館の展示をコラボレーションするにあたって、国立科学博物館 副館長 兼 人類研究部長 篠田謙一さんは、

「NHKの番組は現時点での最先端研究ですが、歴史の中では一断面ともいえます。

そのため、展覧会のスタートはルネサンス期に設定し、わたしたちがどの様に“人体”を理解してきたのかを流れで追うことが良いのではと思い構成を作りました。

過去、人間が“人体”をどうやって理解する努力をしたのかを知って、今後自分たちはどう理解していくのか考えて帰ってくれたら良いですね」

とお話しされていました。

違いだけじゃなくて、似ているところ探しも!

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『人体展』というと人体模型などでグロテスクなのでは……?と懸念される方もいらっしゃるかと思いますが、ヒトの臓器標本などを見たくない方は、目に触れずに進められるように配慮されています。

また、子ども向けの「数字で知ろう人体」など、子どもと一緒に興味を持てるような展示も随所にありました。

国立科学博物館 名誉研究員 山田格さんにお子さんと一緒に鑑賞するポイントを伺ったところ、色々な動物との“違い”だけに目を向けるのではなく、“同じ”ところを探してみてくださいとのこと。

山田さんの研究領域は「クジラ・イルカ」だそうですが、実は“人体”と共通するところもあるとのことでした。

会場内のSHOPでは、大人気イラストレーター・漫画家のカナヘイさん、映画や『YouTube』のショートムービーで話題の『放課後ミッドナイターズ』とのコラボグッズなどが販売されています。

心臓や胃など臓器の形をしたオリジナルキャラクター「たいないちゃん」の文具やTシャツ、そしてクッションも!

かわいいグッズで、子どもたちの人体への興味がさらに高まるかもしれませんね。

「私たちの体のなかは、いったいどのような仕組みになっているだろうか?」という謎に対し、多くの科学者が様々なアプローチで研究を重ねてきた過程を一気に見ることができる『人体 -神秘への挑戦-』展。

ぜひお子さんも一緒にお出かけしてみてはいかがですか?

※ 画像の転載は一切禁止させていただきます

(※ 情報は2018年3月現在のものです)

【開催情報】

特別展『人体-神秘への挑戦-』

会場:『国立科学博物館

会期:2018年3月13日(火)~6月17日(日)

休館日:月曜日
※3月26日、4月2日、4月30日、6月11日は開館

開館時間:9:00~17:00
※入館は閉館時刻の30分前まで
※毎週金・土、4月29日、30日、5月3日は20:00まで/5月1日、2日、6日は18:00まで
※開館時間や休館日については変更の可能性あり

入場料:
一般・大学生 前売り1,400円/当日1,600円
小・中・高校生 前売り500円/当日600円

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