知っておきたい「ハワイの天気」！在住ライターが教える豆知識

ハワイの気温は、1年を通して24～30℃と、いつ出かけてもとても過ごしやすい気候です。日本のように春夏秋冬の季節はありませんが、大きく分類すると夏（乾季）と冬（雨季）の2シーズンがあります。

日本が暑くなるのと同じく、だいたい5月から10月ころまでは、ハワイも最も気温が高くなる夏に当たります。この時期は乾季のため、雨が少なく、カラッとした気候の日が続きます。

この時期の最低気温は23℃、最高気温は31℃。ビーチなど直射日光の下では体感温度はもっと高く、強い日差しを感じられます。ただし日本の夏と違って、湿度はとても低いのがハワイの特徴。だから、夏の日中であっても日陰に入るとそれほど暑さを感じることはありません。

一方、日本でだんだん寒さが厳しくなってくる季節になると、ハワイにも冬（雨季）がやってきます。この時期は、乾季に比べて少し肌寒さを感じる日が多くなります。最低気温は20℃、最高気温は27℃。

ただ雨季と言っても、日本の梅雨のように一日中雨が降り続くようなことはほとんどなく、一時的に雨が降るといった程度です。冬は雨が多い分、雨上がりの空に虹がかかることが多くなります。

ハワイの海水温度の平均は23.3℃。冬であってももちろん海水浴は楽しめますが、夏に比べると海水温度は低めですから、もしビーチに行くのなら、よく晴れた日を狙うのがおすすめです。

日本の夏は台風シーズンであるのと同じように、ハワイの夏はハリケーンが訪れるシーズンです。毎年6月から11月頃がハリケーンシーズンといわれています。過去には、巨大なハリケーンがハワイの島を襲い、死者が出たこともあります。

ハリケーンがハワイに接近するときは、ハリケーンの規模などにもよりますが、ハワイのショッピングセンターなども早々に店を閉めてしまうこともあります。ちなみに、日本では台風には「00号」というように数字をつけますが、ハワイやアメリカでは発生したハリケーンに、「ハリケーン・イニキ」というように名前がつけられます。

ハワイで実際に暮らしていると、1週間などの旅行の滞在ではわからない、ハワイの天気の特徴がわかってきます。そんな現地在住だからこそ知っている、ちょっとしたポイントをここでご紹介しましょう。

上述したように、ハワイは雨季であっても、雨が降り続けるようなことはほとんどありません。そのため、雨が降っても傘をさしている人はそれほど多くないんです。きっと「どうせすぐ止むから」と思っているのでしょうね。

それに、傘自体を持っている人も少ないように感じます。筆者も傘を持っていません。そもそも、店で傘が売られているのをほとんど見かけたことがありませんし、コンビニに傘が売られていることもないので、買いたくてもどこで買ったらいいかわからない、というのが正直なところです。

今回お話したのは、主にオアフ島ホノルルの気候についてですが、同じハワイであっても島や地域によって気候は異なります。たとえば、ハワイ州でも一番面積の大きいハワイ島には、標高4,205mのマウナケアという高い山があります。そこでは、ハワイでありながら雪が降ります。

また、ハワイ島の西側は晴れが多い気候なのに、東側は雨が多いというように、同じハワイなのに様々な気候があるんですよ。

四季がないハワイでは、日本の季節の変わり目のように、日によって天気が大きく変わるようなことはあまりありません。そのせいか、筆者は日本では天気予報を毎日チェックしていたのに、ハワイでは天気予報を見ることはあまりありません。

ハワイは車社会で、現地の人の多くが出勤などで車を利用しているので、それほど天気を気にしないということも関係しているかもしれません。

ハワイの現地情報をチェックできるサイトは以下のものがあります。

今回は、オアフ島ホノルルを中心とした天気についてお伝えしました。旅行に行く前の参考にしてくださいね。

【参考】

天気・気候と服装 – ハワイ州観光局