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無理しちゃってたのかも…。既婚女性が「新婚時代にやめておけばよかった」と感じること

「現在は、過去の結果」。こんなことを言われると、結婚生活に大なり小なりの不満がある女性は、新婚時代にさかのぼって「ああすれば良かった」「あんなことしなければ良かった」と様々な思いが胸の中で騒ぎ出すかもしれません。

今回は、新婚期を過ぎた20~50代の既婚女性191人にアンケートを実施。自らの新婚時代を振り返ってもらい、「新婚時代に戻れるのなら、やめておけばよかった」ということについて聞いてみました。

結果はランキング形式でお届けします。

新婚時代に「やめておけばよかったこと」6位~10位の結果は…

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まずは、新婚時代に女性が「やめておけばよかった」と感じることの6位~10位の回答をご紹介します。

10位・・・仕事をがんばりすぎなければよかった(3人)

「結婚後、仕事を1年続けたが、結婚と同時に辞めておけば、もう少し新婚気分を味わえた」(38歳・金融関係)

9位・・・仕事をやめなければよかった(4人)

「仕事をやめるべきではなかった」(44歳・主婦)

8位・・・料理にこだわりすぎなければよかった(5人)

「料理の手作りにこだわりすぎなければよかった。体調が良くなかったり、仕事で遅くなったりして惣菜に頼ると、手抜きしたように思われるから」(46歳・総務・人事・事務)

7位・・・言いたいことを我慢しなければよかった(6人)

「1人で溜め込んだり、仕事だから仕方ないと我慢しすぎたこと。それによって、心身共に不調になったりしたから」(34歳・主婦)

6位・・・そもそも結婚しなければよかった(8人)

「そもそも結婚しなければ良かった。せめて、子どもが産まれる前に離婚すべきでした」(42歳・その他)

新婚時代には「相手によく見られたい」という思いがあり、がんばりすぎてしまったと感じている女性が少なくありませんでした。言いたいことを我慢したり、相手が喜ぶだろうと仕事を辞めて家事に専念したり……。時を経て、自分が思い描いていた“良い妻”と“素の自分”のかい離に気づくケースは意外と多いのかもしれません。

続いて上位5つの回答をご紹介します。

同率4位:いい「嫁」を演じなければよかった(9人)

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「義母のいうことを何でもハイハイと聞かなければよかった。素を出すことが出来なくなってしまった」(55歳・主婦)

「旦那の家に1カ月には1度顔を出すように言われ、守ったこと。今は徐々に減らした結果、家に行かずに済んでいるが、義母からの電話がまだあり面倒くさい」(45歳・総務・人事・事務)

「貞淑な妻」(52歳・主婦)

夫や夫の家族の要求にできるだけ従順であることを自分に課してきた女性もいらっしゃるでしょう。しかし、長い間がんばりすぎて息苦しさを感じている女性も見受けられました。

4位:夫に尽くしすぎなければよかった(9人)

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「尽くしすぎた」(32歳・その他)

「なんでもやってあげること。やりすぎて、今、何もやってくれない」(31歳・主婦)

「旦那の好きな料理ばかり作らなければよかった。旦那が野菜嫌いであまり食べなくなってしまったから」(37歳・主婦)

「相手を喜ばせたい」「ラクをさせたい」という愛が裏目に出てしまったケースも……。感謝をしてもらえたら苦労も報われますが、無償の愛が“当たり前”になってしまったことへの不満の声も聞かれます。

3位:お金を使いすぎなければよかった(21人)

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「結婚式にあまりお金をかけなければよかった」(35歳・コンサルタント)

「新婚だからと調子に乗って旅行に行きすぎました。もう少し行く頻度を抑えていればお金を気にせず今後も旅行に行けるだけの金銭的余裕が出来たのにと思います」(28歳・主婦)

「外食ばかりして無駄だった」(35歳・主婦)

旅行や食事、高価な家具など、お金を使って対価を得た直後は満足感で胸がいっぱい。でも、現在の経済状況を鑑みて「今、あのときのお金があれば……」というケースも多々あるようです。

2位:家事を1人で背負わなければよかった(31人)

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「夫より収入良く仕事も忙しかったのに、家事を全部やってしまったこと。最初からいろいろやらせるべきだった。今では水も自分でつがない」(37歳・主婦)

「家事負担がツラいことを伝えればよかった。夫の他人ごと感が今でも抜けない」(36歳・その他)

「家事をすべて自分でやっていたこと。相手によい印象を与えようと思って無理をしていたが、子どもがいる今ではとてもじゃないけど、全てやっていられない」(54歳・その他)

「家事に仕事に、と自分一人で抱えすぎなければよかった。『夫も仕事で疲れているのだから』と自分がしんどい時でも相談もせずにがんばりすぎて、結果的に体調を崩して退職することになってしまったから」(31人・主婦)

過去には「カレに結婚後の生活を連想させるために、料理や家事が得意だとアピールしましょう」といった指南をする恋愛啓発本はたくさんありました。そんな指南とは裏腹に、皆さんの回答を見ていると、同居を始めた直後に家事分担をしておくことは、とても重要である模様。「いまさら分担してとは言えない」なんて声もありました。もしかしたら、家事スキルは、ちょっと出し惜しみするくらいがちょうどいいのかもしれません。

1位:後悔していることはない(46人)

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ここまで、皆さんの後悔が渦巻く結果となっていますが、「新婚時代にしなければよかった」と思うことの1位は、意外にも「ない」という結果になりました。

「お互い『できる人ができることをする』というスタンスなので、そう思ったことはないです」(36歳・主婦)

「後悔しないようにちゃんと考えて過ごしてきた」(28歳・主婦)

「新婚旅行時代の仕事、お金、家事、趣味も後悔はない」(42歳・主婦)

「専業主婦の頃は子育てが楽しく、何も後悔はない」(52歳・その他)

拍子抜けするような結果ですが、後悔しないように率直な意見を交わしながら、心地の良い関係を築いている夫婦は思いのほか多いようです。

 

以上、既婚女性が「新婚のときにやめておけばよかった」と感じていることをお届けしました。

冒頭の「現在は過去の結果」の言葉には、「未来は現在の結果である」という続きがあります。夫婦生活は、“今”の積み重ね。不満があったらできるだけ話し合って、「あのときもっとこうしておけばよかった」と後悔しない“今日”を夫婦で過ごしていけたら理想的ですね。

「新婚時代に戻れたらしたいこと」を既婚女性に聞いた記事も、あわせて読んでみてくださいね!

 

cstock.adobe.com

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