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「子連れ外食」でママがパパにやめてほしいと思っていること。裏を返せば、してもらえたら助かることが見えてくる!

小さな子どもを連れての外食は、とにかくいろいろ大変で、ママはなかなか落ち着いて食事をすることができませんよね。家族での外食は、「ママだけでなくパパもいるから一安心」という気もしますが、実際のところ逆にママのイライラが募るだけなんてこともあるようです。今回『kufura』では、お子さんのいる20〜50代の既婚女性81人にアンケートを行い、「小さな子どもといっしょに家族で外食するときに、ママがパパにやめてほしいと思っている(いた)こと」を聞いてみました。

とにかく自分を優先すること

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「レストランで私が一生懸命に子どもをあやしているのに、自分だけゆっくりと食べるのはやめてほしいと思います」(42歳/主婦)

「自分優先で、いつものんびり食べている夫にイラッとします。もう少し食べるペースを早めて、食べ終わったら子どもの面倒を見るなど、私が少しでも早く食べられるように気を使ってほしいです」(26歳/主婦)

「家族で外食しても、パパはとにかく自分が食べることが優先で、子どものことなどまったくお構いなし。これだけは本当にやめてほしかったですね」(48歳/主婦)

「小さな子どもを連れての外食は何かと大変なのに、自分だけお酒を飲んですぐに酔っぱらうのはやめてほしいです」(34歳/主婦)

「私が子どものお世話をしている間に、中華など取り分けが必要な料理も、夫が食べたい分だけすべて食べてしまうところ。私の分もちょっと残しておくとか、取り分けておくとかしてほしかったです」(53歳/主婦)

子どもがぐずっていても自分のペースでのんびり食べたり、ママのことなどお構いなしに自分が食べることを優先するなど、とにかく外食中に自分のことしか考えないのはやめてほしいという意見がたくさんありました。ママや子どもにもしっかり気を配り、自分の分をササっと食べて子どものお世話を代わってくれたりすると、ママはとっても大助かりですね。

お店での料理の注文に関すること

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「家族が喜ぶだろうと思ってやっているのかもしれませんが、とにかく食べ切れない量の料理を頼む夫。残すとお店に申し訳ないし、子どもの教育にも良くないと思うのでやめてほしかったです」(52歳/総務・人事)

「子どもたちが食事を残すかもしれないので、その残りを食べることも考えて、自分が頼む料理は少なめにしてほしいです」(49歳/総務・人事)

「料理を注文するときに、子どもが食事を残すことを予想して自分の分を少なく頼むのはいいのですが、子どもが残すのを待っている姿がみっともなくて嫌でした」(58歳/主婦)

「食べたことのないメニューや、変わったメニューにチャレンジすること。子どもには注文したものは残さず食べてほしいといつも言っているので、料理が美味しくなかったときなど、食べ切るのが大変で困ります」(39歳/公務員・団体職員)

「子どもが食べる分は私の注文から取り分けるのが当たり前で、自分は何も考えずにいつも辛いものなど、好きなものを注文するのはやめてほしかったです」(50歳/主婦)

料理の注文について、パパにやめてほしいと思っていることも多いようです。意外に多かったのが、パパがたくさんの料理を頼みすぎて食べ切れずに困るというもの。また、子どもの取り分けはいつもママの食事からが当たり前になっていて、パパが何も考えずに辛いものなど、子どもが食べられない料理を注文するのはやめてほしいという意見も目立ちました。

子どものお世話をまったく手伝わないこと

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「子どもが小さくて手がかかるのに、夫はマイペースにのんびり食べているだけで、子どものことは何も手伝ってくれなくて困りました」(50歳/営業・販売)

「自分が食べ終わったらのんびりしないでほしい。食べ終わったなら、子どもの食事を手伝うなどしてほしいです」(24歳/パート・アルバイト)

「子どもにごはんを食べさせるのは、いつも私の仕事。子どもが食べ終わったあとに自分の分を食べることになるので、温かいものが食べられなくていつも悲しい思いをしています。自分が食べ終わったあとくらい、子どもの食事を手伝ってほしいです」(43歳/主婦)

「1人だけサクサク好きなものを食べて、終わったらスマホでゲームをするのはやめてほしい。少しは子どもの面倒を見たり、食べさせるのを手伝ってほしいです」(42歳/主婦)

「自分の食事をガツガツ食べることに集中していて、子どもの食事の世話など何も手伝ってくれないこと」(32歳/主婦)

家族で外食する際、パパが子どものお世話をまったくしないというのは困りもの。先にパパがサクッと食事をすませる場合でも、食べ終わったらゲームをしたりのんびりするのではなく、子どもに食べさせたり、泣いている子をあやすなど、積極的にお世話してほしいものですよね。子どもはママに任せきりというのではなく、せっかくの外食なのでお互いに助け合って、美味しい料理を堪能したいですね。

子どもに早く食べるようにせかすこと

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「子どもは食べるのに時間がかかるものなのに、いちいち“早く食べろ!”とせかすのはやめてほしかったです」(58歳/主婦)

「自分だけ先に食べ終わってしまって、子どもが食べ終わるのを待ちきれない夫。なんの手伝いもせずに、“早く、早く”とせかすのだけはやめてほしいです」(30歳/営業・販売)

「自分だけ先にサクサク食べ終わって、子どもに“遅い!”って態度を取るのはやめてほしいです」(31歳/事務職)

「子どもが食べ終わるのをイライラしながら待つのはやめてほしかった。子どもの食事は時間がかかるのが当たり前だし、イライラしてもしょうがないので」(48歳/主婦)

子どもの食事は時間がかかるもの。それなのに、パパ自身が食べ終わったからといって、子どもに“早く食べて!”とせかすのはやめてほしいですよね。特に、小さなお子さんの場合、食事を食べさせて、子どもが食べ終わってから大人が食事をすることになるので、かなり時間がかかります。せかすのではなく、手伝ってもらえればママも助かります。

子どもを甘やかしすぎること

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「子どもが食べたいというものをすべて注文すること。いつも食べ切れないくらいに料理がきて困ります」(41歳/主婦)

「子どもに“なんでも食べていいよ!”と言って、好きなものを好き放題に頼ませること。そのせいで、子どもはいつでも食べたいものをすべて頼むのがクセになってしまったので、やめてほしかったです」(56歳/総務・人事)

「子どもの食べものの好き嫌いについて、出先だからといって、“嫌いなものは食べなくていい”などと甘やかすのはやめてほしかった」(48歳/主婦)

「外食の際に、子どものマナーが悪くても注意しなかったこと。甘やかさずに、しっかり注意すべきことは注意してほしいです」(46歳/その他)

ちょっと意外でしたが、子どもを甘やかすのをやめてほしいという意見も目立ちました。外食中に周りが驚くほど大きな声で子どもを怒るのは困りますが、注意すべきことはしっかりと注意したいもの。特にママが普段、「好き嫌いなく食べる」「食事は残さない」などのルールを徹底している場合は、子どもも混乱してしまいそうです……。

ほかにもやめてほしいことはいろいろ!

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「スマホを見ながら黙々と1人で食事をすること。せっかく家族で食事に来ているので、少しはスマホから目を離してほしいです」(37歳/専門職)

「お店で子どもが嫌いなものを残したときに、周りに聞こえるくらい大きな声で怒るのはやめてほしかったです」(58歳/主婦)

「外食中もテーブルマナーに厳しすぎること」(40歳/主婦)

「自分のスプーンや箸で、子どもに食べものを食べさせようとすること」(51歳/主婦)

「分煙されていないお店に家族を連れて行くこと」(45歳/主婦)

「ラーメン屋さんに行くのはやめてほしかった。子どもに食べさせているうちに、自分の分のラーメンが伸びてしまうので、いつも不味くて嫌でした」(50歳/財務・経理)

外食の際に、ママがパパにやめてほしいと思っていることは、ほかにもいろいろあるようです。スマホばかり見ているパパもいるようですが、せっかく家族で食事に来ているので、会話を楽しんだり、子どものお世話をするなどして、家族とのコミュニケーションを積極的に取ってもらえると嬉しいですよね。

いかがでしたか? パパは家族のために、良かれと思って外食に出かけているとは思いますが、上述したようなことがあると、ママや子どもにとって外食は負担になってしまうことも。ぜひ家族で楽しい時間を過ごすことができるように、これから子連れで外食する際は、ママもパパもお互いに助け合いながら、食事を楽しみましょう。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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