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余計に不満が溜まる結果に!?「夫に対する不満の伝え方」作戦が甘かった失敗例5選

夫に対していろいろと不満を抱えながら生活している方も少なくないと思いますが、その不満をしっかり夫に伝えられていますか? 妻が一生懸命に不満を伝えようとしても、夫が話を聞いてくれなかったり、言い争いになって夫婦ゲンカに発展してしまうなど、なかなか上手く伝えられないこともありますよね。そこで『kufura』では、20〜50代の既婚女性112人にアンケートを行い、「上手くいかなかった夫に対する不満の伝え方」を調査。皆さんの失敗例から、夫に対する上手な不満の伝え方を探っていきましょう。

失敗例1:不満を遠回しに伝える

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「夫に遠回しに不満を伝えましたが、まったく伝わりませんでした」(23歳/その他)

「夫に“〇〇してくれると嬉しい”などと遠回しに不満を伝えても、聞き流されて全然ダメでした。なので今は、夫への不満はストレートに伝えるようにしています」(51歳/主婦)

「夫に不満をズバズバと言うのはあまり良くないかなと思い、遠回しに話をしてみましたが、全然わかってもらえませんでした」(48歳/総務・人事)

「遠回しに不満を伝えましたが、回りくどすぎたようで、私の本心がまったく伝わりませんでした」(57歳/主婦)

「上手な不満の伝え方としてよく聞く、“〇〇してほしいな”とか“〇〇されて悲しいな”などと遠回しに言ってみましたが、夫の場合は、私の気持ちを一方的に押し付けられていると感じるみたいで、なかなか解決にはつながりませんでした」(39歳/公務員・団体職員)

「夫にストレートに不満を伝えるのは気が引ける」「ハッキリ言うと夫が怒りそう」などの理由で、遠回しに不満を伝える妻も多いようですが、これだと夫にはきちんと伝わらず失敗に終わることも多い様子。察しのいい夫ならこの方法でも上手くいくかもしれませんが、基本的には、不満はストレートに伝えたほうが、夫にもきちんと伝わるようです。

失敗例2:伝えるときに感情的になってしまう

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「感情的になるとお互いに歩み寄ることができないので、イライラしながら不満を伝えるのは絶対にダメですね」(35歳/その他)

「売り言葉に買い言葉みたいな感じで、感情に任せて不満を伝えたときは、夫は全然聞く耳を持ってくれませんでした」(58歳/主婦)

「夫に不満を伝える際に、話の途中で私が感情的になってしまい、話が本筋から外れて結局言いたいことが伝わりませんでした」(56歳/主婦)

「話の途中で感情が高ぶってしまい、普段は口に出さないような悪態をついたら、夫の逆鱗に触れて戦場と化してしまいました」(52歳/主婦)

「イライラして投げやりな口調で夫に不満を伝えたときは、大抵失敗する気がします」(34歳/主婦)

「イライラした状態で夫にメールで不満をぶちまけたら、なんだか意味不明なメールになってしまい、夫にも“何が言いたいのかわからない”と言われてしまいました」(58歳/主婦)

不満を伝える際に妻が感情的になってしまうと、夫がきちんと話を聞いてくれない、話が本筋からズレる、ケンカになるなどして、なかなか思うようには伝わらないことが多いようです。不満を伝える際は、とにかく落ち着いて冷静に話すことを心がけ、伝えたいことだけをきちんと伝えるようにするのが大事なポイントといえそうですね。

失敗例3:怒りながら不満を伝える

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「ガミガミと口うるさく不満を言っても、夫にはまったく伝わっていない気がします」(45歳/その他)

「自分の怒りに任せて不満だけを言っても、夫に言いたいことは全然伝わりませんでした」(42歳/主婦)

「とにかく怒りに任せて不満を伝えたら、ケンカになってしまいました」(44歳/主婦)

「怒りに任せて不満を伝えても、夫もいっしょに怒り出してしまうので良くないと思います」(31歳/主婦)

「怒りながら不満を伝えると、夫のプライドを傷つけてしまうようで上手くいきません」(54歳/主婦)

「夫に対し“〇〇して!”などと怒り口調で不満を伝えても、なかなか話を聞いてくれないので、絶対に上手くいきません」(40歳/事務職)

先ほどの失敗例2で、感情的になるのはダメということがわかりましたが、特に怒りながら伝えるのは絶対にダメ。妻が怒りながら不満を伝えると、夫もつられて怒りだしてしまうことが多いため、なかなか上手くいかないようです。また、最初から怒っていると、ただの不機嫌だと思われて適当にしか話を聞いてもらえないこともあるようなので、気をつけましょう。

失敗例4:不満を一気にまとめて伝える

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「いろいろな不満を一気にまとめて言いすぎて、夫にキレられたことがあります」(59歳/主婦)

「結婚当初は不満をため込んで、ケンカしたときにまとめてガーっと伝えていましたが、それを何度か繰り返すうちに、不満はまとめて言っても何も伝わらないということを学びました」(48歳/主婦)

「夫への不満を口にすると、次々にいろいろな不満が出てきて止まらなくなりますが、夫にまとめて伝えても何一つ改善されないので効果がないと思います」(48歳/パート・アルバイト)

「不満をまとめて伝えようとすると、気持ちが爆発して感情任せになって失敗するので、夫への不満は1つ1つ小出しにして伝えるのがいいと思います」(30歳/主婦)

「後日まとめて不満を伝えたら、“そんなこと言った?”“なんのこと?”など、夫がまったく覚えていない様子で全然伝わりませんでした」(31歳/主婦)

夫への不満を一度にまとめて伝えるのは、あまり得策ではない様子。まとめて不満を伝えると、妻も感情的になりがちだし、一気に嫌な話をいろいろ聞かされる夫もイライラして怒り出してしまいがちです。また、いろいろな不満を伝えることで、特に何が不満なのか、またいつの話なのかがわかりにくくなるので、夫への不満は1つにしぼってその都度伝えるのが良さそうです。

失敗例5:伝えるタイミングを間違える

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「夫がスマホを見ているときに、何気ない感じで夫への不満を伝えてみましたが、まったく耳に入っていない様子でした」(40歳/主婦)

「夫がテレビを見ているときに、何気なく不満を伝えてみましたが、生返事が返ってくるだけで、きちんと伝わっている感じがありませんでした」(45歳/総務・人事)

「不満を伝えても、スマホばかり見て真剣に向き合ってくれませんでした。夫が疲れているときに話をしたのが悪かったんだと思います」(33歳/総務・人事)

「夫が何かしているときや、リモートワーク中のとき、疲れているときなどに不満を伝えると、大抵逆ギレされて終わります」(53歳/主婦)

「仕事から帰宅したタイミングで不満を伝えると、お互いに疲れているせいか大体ケンカになってしまって上手くいきません」(50歳/財務・経理)

夫に不満を伝えるときは、タイミングを見計らうことも大事です。夫が疲れているときや何かに夢中になっているときなどは、こちらが一生懸命に不満を伝えようとしても、まったく上手く伝わらず、失敗に終わってしまうことがほとんど。なるべく夫の機嫌が良くて、時間に余裕があるときに不満を伝えるようにするだけで、意外とすんなり伝わるかもしれませんね。

夫になかなか伝わらない…ほかにはこんな失敗例も!

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「不満をストレートに言い過ぎたときは、夫が怒ってしまって上手くいきませんでした」(42歳/主婦)

「あまり真剣な感じで不満を伝えると、話が重くなりすぎてしまって良くないなと思いました」(43歳/主婦)

「お酒に酔った勢いで不満を伝えたら、あまり本気にされず上手くいきませんでした」(50歳/総務・人事)

「夫に“〇〇してほしい”とザックリしか不満を伝えなかったら、まったく理解していなかったので、もっと細かく説明しないといけないんだと思いました」(39歳/主婦)

「夫は単身赴任中で週末しか顔を合わせないので、とりあえずメールで不満を伝えてみましたが、何も返信はなく、その後もスルーされてしまいました」(57歳/主婦)

「不満を伝える際に、共通の知り合い男性を例に出したりすると、嫉妬とプライドで最初から反発モードになり、まったく話を聞いてもらえません」(56歳/総務・人事)

ほかにもいろいろな失敗例がありました。失敗例1でもご紹介したとおり、どちらかというと夫への不満は遠回しに言っても伝わらないと考えている妻が多いようですが、夫の性格によってはストレートに伝えて怒らせてしまう場合もあるようなので、夫の性格に合わせて伝え方を考えることがいちばん大切かもしれませんね。

いかがでしたか? いろいろな失敗例を見ることで、どうすれば夫に上手く不満を伝えることができるのか、少しわかってきたような気がしますよね。ぜひ、皆さんもこれらを参考にしながら、夫に不満を上手に伝えて、ストレスをため込まないようにしていきましょう。

夫に対する不満の伝え方の成功例」を紹介した記事も併せて御覧ください。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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