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【先輩妻たちの教え】子どもが巣立ち夫婦二人きりの生活。いつか来る日に備えやっておくべきこととは?

春は旅立ちの季節。この春、進学や就職等でお子さんが家を離れるというご家庭も多いことでしょう。そうなると気になるのが、家に残された夫婦二人の今後の生活。夫婦二人きりの生活はあまりに久しぶりのことで、なんとなく戸惑いや不安を感じている人も少なくないのではないでしょうか? そこで『kufura』では、すでに子どもが巣立って、現在夫婦二人きりで生活している妻44人にアンケートを行い、「夫婦二人きりの生活に備えてやっておくといいこと」を聞いてみました。

夫婦共通の趣味などを持つようにする

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「共通の趣味が何か一つあると会話が弾むし、それに関連して二人で出かける機会も増えるのでいいと思います」(60歳/総務・人事・事務)

「やっぱり、共通の趣味があると話が弾んで、夫婦二人きりでも毎日楽しく過ごすことができていいと思います」(46歳/営業・販売)

「子どもが巣立ったあとの生活は、今までの子ども中心の生活とはギャップがあって戸惑うことも多いので、夫婦でいっしょに楽しめる趣味などを先に見つけて、実践しておくことが大事だと思います」(64歳/主婦)

「二人でスポーツクラブに通うようにする。体にいいだけでなく、もっと高齢になってもいっしょに通えるので、日々の楽しみが増えていいです」(62歳/その他)

「子どもが巣立つ前に、夫婦いっしょにウオーキングを始めましたが、これをきっかけにいろいろと会話が弾むようになってよかったなと思っています」(54歳/主婦)

夫婦二人だけで円満に生活するためには、共通の趣味などを持つようにするといいという意見がたくさんありました。共通の趣味を持つことにより、そこから会話が生まれ、またそれに関連していっしょに出かける機会も増えるので、夫婦二人でも仲良く生活することができそうですよね。

また、趣味とまではいかなくても、毎日ウオーキングをする、散歩に行く、スポーツクラブに通うなど、何か日課を決めていっしょにやるようにするというのもおすすめのようです。

夫婦それぞれが没頭できる趣味を持つようにする

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「それぞれの時間を大切にするためにも、夫婦がお互いに没頭できる趣味を持つことが大切だと思います」(66歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「夫婦それぞれ別の趣味を持つ。お互いに熱心に取り組むものがあれば、相手を干渉する機会が減るので、生活も円満に進めることができます」(68歳/その他)

「お互いにそれぞれ別の趣味を持つことで、子どもが巣立って夫婦二人きりになっても、常にベッタリしなくてすみます」(58歳/主婦)

「それぞれが趣味に没頭することが、夫婦二人だけになっても円満に暮らすためのコツだと思います」(81歳/主婦)

先ほどとは逆に、夫婦それぞれが別の趣味を持つようにするのがいいという人も目立ちました。夫婦がいっしょに没頭できる趣味を見つけるというのは意外と難しいものですが、それぞれが自分の趣味に没頭するのは簡単。お互い熱心に取り組めることがあれば、必要以上に相手に干渉することもないので、適度な距離感で円満に生活することができそうですね。

いっしょに出かける機会をたくさん作る

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「子どもが巣立つ前から、二人で旅行や映画とかに行くようにし、二人だけで行動することに慣れておくのがいいと思います」(60歳/主婦)

「二人だけで積極的に出かけるようにする。今はお互いの誕生月に、夫婦二人で温泉旅行に行くのが恒例になっています」(53歳/その他)

「外食するときなど、二人で意見が合ったときは、必ずいっしょに出かけるようにする」(68歳/その他)

「元々、休日はいっしょに出かけるようにしていたせいか、子どもが巣立ったあとも、引き続き問題なくいっしょに出かけることができているので、これはやっておいてよかったなと思います」(51歳/主婦)

普段から夫婦二人で出かける習慣がないと、イザ二人きりになったときに出かけるのは簡単ではない様子。二人きりの生活になったときにスムーズにいっしょに出かけるようにするためには、子どもが巣立つ前から買い物に行く、外食をするなど、二人で出かける習慣をつけておくことが大切です。そうすれば、夫婦二人きりになっても、外で楽しい時間を過ごすことができるようですよ。

家事に関することを決めたり実践したりしておく

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「事前に家事分担をきちんとしておく。可能なら、自分のことは自分でするくらいの話し合いをしておくと、子どもがいなくなったときにそれぞれが自立した時間を持つことができます」(74歳/その他)

「家事に関する役割分担を再度見直し、今までなんとなくやっていた分担を明確に分けるようにする。こうすれば、子どもが巣立ったあとの家事分担について、あとで揉めることもありません」(61歳/主婦)

「2人だけで日常生活の助け合いができるように、買い物、掃除、炊事、洗濯など、家事をある程度一人でできるように夫にきちんと教えておく」(74歳/主婦)

「お互いに料理の腕を上げておく。年齢とともにだんだん外食の機会も減ってくるし、家での食事が美味しいと、会話もお酒も弾んで夫婦で楽しく過ごすことができます」(58歳/コンサルタント)

子どもが巣立って、ようやく母親としての仕事からいろいろ解放されるはずが、夫のお世話で毎日大忙しというのは辛いもの。そんなことを避けるためにも、子どもが巣立ったあとの家事分担について夫としっかり話し合いをしたり、取り決めをしておくことが大切です。また、ある程度夫が一人で家事ができるように、いろいろと教えておくのもいいですね。

家の中にお互いのスペースをきちんと確保しておく

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「家の中にそれぞれが一人で過ごすための部屋を準備しておくと、二人きりの生活でもストレスがたまりにくくておすすめです」(53歳/その他)

「夫婦二人で年中いっしょに過ごしていると、一人になれる時間と空間が必要になるので、家の中にそれぞれのスペースを確保しておくことが大事だと思います」(63歳/その他)

「夫婦それぞれの個室を持つ。夫が定年退職し、家にずっといるようになると、お互いにわずらわしくなって一人の時間が欲しくなることもありますが、そんなときでも自分の部屋があるだけで、気分的に落ち着くことができます」(72歳/主婦)

今までは夫婦の緩和剤となってくれていた子どもが家を離れることで、妻も夫も新たなストレスを抱えてしまう場合もあります。そんなストレスを上手に解消するには、自分だけの時間と空間を持つようにするのがおすすめ。家の中に一人きりになれるスペースを確保しておくと、ちょっと行き詰まったときなどにそこで心を落ち着かせることができそうですね。

心の癒しとしてペットを飼う

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「子どもの代わりの癒しが必要なので、ペットを飼うのがおすすめです」(51歳/営業・販売)

「ペットを飼うのがおすすめ。子どもがいなくなっても、ペットがいれば夫婦二人でも寂しくありません。また、ペットに会いに、子どもたちが実家に遊びに来る機会が増えるのも嬉しいです」(50歳/主婦)

「ペットを飼うと、夫婦共通の話題で会話が増えていいと思います。夫婦二人の生活を落ち着いてスタートさせるためにも、子どもが巣立つ前にペットを飼い始めるようにするのがおすすめです」(53歳/主婦)

ペットを飼うのがいいという人もいました。子どもがいなくなった寂しさをペットが癒してくれるだけでなく、ペットがいることで夫婦の会話が増えること間違いなし。また、子どもが巣立つ前にペットを飼うようにすれば、子どもが独立したあとも、ペット会いたさに子どもが実家に帰る機会が増えるというメリットもあるようです。

ほかにもこんなことをしておくのがおすすめ!

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「夫婦二人きりになっても、干渉しすぎず、お互いを尊重するということを、事前に二人で取り決めておくといいと思います」(56歳/主婦)

「休日の過ごし方など、時間の使い方についてあらかじめ相談しておく」(48歳/営業・販売)

「子どもがいなくなると、時間が余りがちになるので、外に出て何かしら仕事をするようにするのがおすすめです」(52歳/主婦)

「子どもが巣立つ前から、夫婦の会話を大切にする。そうすれば、子どもがいなくなっても特に問題なく夫婦で会話を楽しむことができます」(59歳/主婦)

「子どもが巣立ったあとに二人で遊ぶために、事前にコツコツと遊ぶための資金を確保しておく」(73歳/主婦)

夫婦二人だけの生活に備えてやっておいたほうがいいことは、ほかにもいろいろ。子どもがいなくなったことで時間に余裕も生まれるので、その空いた時間をどのように使うのかなど、とにかく夫婦二人でいろいろ話し合っておくことが大切なようです。また、いっしょに旅行などを楽しむためには、ある程度の資金を確保しておく必要もありそうですね。

この春に子どもが巣立つ予定の皆さんや、あと数年で子どもが巣立つ予定の皆さんは、ぜひここでご紹介した意見を参考に、一度夫婦でいろいろと話し合ってみてはいかがでしょうか?

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