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【夫編】ふと頭をよぎる「妻と結婚してよかった」or「結婚しなければよかった」と思うこと。心の声を聞いてみた

夫婦の日常生活は、玉虫色。見る角度によってキラキラと美しく見えたり、ダークな闇がチラリとのぞいたりします。今回は、夫婦が考える結婚生活の”陰“”陽“を両面から見ていきます。

kufura編集部は、既婚男女603人(男性348人:女性255人/年齢20~50代)にアンケートをとり、ふとしたときに「結婚してよかったこと」「結婚しなければよかった」と感じた瞬間についてうかがいました。

正反対の瞬間を通じて見えてきたことは?

結果は男女別にお届けします。今回は、夫からの声をご紹介します。

夫が結婚してよかったこと、キーワードは「家」「食」「安」

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まず、アンケート対象者に「ふとしたときに、『結婚してよかった』と感じる瞬間」についてうかがいました。上位3つの回答をご紹介します。

3位:妻の存在を通じて(38人)

「テレビや音楽を一緒に聞くだけでも、1人より楽しい」(42歳・コンピュータ関連技術職)

「自分を愛してくれる異性と一緒に生活していることの感謝」(49歳・その他)

「喜びも悲しみも妻と分かち合える」(57歳・公務員)

「助手席で笑っているカミさんを見るとき」(51歳・総務・人事・事務)

「酔っ払って寝てしまったときに布団に連れて行ってもらったとき」(43歳・営業・販売)

2位:食事時間・食事内容の充実(58人)

「食事をしているときに1人ではないとき」(40歳・会社経営・役員)

「家族でおいしいものを食べて『おいしいね!』と満足している瞬間に、結婚してよかったと思う」(48歳・技術職)

「家に帰るとご飯が用意されていること」(49歳・研究・開発)

「毎日一緒に夕ご飯を食べて談笑してるとき」(43歳・技術職)

1位:家族の存在を通じて(98人)

「仕事で疲れて帰宅した時に『おかえりなさい』と出迎えてくれる家族の温かみを感じた時」(51歳・その他)

「仕事で嫌なことがあって家に帰ると笑顔で待っていてくれる人たちがいるとき」(44歳・技術職)

「妻、子どもと一緒に過ごすかけがえのない時間が結婚してよかったと思える」(43歳・その他)

「子どもの成長を共有できること」(34歳・営業・販売)

「家に帰ったときに電気が点いていて家族がいるところ」(36歳・総務・人事・事務)

妻や子どもと過ごす空間・時間を通じて「結婚してよかった」と感じるという声が多数寄せられています。“安心”“家の明かり”“食卓”“一緒”“笑う”といったキーワードが頻出しており、喜び、楽しいこと、おいしいものをシェアする瞬間を大切に思っている人が多く見受けられました。

結婚しなければよかった瞬間、キーワードは「時」「金」「怒」

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続いて「ふとしたときに、『結婚しなければよかった』と感じる瞬間」についてお届けします。

3位:「お金」の不満を感じたとき(25人)

「好きなことに自由にお金を使えない」(47歳・総務・人事・事務)

「小遣いが少なく、自分の欲しい物を我慢しているとき」(41歳・公務員)

「お小遣い制で自由にお金が使えない」(37歳・企画・マーケティング)

「生活費を考えず金を浪費すること」(51歳・その他)

2位:時間・精神的な自由が欲しいとき(49人)

「1人の時間がほとんどない。好きなことを気兼ねなくできる時間が欲しい」(42歳・コンピュータ関連技術職)

「ほとんどないのですが、ゆっくりカフェにでも行って時間をすごしたいと思うときはあります」(40歳・コンピュータ関連技術職)

「全く1人の時間が持てずに、仕事のストレスが発散できないとき」(51歳・総務・人事・事務)

「友人と遊びに行くときなどに、相手に伺いをたててからでないと、行きづらいとき」(28歳・金融関係)

「知人の独身貴族が、悠々自適に人生を謳歌しているのを見聞きしたとき」(50歳・営業・販売)

1位:夫婦げんか・妻の不機嫌(66人)

「親のことでけんかする」(57歳・会社経営・役員)

「夫婦げんかに疲れてイライラするとき」(45歳・総務・人事・事務)

「自分が何度注意しても直らないし、直そうとしない所。その割にはこちらには文句を言う」(53歳・営業・販売)

「自分のことは棚にあげ、色々、文句をいわれる」(48歳・営業・販売)

「不機嫌でイライラされたとき」(41歳・金融関係)

「結婚しなければよかった」瞬間では、時間と金銭的な自由に言及する回答が目立ちました。

また、妻の不機嫌やけんかで心をすり減らしている人も多いようです。

ただし、95人は「後悔した瞬間はない」と回答しており、最も多くなっています。

 

以上、今回は既婚男性の「結婚してよかった」「結婚しなければよかった」と感じる瞬間をご紹介しました。

「家族がいる幸せ」を実感している人が「時々1人になりたい」と願い、「帰るとご飯があって、トイレがきれい」と満足している人が「小遣い制で自由がない」と嘆く……というように、相反する思いが多数寄せられました。結婚の幸せと不満は、コインの表と裏のようなものなのかもしれませんね。

夫婦がお互いに不満を抱えていても、できるだけ寄り添っていくにはどうしたらいいのでしょうか。そのヒントは妻からの回答に隠されていました。

なぜ妻はイライラしているのか、夫の自由を束縛しようとするのか、夫婦のすれ違いの原因が見えてくると思います。

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