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夫婦ゲンカ勃発!その日の「家事」はどうしてる?いつもは分担制という既婚男女262人に聞いてみました

生活していくために必要な家事。夫婦間で分担しているというご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、一つ屋根の下に暮らしている以上、夫婦間の衝突もまたつきもの。夫婦ゲンカが勃発した時、自分が担当する家事はどうしていますか?

そこで『kufura』では、パートナーと家事は分担制という共働きの既婚男女262人にアンケートを実施。夫婦ゲンカした時、家事はどうしているのかをうかがいました。その結果、次の6パターンに分けられました。

1:喧嘩と家事は別。割り切って担当する家事をこなす

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「喧嘩は喧嘩として、やるべきことはこなす」(43歳男性/企画・マーケティング)

「二人共にいろんなことを割り切り自分の仕事としてこなす」(48歳女性/営業・販売)

「いつも通り行う。その方がかっこいい」(44歳男性/公務員)

「喧嘩しても生活リズムは変えない。それが仲直りにつながるから」(40歳男性/営業・販売)

「夫婦喧嘩をしても家事はいつも通りこなします。相手もいつも通りこなしてくれるので、つい許してしまうことが多々あります」(35歳女性/主婦)

“それはそれ、これはこれ”と割り切って、いつも通りに家事をこなすという大人な考えの方が多くいました。「その方がかっこいいから」と美学を持つ人も……。お互いにしっかり家事をこなすことがきっかけで、仲直りに発展するケースもあるようです。

2:一応家事はこなすが、腹に一物抱えている場合も

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「喧嘩しても食事は作ったり必要最低限のことはする。態度は冷たくなってしまう」(33歳女性/その他)

「喧嘩した時は、はっきり文句を言う。その上で、イヤイヤ夫の食事の用意をする」(48歳女性/総務・人事・事務)

「とりあえずやらなければいけないことを我慢して行う」(42歳男性/その他)

「子ども達の分は完璧にしますが妻の分は明らかに手抜きで作ります」(42歳男性/総務・人事・事務)

「喧嘩しているから家事をやらないというのはなんだか負けた気がするので、あえて全くいつも通りにやっている」(57歳女性/その他)

「料理は私担当なので、ケンカしててもいつもどおり。夜洗濯が旦那なのでやってもらわないと困るから。干し方適当過ぎて、朝から余計腹立つけど」(47歳女性/主婦)

「子どもがいるから家事をしないわけにはいかない」「やらないと負けた気になる」「相手が家事をやらなくなるのは困るから」と理由はさまざまですが、最低限の家事はやるという声です。夫婦ゲンカと家事は切り離して……と割り切れているわけではなく、嫌々ながら、あるいは手抜きしながらと、モヤモヤを抱えつつ取り組んでいる様子がうかがえます。

3:あえていつも以上に家事をこなす…その真意は?

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「私が多くやる。なんかやけくそな感じですが」(41歳女性/その他)

「取り敢えず旦那の分まで家事をサクサクこなします」(39歳女性/主婦)

「いつも以上に動きまくります」(42歳男性/その他)

「ちゃんとやらないと、さらに文句を入れられるのでいつも以上にきちんと行う」(44歳男性/営業・販売)

喧嘩した時こそ家事はしっかり取り組むと回答した人の多くは、“パートナーに文句を言わせないため”というのが理由のよう。ただでさえ喧嘩中なのに、家事にまつわることで文句を言われたら、確かにイライラバロメーターがふり切れそう! これ見よがしに動いてその隙を与えない作戦ですね。

「夫婦喧嘩をしたときこそ、積極的に家事を手伝って和解を図る」(47歳男性/その他)

「自分がほぼ家事をやります。無視されるのでこれ以上喧嘩が酷くならないように、時間はかかりますが、自分から話しかけて日常に戻ります」(46歳男性/その他)

ただ、必ずしもそうとは言えないようで、積極的に家事をこなしているのは仲直りのためのきっかけづくりという可能性も。慎重な見極めが必要かもしれません。

「いつもはして欲しいことを伝えてしてもらっていることが多いが、喧嘩をしていると頼みにくく自分でするしかなくなる。なので家事がはかどる」(46歳女性/コンピュータ関連以外の技術職)

また、あれやってこれやってとパートナーに頼みながら家事を分担していた人からは、喧嘩すると頼みにくくなって仕方なく自分がやる流れに……という声も聞かれました。家事をいつも以上にやる人の真意は、人それぞれあるようですね。

4:担当の家事はこなすが、自分の分だけ

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「自分の分しか食事を用意しない」(59歳女性/総務・人事・事務)

「自分と子どもの分だけ済まして、夫の分は洗濯物も放置してご飯も作りません。特に反応は無く、済んでない家事をしています」(36歳女性/その他)

「自分の分の家事しかやらない。3日くらいしたら謝ってくる」(47歳女性/学生・フリーター)

「夫の分の食後の食器はそのままにしておいたら、自分で洗いはじめていました。私も言い過ぎたなと思う時は自分から折れて、会話したりします」(39歳女性/主婦)

怒りがおさまらないうちは、パートナーの分の家事をする気になれない!というのもうなずけますよね。あなたの分はどうぞご自由にと怒りを態度にあらわしても無反応だったり、パートナーが折れる場合もあったりと反応はさまざま。相手の性格にもよりそうです。

5:怒りの度合いMAX!? 家事放棄

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「しません。相手が謝ればやります」(41歳女性/総務・人事・事務)

「どちらもせずに、仲直りするまで放置する」(40歳男性/営業・販売)

「最初は意地になってやらないが結局はやる」(54歳男性/その他)

「妻が放棄してくる時があるので放っておく」(54歳男性/営業・販売)

「全般的に私がする。夫の機嫌が直るまで夫はやらない。腹立つが家事に没頭することでストレス発散している」(35歳女性/主婦)

相手の分だけと言わず、家事をまるっとやらない強硬派も。やるべきことをやっていれば文句も言いやすそうですが、それではおさまらないほどイライラMAX状態なのかも!? 対応としてはそのまま放置しておく人が多かったものの、中には、癪に障っても相手の分まで家事に没頭してストレス発散という人も。お互い意地になって喧嘩が長引いたり、新たな火種とならなければいいのですが……。

6:ケンカすると“自分のことは自分で”に切り替わる

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「喧嘩した時はそれぞれ自分の事は自分でやるというルールです。お互い淡々としています」(53歳男性/会社経営・役員)

「口をききたくないので、自分のことは自分でするようになる」(36歳男性/その他)

「とりあえずそれぞれ個人で自分のことを行う」(50歳男性/その他)

家事を分担制にしていても、喧嘩中はお互いに接触を控えるようになるからか、自然と“自分のことは自分で”に切り替わるご家庭もあるようです。

 

喧嘩中は相手と顔すら合わせたくなくなりがちですが、日々の生活は続いていくもの。家事のことでさらにストレスを溜めるよりも、うまく気持ちに折り合いをつけて、お互いに協力し合えるといいですね。

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