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「夫が得意な家事」を妻に聞いた!6位食器洗い、3位掃除を超えたのは…

「掃除は得意。料理は苦手」というふうに、誰にでも得意な家事と苦手な家事があるのではないでしょうか。一緒に暮らす相手がいる場合には、自分の「得意・苦手」だけでなく、同居する相手の家事能力も、生活の質に関わってきます。

今回は、既婚女性から見た“夫の得意な家事”についてアンケート調査を実施しました。アンケートにご協力いただいたのは、既婚女性347人。回答の内容を分類し、結果をランキング形式でご紹介します。

家事の種類ごとに回答者のリアクションが違っている点にも着目して結果をご覧ください。

妻から見た「夫が得意な家事」6~10位は?

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まず、妻目線の「夫が得意な家事」の6~10位をご紹介します。

10位:アイロンがけ(7人)

「アイロンがけ。私が苦手で嫌々やっていたら代わりにやってくれるように。マメな人だからきれいにやってくれる」(43歳・主婦)

9位:家事全般(10人)

「家事全般得意。彼氏としては物足りないかもしれないけれど旦那としては最高のタイプ」(40歳・営業・販売)

「料理、洗濯、掃除、どれも私より得意です。一人暮らし期間が長かったことや、シングルマザーの家庭で育ったからだと思います」(25歳・その他)

8位:庭仕事・植物の世話(11人)

「何もない。あえて言うなら、庭いじり(家事にあてはまるのか不明だが)」(51歳・総務・人事・事務)

7位:ゴミの管理(21人)

「ゴミの分別。得意というか、これくらいしかやらない」(50歳・主婦)

6位:食器洗い(31人)

「食器洗い。『料理作った人は洗わない』と言ってくれて毎晩洗ってくれる」(53歳・主婦)

夫の家事スキルを高く評価する回答が多く見られる一方で、“ゴミ出し”“庭仕事”と回答した女性は「それ以外の家事をしない」というネガティブな思いが見え隠れする回答が目立ちます。

特定の家事が得意になったきっかけとしては、「1人暮らし」「頼んだらやってくれるようになった」「妻が苦手」などの回答が見られました。

続いて夫が得意な家事、上位5つの回答をご紹介します。

5位:浴室洗い(33人)

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「お風呂掃除。妊娠時に始めてそれ以来担当になった」(53歳・主婦)

「風呂掃除。YouTubeを見て、カビ取り、ウロコ取りにハマった」(46歳・主婦)

「お風呂掃除。天井から丸洗いしてもらえるからスッキリ」(55歳・主婦)

「忙しいとき頼んだらお風呂掃除が好きになったらしくて自分からやってくれるようになりました」(39歳・主婦)

凝り出すと奥が深い風呂掃除。洗剤の銘柄、スポンジやスクイージーの種類、カビ取りの方法など、夫がこだわりの方法を見出して、楽しみながらキレイな浴室を保っている家庭もあるようです。

夫のほうが妻よりも背が高い場合は、天井や壁掃除は夫のほうが上手にできるという声も聞かれました。

4位:洗濯(41人)

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「洗濯。要領よく進めてくれるので任せたら積極的にやってくれるようになりました」(26歳・総務・人事・事務)

「洗濯。几帳面に干して意外ときちんと畳んでくれる。私が病気のときにたたんだら、喜んでするようになった」(44歳・その他)

「洗濯。洗濯していない日は気になるのか、洗濯をしないと気がすまないようです」(44歳・主婦)

「洗濯干し。洋服が好きなので、私の干し方が気にくわないようでやるようになったら、肩回りなどとても丁寧に干している」(50歳・総務・人事・事務)

このように、夫の洗濯方法を“几帳面”“丁寧”とほめる声が多く寄せられています。シワや風合い、型崩れなど、仕上がりのこだわりにまつわるエピソードも見受けられました。

洗う・干す・たたむの一連の家事を夫が全て担当する家庭もありましたが、複数の工程を夫婦でフレキシブルに分担している家庭もありました。「そのときできるほうが担当する」という日常を通じて信頼関係が育まれそうですね。

3位:掃除(47人)

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「高い所の掃除、冷蔵庫の上や換気扇など。背が高いので簡単にやってくれる」(47歳・主婦)

「キッチンの掃除。私がいつかやろうとそのままにしておくと、コンロ、作業台を丁寧にきれいに拭いてくれている。ほめると文句言いながらもしてくれる」(34歳・主婦)

「掃除。結婚前からもともと掃除が好きみたいで、夫も私もちょこちょこやっているので汚れなくて楽です」(39歳・主婦)

「窓掃除。私があまり気にならないタイプなので放置していたら、気になる夫がこまめに掃除してくれるようになりました」(49歳・主婦)

心地よいと感じる部屋の清潔度は、1人1人異なります。夫が定期的に掃除を担っている家庭では、汚れに対する感度が夫のほうが上回った場面を経験していました。「汚れを放置していたら掃除をしてくれるようになった」「自分が苦手な部分を担当している」という声が数多く聞かれました。

2位:家事をしない・全般苦手(55人)

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「何もやらないから、特にありません」(32歳・主婦)

「特にないです。家事は適当にやるのでやり直しが必要な事が多いです」(54歳・主婦)

「家事を一切手伝わないので得意分野なし。趣味の熱帯魚の世話と水槽の手入れだけはまめにしている」(45歳・その他)

「なし。家事は可能な限りしたくないタイプ」(40歳・その他)

今回のアンケートでは347人中55人は「得意な家事がない」と回答しています。夫の家事スキルへの失望やあきらめが感じられる回答もありました。

1位:料理(75人)

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妻から見た夫の得意な家事として、最も多くの回答を集めたのが料理でした。

「ホットケーキと焼きそばを作ること。じっくり待てる性格なので、ホットケーキはふんわりしておいしいし、焼きそばは私が作るよりも子どもたちに人気です」(36歳・総務・人事・事務)

「料理。ハンバーグは私が作ったときよりもおいしくて子どもも“おいしい”と言ってたから」(35歳・主婦)

「料理。 元々1人暮らし+飲食店勤務なので料理は得意です」(26歳・主婦)

「休日は夫が料理担当。私と違って同じ料理を何度も作ることが多いので、炒飯や餃子はプロ並みにおいしい」(39歳・主婦)

特定のレシピをとびきり上手に作るという声が多く聞かれました。

もともとあまり料理をしなかった夫が家族の「おいしい」の声を励みに料理が好きになったという声もありました。作った料理を喜んでくれる人がいるのって、やっぱりうれしいですよね。

 

今回は、妻から見た夫の得意な家事のランキングをお届けしました。

気づいたほう、得意なほう、できるほうがより多く担うことになる家事。今回のアンケートでは結婚前から家事上手だった夫は少数派で、日常生活の中で家事の必要性に気づき、担い、スキルを研磨していったケースが多く見受けられました。

家庭生活は掃除、炊事、洗濯、買い物……など、たくさんの家事の上に成り立ちますが、夫婦が家庭の中で複数のポジションをこなすことができると、家庭の組織力がグンと強くなりそうです。

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