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妻の変わらぬ明るさに感謝の声も…「withコロナの2020年」の年末に、夫が妻に伝えたいことを集めました

今年は、誰もが新型コロナウイルスという共通の困難を経験した年。友人や同僚との“ソーシャルディスタンス”が推奨された一方で、家族が集まる過密な空間で、密着して過ごす時間が増えた家庭は多いのではないでしょうか。

こと夫婦関係に関しては、困難の中で支え合って夫婦で楽しく暮らせたケースも、ギクシャクしてしまったケースもあるかもしれません。

『kufura』は、既婚男女632人(男性357人・女性275人)にアンケートを実施。今年の1年を振り返って総括してもらった上で、今、配偶者に伝えたいことをうかがいました。

結果は男女別で2回に分けてお届けしていきます。初回の今回は、既婚男性の声をご紹介します。

男性に聞く「今年はどんな1年だった?」前向きな回答は女性の3分の1以下…

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まず、今年1年を振り返ってどんな1年だったのか聞いてみました。

多くの男性が働き方や収入の変化、自粛によるライフスタイルの変化を経験していました。

■コロナ自粛の1年

「コロナの影響で自粛が続くストレスがたまる年だった」(57歳・研究・開発)

「子どもの卒業式、クラブ活動、大会の中止等があり、悲しい思い出が多くなった1年だった」(53歳・金融関係)

■収入が減少した

「給料が下がり、生活が苦しく耐える1年だった」(48歳・技術職)

「出社が制限され、仕事が減り、給料が下がることになった年だった」(52歳・ その他)

■仕事が激変した

「会社の業績悪化に伴い20年勤めた会社を辞め、激動の年だった」(44歳・総務・人事・事務)

「海外移住するつもりで昨年後半にビザを申請していたが、白紙に戻った。コロナ第一波の株式暴落で大損したさんざんな年だった」(46歳・会社経営・役員)

■働き方が変わった

「テレワークで働き方を見直した年」(50歳・コンピュータ関連技術職)

「新たな働き方改革の年であった」(52歳・企画・マーケティング)

■家族に変化があった

「保育所に預けられなくなり、奥さんがずっと子どもをみていて鬱になった」(37歳・その他)

「在宅時間が多く、妻がイライラしている」(55歳・ 企画・マーケティング)

■家族と楽しく過ごせた

「出かけることが減り、家族で協力して気持ちを明るく保ってきた1年でした」(53歳・コンピュータ関連技術職)

「子どもとの時間を多く過ごせた」(41歳・営業・販売)

女性からは家庭内の変化にまつわる回答が多く集まったのですが、男性の場合は働き方や収入に関する回答が非常に多く寄せられました。また、自粛ストレスにまつわる回答も多く寄せられました。

回答の中には、「家族と仲良く過ごせた」などのポジティブなものも見られましたが、こうした回答はわずか3.4%。これは、既婚女性の3分の1以下でした。

年末を迎えるにあたって妻に伝えたい一言は?

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続いて、“withコロナ”の2020年の年末を迎えるにあたり、今、妻に伝えたい一言についてお聞きしました。

皆さんから寄せられたメッセージに含まれた言葉で最も多かったのは以下のワードでした。

「ありがとう」「感謝」…感謝の言葉(108人)

「ろくなことがなかったのに明るくふるまってくれてありがとう」(46歳・会社経営・役員)

「家事の大変さを知っていつも以上にありがとうといいたい」(38歳・会社経営・役員)

「毎日飯を作ってくれたことと、変わらない明るさをありがとう」(53歳・コンピュータ関連技術職)

食事作り、育児、コロナ自粛など、普段と比べてストレスフルな状況下での妻のサポートに対して感謝の言葉が最も多く集まりました。

「お疲れ」「ご苦労様」「大変だったね」…ねぎらいの言葉(72人)

「コロナ渦という不可抗力のせいとはいえ、肉体的・精神的・経済的な面で様々な苦労をかけてしまった。お疲れ様という気持ちと共に、申し訳なさを強く感じる」(42歳・総務・人事・事務)

「家のこと、子どものことをしっかりしてくれてご苦労様でした」(53歳・金融関係)

「子どもの面倒をよく見てくれたし、毎日家事、育児にご苦労様といいたい」(41歳・研究・開発)

「大変な中で頑張ったね。新たな日常は子らにとってはよかったね。でも身体の痛みとか大変だから、マイペースでやってね」(57歳・コンサルタント)

ここまで無事過ごせたことで「お疲れ様」「ご苦労様」とねぎらう言葉も多く聞かれました。

「来年も…」「これからも…」近未来を見据えた言葉(69人)

「いつもありがとう。また来年も一緒に頑張ろう!」(39歳・技術職)

「来年も大変なこともあると思うけど、2人で乗り越えてたくさん幸せな思い出を作ろうね!」(26歳・その他)

「家庭菜園で野菜をほとんど買うことないくらい育ててくれて、家計を守ってくれて感謝している。これからもさらに美味しい手料理を作って恩返しするつもり」(52歳・その他)

来年こそは楽しい1年に、これからも手を取り合って支え合って……といった、前向きな言葉はなんだか元気をもらえますね。

50代以上の一部男性からは深刻な夫婦仲を感じさせる言葉も…

今回は、ほとんどのメッセージが感謝やねぎらいの言葉でしたが、ごく少数の男性からは、ネガティブな言葉もありました。今回のアンケート結果に限っては、そうした言葉をつづっているのは50代男性が目立ちました。

「そんなに嫌なら、とっとと出て行ってくれ。止めはしないよ」(50歳・その他)

「掃除が雑になっている気がする。そんなに細かく言うつもりはないが在宅時間が増えた分、気になるよ」(52歳・営業・販売)

「見飽きた」(56歳・総務・人事・事務)

「お前な、もう少し考えてお金を使ってください」(57歳・営業・販売)

これまでの長い夫婦関係で蓄積した“澱”のようなものがコロナ禍でかき回され、顕在化したケースは少なくないのかもしれません。

妻への愛を語る回答も

最後に、こんなメッセージをご紹介します。

「あなたが居てくれるからこその私の人生です。ただただ、そばにいてくれるだけで十分です。他には何もいらない」(53歳・その他)

「愛してるよ」(48歳・営業・販売)

新型コロナウイルスの影響はみじんも感じさせない、ただのラブレターでした(笑)。

 

以上、今回は、既婚男性が振り返る2020年と、妻に向けた一言メッセージをお届けしました。

辛い時期だからこそ、支え合える相手がいることに喜びを感じている男性が多く見受けられました。さて、次回は女性からの声をお届けします。

既婚女性にとって2020年はどんな1年だったのでしょうか。

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