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最高に…可愛いor憎らしい?じいじ・ばあば305人に聞いた「孫ラブ&孫イラ」の瞬間

育児はつらくて、楽しい。子どもは愛おしいけど、時々憎たらしい。密な関係は居心地がいいけど、時々息苦しい。このような育児の“表面”と“裏面”は、多くの親が日常的に感じていることだと思います。

孫の顔を見ることを心待ちにしていたシニア世代もまた、しばしば育児の“裏面”に直面することがあるようです。今回は、孫がいるシニア男女305人に「孫が最高にかわいかった瞬間」「孫に対して最高にいらだちを覚えた瞬間」について聞いてみました。

あぁ、幸せ!孫が最高にかわいかった瞬間は?

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まず最初に孫が「最高にかわいい」と感じた瞬間について回答が多く集まったものをご紹介します。

3位・・・かわいいしぐさを見たとき(16人)

「柿を『ハイ』と言って持ってきてくれたとき」(61歳・男性 /総務・人事・事務)

「2歳児のしぐさすべて」(67歳・男性/営業・販売)

「寝顔が可愛い」(60歳・男性/会社経営・役員)

2位・・・笑顔を見せたとき(42人)

「抱き上げるとニッコリ笑顔になる」(66歳・女性/主婦)

「買ってあげたおもちゃで楽しそうに遊んでいるとき」(55歳・男性/ その他)

「とても愉快そうに笑うとき」(75歳・男性/その他)

1位・・・甘えてきたとき(52人)

「『バァバが好き。バァバとこに泊まる』と言ったとき」(53歳・女性/その他)

「『帰らないで』とだだをこねられたとき」(62歳・男性/公務員)

「久しぶりに会ったのに、覚えていてくれて『抱っこして~』と言われたとき」(52歳・女性/主婦)

「『ずーっと、おばあちゃんと一緒にいたいから離さない』『金魚のフンになる』と言って、私の服を、起きている間中つかんでいた」(70歳・女性/主婦)

「いつも帰り際に手を振り孫を見送るが、娘から後で7歳になる孫がわんわん泣き出したと聞いてかわいくてこちらも泣いた」(73歳・男性/その他)

甘えてきたり、笑ったり、大人のまねをしたり。それらは計算されたものではなく、自然な振る舞いだからこそ、より愛おしく思えるのではないでしょうか。

イラッ!孫に対して最高にいらだちを覚えた瞬間は?

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続いて、孫に対して最高にいらだちを覚えた瞬間をご紹介します。

3位・・・言うことを聞かないとき(19人)

「風呂に入って『走るな』といったのに全然いうことを聞かない」(58歳・男性/会社経営・役員)

「大きくなって生意気になってきたとき」(71歳・女性/主婦)

「積み木で遊んでいて、タワーができて喜んだ瞬間に足でけとばして壊してしまうあの瞬間(苦笑)」(71歳・男性/その他)

「後片付けをしない。5歳児」(67歳・男性/営業・販売)

2位・・・なかなか自分に懐かないとき(22人)

「人見知りが激しく、抱っこしようとしても泣いて拒否ばかり」(55歳・女性/総務・人事・事務)

「一年に数回しか会わないので、抱っこしたら泣かれた」(69歳・男性/その他)

「『じいじ嫌い』『ばあば好き』と言ったとき」(70歳・男性/その他)

「ずっと人見知りして泣かれたとき」(53歳・女性)

1位・・・最高にいらだちを覚えた瞬間はない(177人)

「かわいいだけでそのようなところはない」(75歳・男性/その他)

「まだ小さいのでありません」(66歳・女性/主婦)

「そんなときはない」(48歳・男性/公務員)

圧倒的に多かったのは「最高にいらだちを覚えた瞬間はない」という結果でした。何をしてもかわいいという理由や、会う頻度がそれほど高くないという理由まで、様々でした。「かわいい時期はあっという間に過ぎ去る」と体感しているからこそ、大らかな気持ちで見守ることができるのかもしれません。

一方で、久しぶりに会った孫や、パパ・ママのために預かっている孫に大泣きされると、気持ちが揺さぶられることがあるようです。また、言うことを聞かないときにはイライラしてしまうことがあるとの声も。これは、パパ・ママも同じことですよね。

以上、今回は孫が最高にかわいかった瞬間、最高にいらだちを覚えた瞬間についてお届けしました。

回答者からは、あっという間に成長していく孫を見て「ちょっぴり寂しい」という声も聞かれました

「子育てをしていたときには『早く大きくなれ』と思っていたけど、孫を持ったら『子育てをしていたとき、こんなにかわいいことになぜ気づかなかったんだろう』と後悔した」とシニア女性が語っていたことがあります。

孫を通じて、子育てで大変だったころの自分を思い出して反省したり、癒されたり、ときどきイライラしたり。子育てとはまた違った感情を抱くのかもしれません。

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