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叱るより効果アリ!子どもがおもちゃを自分から片付けるようになったわが家の工夫

子どもが遊んだあとのおもちゃの片付け、スムーズにいっていますか? 遊んだあとは放置状態、叱っても聞かない……など、毎回イライラしている方もいることでしょう。

そこで『kufura』では、子持ち女性149名を対象に“子どもが自発的に片付けをするための工夫”を調査しました。一筋縄ではいかないお片付け問題、みなさんはどのように対処しているのでしょうか。

おもちゃの気持ちを代弁する

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「おもちゃも疲れたみたいだから、お休みしたいみたいだから、箱にいれてあげようと、言ってみる」(31歳/その他)

「おもちゃがみんなに踏まれて痛いって言ってるよ。床も埃だらけになって、掃除してほしいって泣いてるよ。って伝えます」(36歳/主婦)

「片付けをしないとおもちゃさんが泣いて、夜になったら出て行っちゃうよと伝えています」(36歳/主婦)

「テレビでやっていたオモチャが片付けてもらえなくて悲しんでいる気持ちを表現した歌を歌ってみる。トイストーリーが好きなので、そのキャラクターの名前を出して片づけを促してみる。ぬいぐるみなどを使って、お家に帰りたいよーと言ってみる」(38歳/主婦)

おもちゃの気持ちを伝えて、片付けを促すという方法です。対象は小さい子どもに限られそうですが、情緒を育む教育にもなりそうです。

『トイ・ストーリー』はおもちゃが生きているという設定の映画ですから、それを利用するのもいいですね。

自分が手本となり、その姿を見せ続ける

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「子どもに片付けている姿を見せ続けること」(35歳/金融関係)

「“ないなーい”の言葉を最近覚えたので、言葉と動作をまねする子どもに片付ける姿を見せるとまねして片付けてくれる」(28歳/その他)

「くじけずに、何度も片付けることを教える。親が見本になって片付ける」(29歳/その他)

子どもは親の鏡と言われるように、多くは親のマネをして育ちます。「片付けしなさい」とどれだけ言われても、親がやらないようでは子どもができるようにはならないでしょう。自分自身が手本となり、率先して行うことで子どもも自主的に片付けできるようになる……はず?

片付けしやすい環境を作る

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「おもちゃを厳選して、子どもでも片付けやすいように、置き場所を決め、箱は基本的に投げ入れるだけにしておき、名前と絵を描いて、置いています」(35歳/主婦)

「おもちゃを戻す箱を分けて片付けしやすいように変えた」(37歳/主婦)

「片付けやすいように箱に写真をはって戻す場所をわかりやすくしている」(36歳/その他)

「簡単に片付けができるよう、洗濯ネットなどをおもちゃ袋に使う」(37歳/その他)

片付けは簡単に見えて、子どもからするととてもレベルの高い作業です。そのため、片付ける場所を子どもでもわかるようにすることや、入れるだけで完了するなど、いかに簡単に片付けられるようにするかは大きなポイントとなるでしょう。

片付けも遊びの一部にする

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「ポイポイゲームとしておもちゃを入れ物に入れてもらう」(31歳/主婦)

「遊びながら片付けるようにする。車のおもちゃだったら、走らせながら箱に入れていく、など」(32歳/主婦)

「遊びながら片付ける。これはどこにあったかなー?? 正解 !! すごーい !!と褒めまくる」(31歳/主婦)

「交互にしまうなどゲームに参加しているようにする」(39歳/主婦)

片付け=大変なこと、と植え付けてしまうと、片付けが苦痛になり、やりたくなくなるでしょう。反対に片付けを遊びの延長として行うと、楽しく片付けができそう。

なかでも多かったのは、

「よーいどん!の掛け声で一緒に片付ける」(24歳/主婦)

「誰が多くおもちゃを片付けられるか勝負する」(27歳/営業・販売)

と、競争して片付けを行うという意見でした。

ご褒美大作戦!

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「お片付けをしたらお小遣い」(28歳/主婦)

「おやつ前などご褒美作戦」(29歳/主婦)

「かたづけたら折り紙をあげる」(32歳/主婦)

片付けを褒める材料として使っている方も。頑張って片付けできたご褒美に、お菓子やお小遣いをあげるという声があがりました。

毎回ご褒美も大変そうですが、片付けの習慣をつけるのにはいいのかもしれません。

あえて放置して気付かせる

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「散らかしたままにする。しばらくすると、汚いって思って片付ける」(29歳/その他)

「一時期、子どもがあまりにも片付けを拒否するので、こちらも疲れやイライラが抑えきれなくなりそうだったので、あえて放置していた。そのうち、子ども本人が“紛失する”“踏んで壊す”“踏んで痛い思いをする”を経験し、子どもが自分で学び自分から片付ける様になった」(38歳/その他)

子どもを見守ることは、助けるよりも難しいことです。何も言わず子どもに気付かせるという方法は忍耐が必要ですが、子ども自身の成長につながることでしょう。こうした姿勢は親として学びたいですね。

その他のアイディア…うちではコレが効果ありました!

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「お片付けの歌を歌う」(32歳/主婦)

「次のおもちゃで遊びたいなら、前に出したおもちゃは片付けるように伝えた」(36歳/主婦)

「片付けないと一つおもちゃを捨てる約束をする」(41歳/その他)

保育園や幼稚園の片付けの歌を家庭内でも利用したり、約束してペナルティを課したり、みなさんいろいろと工夫されているようです。片付けはすぐには身につかないものですから、長い目で見て習慣づけられるといいですね。

 

子どもによって工夫の仕方もさまざま。また、そのときにうまくいっても次にうまくいくとも限りません。おもちゃの片付けに困っている方は今回の意見を参考に、いろんなアプローチを試してみてはいかがでしょうか?

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