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増え続ける学校・園からの「おたよりプリントの山」どう整理するのが正解?

子どもが学校や園から持ち帰るプリント類は、放っておくとどんどん増えていきます。リビングや子ども部屋にゴチャゴチャした「プリントの山」を作らないためにはどうしたらいいのでしょうか。

今回は、500人の先輩パパ・ママに、子どもが持ち帰るおたよりプリントの処理法や収納法についてうかがいました。

「いるもの・いらないもの」の優先順位はその場でつけるのが大切!

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皆さんのアンケートを1つ1つ読んでいくと、学校からのおたよりをもらったら、“読んだそのときに”保管が必要かどうかを判断するのが大切だということがわかります。

「読んだら、期限のあるもの、置いておくもの、捨てていいものに分けてかごに入れてリビング机に保管していた」(53歳/女性/主婦/子ども17歳・20歳)

「目を通したあと、期日まではファイリングし、捨てられるものはどんどん捨てている。学年だよりなどは、1年間保管している」(35歳/女性/主婦/子ども0歳・2歳・7歳)

「プリントを読んだら、提出しなきゃならない物、あまり必要性の無い物、保管しておいた方が良さそうな物を分けて100均のプリント収納BOXに片付けておく」(35歳/女性/主婦/子ども4歳)

「必要か不要かおおまかに分類して不要なものは捨てる。必要と判断したものも時間をおいて見ないようなら捨てる」(33歳/男性/営業・販売/子ども0歳・5歳)

行事の予定や持ち物など大切な情報が載っているプリント、目を通したら処分可能なプリントをもらったその場で分別している家庭が多くみうけられました。

続いて、重要度に応じたプリントの取り扱い方法をご紹介します。

大切な情報満載!「年間計画表」や毎月の「クラス・学年だより」の扱い方

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年間計画表や、必要な持ち物や集金日などが記載されたクラス便りは、親にとって使用頻度が高いものです。大切な情報が載っているプリントの管理法は、家庭によって3つの方法に分かれていました。

(1)ファイリングして保管

「年間表、給食表は何度も見返すので、専用ファイルに入れてすぐに取り出せるようにしている」(29歳/女性/主婦/子ども4歳)

「クラスだよりはファイリングしておく」(43歳/女性/主婦/子ども4歳・6歳)

「予定表などはランドセル置きの収納スペースに保管」(32歳/女性/主婦/子ども6歳・8歳)

(2)カレンダーやスマホに記録して処分

「写真に撮るか、携帯のメモ機能に必要事項を打ち込んで、捨てる」(28歳/女性/主婦/子ども5歳)

「スケジュールはカレンダーに記入して、捨てる」(45歳/女性/その他/子ども11歳・15歳)

(3)見えるところに貼っておく

「壁に貼っておいて、不要になったら捨てる」(49歳/男性/その他/子ども12歳・15歳)

「大事なものや日程が入っているものは冷蔵庫にマグネットでとめる。日程が済んだものやお便り系は、ファイルにはさんで保管」(40歳/女性/主婦/子ども3歳)

「必要なものはコルクボードに張り付ける」(40歳/女性/主婦/子ども7歳・13歳)

目を通せばOKの「お知らせプリント」はどうしてる?

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続いて、感染症流行のお知らせや、園や学校からの報告など、保護者が目を通せばOKのプリントの取り扱いについては、“目を通したら即処分”という家庭と“念のため保管”という家庭に分かれていました。

(1)必要な情報は手帳やスマホにメモしてから捨てる

「写真に撮るか、携帯のメモ機能に必要事項を打ち込んで捨てる」(28歳/女性/主婦/子ども5歳)

「保管不要なものは即処分。保管するものはファイリング。学校行事に関するものは写真をとってカレンダーアプリに登録」(42歳/女性/主婦/子ども6歳・10歳・13歳)

(2)確認したら処分

「用が済んだ物はすぐ捨てる」(57歳/男性/研究・開発/子ども12歳)

「もらってきたその日に、要らないものは処分。必要なものは専用書類ケースに保管」(47歳/女性/主婦/子ども12歳・18歳)

(3)念のため保管して定期的に処分

「箱にしまって、ある程度たったら捨てている」(37歳/女性/総務・人事・事務/子ども6歳・9歳)

「もらってからしばらく持っていて、完璧に必要がなくなった時に捨てます」(51歳/女性/主婦/子ども17歳)

「学年が変わるまでは、保管しています。学年が変わる時に、すべて捨てます」(58歳/女性/主婦/子ども21歳)

名前や個人情報が載っているプリントには、シュレッダーにかけたり、切り刻んでから処分している家庭もありました。

男性から多かった「妻にまかせているのでわからない」の声…

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今回のアンケートは男性にも依頼したのですが、現在12歳以下の子どもがいる男性からは「奥さんに任せているのでよくわかりません」(51歳/男性)や、「かみさんが整理していると思うのでよくわかりません」(47歳/男性)といった声がチラホラと見受けられました。

また、「子どもにまかせている」という回答した女性はほとんどいなかったのに対し、10人の男性が「子どもにまかせている」と認識している点もちょっと興味深い点でした。

 

いずれにしても、プリントの保管から、スケジュールの把握・記録に至るまでの一連の作業は、地続きの仕事です。ちょっと気を抜くと、工作の材料やおつりのない集金金額を用意できなかったりといった“プチトラブル”に発展するので、気を抜くことができないのは確か。

新年度になったら、毎日のようにおたよりが何枚も届く日々が続きます。その前に、それぞれの家庭に合ったプリントの管理法を夫婦や親子で話し合ってみてはいかがでしょうか?

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