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もうパンク寸前!どの家事やめよう…ママたちの「サバイバル家事術」を調査

夕方、子どもが抱っこをせがんで身動きがとれないけれど、夕ご飯はできていないし、洗濯物も干しっぱなし。床には汚れがたまっている……という八方ふさがりの状況に陥ったら、皆さんはどうしますか?

育児中は、家事をこなしきれなくなる日が誰にでも訪れるのではないでしょうか。それでも明日に余力を残して無事に1日を終えるための“サバイバル術”として、“家事を完ぺきにすることをあきらめる”というものがありますよね。

今回は、子育て中の208人の女性に育児が大変で余裕がない時期にあえて“しなかった家事とその代替案”についてうかがいました(複数回答可)。大変なときにやらなかった家事を1位~5位までのランキング形式でご紹介します。

5位:子どものやけどが怖いし…「アイロン」(5.2%)

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「ワイシャツのアイロンがけ。99円クリーニングを利用した」(43歳・主婦)

「アイロンは危ないので、ノーアイロンで着れる服を選ぶ」(38歳・公務員)

「夫のワイシャツのアイロンを放棄」(35歳・その他)

大やけどのリスクがあるアイロンを使える時間は、子どもが寝ているときに限られてしまいます。そのため、一時的にアイロンをあきらめて“ノーアイロンの服”を選択する家庭が目立ちました。

4位:中断するのが難しい「食器洗い」(6.2%)

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「食洗機で洗える食器や調理道具のみ使用」(35歳・主婦)

「手洗いをやめて食洗器にした」(34歳・総務・人事・事務)

あちこちに気を配りながら一カ所にとどまって家事をし続けるのが難しい育児中、食器洗いは中断するのが面倒な家事の1つ。そのため、食洗機を導入して子どもと過ごす時間を増やしている家庭が見受けられました。

3位:クリーニングやランドリーを活用!「洗濯」(10.1%)

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「ベランダ干ししないで部屋干しにした」(47歳・その他)

「洗濯機を回す余裕がないのでランドリーに持っていった」(25歳・主婦)

「朝洗濯はしないで、夜全自動洗濯乾燥機を使う」(40歳・総務・人事・事務)

「洗濯物をたたまない。かごに、それぞれ入れるだけ」(40歳・主婦)

洗って、干して、取り込んで、たたんで……と、一連の作業は家族が増えれば増えるほど手間が増えますよね。とことん疲れてしまったときには、“洗濯をやめて翌日に持ち越す”という家庭も見受けられました。

2位:惣菜やミールセットが大活躍「料理」(25.4%)

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「レシピを考えなくて済むお料理キットを使う」(30歳・主婦)

「みじん切りのネギ、ささがきになっているゴボウなど、すぐ使えるものを買ってきた」(39歳・主婦)

「なかなか台所に立てなかったため、レトルト食品を使用した」(33歳・主婦)

「産後は買い物に行けないので生協などを利用し、料理も市が支援してくれるヘルパーに頼んだ」(31歳・主婦)

火や包丁を使う料理は、子どものケアをしながら並行するのは難しいことがあります。“いっときのこと”と割り切って様々な方法で乗り切っている方が多くいらっしゃいました。

1位:少しぐらい汚れていても…「掃除」(26.0%)

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「ふき掃除をやめて、“クイックルワイパー”でささっとごまかす」(39歳・主婦)

「ほこりでは人間死なないからと言われ、掃除をおろそかにした」(47歳・その他)

「トイレ掃除をやめて、便器にクエン酸水をかけるだけにした」(40歳・主婦)

「掃除機をやめて、ロボット型掃除機にまかせた」(38歳・技術職)

キレイな部屋を目指して根を詰めて掃除をすればするほど、子どもとの時間を楽しめなくなる……という経験を持つ方は少なくないのでは? 掃除してもすぐに汚れる場所の掃除は、簡素化したり、見ないふりをして乗り切っている方が多くいらっしゃいました。

 

今回は、育児が大変なときの“サバイバル家事術”をご紹介しました。

4割がワンオペ育児中と回答!“辛いと感じること”時間がない、より多かったのは…」でお届けしたように、女性が1人でほとんどの家事と育児を担っている家庭が多く見受けられます。全てを完ぺきにできないときには“緊急サバイバル術”を駆使して、親子が無事に1日過ごせたことを“よかった”と思える日にしたいですね。

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