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「保育園ママたちに教わることも多い毎日です」キレイすぎる働くママ!後藤真希さんインタビュー

モーニング娘。の絶対的エースとして、ブレイクし、今もカリスマ的人気を誇る後藤真希さん。二児の母となった現在は、モデルとしての活躍のほかベビーグッズのプロデュースやレシピ本を出版するなど、新たな分野にも活動の幅を広げています。kufura編集部では、10月5日に初のエッセイ本『今の私は』を出版した後藤さんに、「働くママ」としての今の毎日について、お話しを伺いました。(写真/『今の私は』小学館 より)

周りに頼ることが苦手だったけれど、子育てで少しずつ気持ちに変化も

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ーー編集部 (以下同) テレビや、ライブのゲスト出演など、今年は精力的にお仕事に復帰されていますが、仕事と家庭のスイッチの切り替えはどんな風にしていますか?

テレビなどのお仕事の時と、普段の自分は、私の場合あまり変わらないんです。豹変するのはライブでステージに上がる時くらいかな? 大きな声を出すから、子どもに「ママちょっとこわい……」って言われちゃうくらい(笑)。スイッチを意識的に切り替える、っていう感じではないんです。

ふたりの子どもは普段は保育園に預けているんですけど、急に熱を出したりすると、現場に連れていかざるをえない日もあったりして。楽屋にお布団を持ち込んで寝かせていた時もありました。そんな時はママでもあるし、もちろんタレント・後藤真希でもあります。ただ、あくまでもテレビ局はお仕事の場所。なので、スタッフの方が気を遣って子どもにもお弁当を用意してくれたりしますけど、子ども用のお弁当は作って持っていくようにしています。

今回出したエッセイ集にも書いているんですけど、子育てって本当に周りの人の協力あってこそですよね。もともと私は、自分から他人に頼ったり甘えたりするのは苦手だったんですけど、子育てをしているとそうも言ってられない(笑)。スタッフの皆さんや夫、行きつけの産婦人科の先生など、手を貸してくれる人たちあってだなあ、って改めて感謝しています。

ネット通販をフル活用! 家事は効率重視です

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ーー後藤さんが、家事と育児をこなすために工夫していることを教えてください

今、子どもが1歳と2歳なので、二人を連れて買い物に行くのはとにかく大変なんですよ。なのでネットスーパーやAmazonなどをフル活用しています。4人家族で基本毎食自炊だと、飲み物の量だけでハンパないし買い置きもすぐなくなっちゃう。なのでネット通販は欠かせませんね。Amazon prime で配送日や配送時間まで細かくチェックしながら、いかに効率よく受け取れるかまで考えて発注することも多いですよ。

料理は小さい頃から母の背中を見て自然と覚えたので、毎日の自炊はまったく苦にならないんです。基本、夫の給料でやりくりするようにしているので、食費の目安は1週間5千円以内。先日出演したテレビ番組でも紹介したんですけど、生鮮食料品がめっちゃ安い激安スーパーが千葉にあって、そこにもまとめ買いに行ったりします。

お肉は特売日にまとめて、野菜も使い回せるようにメニューを考えながら、と、限られた買い物時間の中でいかに上手くやりくりできるかをいつも考えます。あと、保育園のお迎えから帰った後、腹ぺこの子どもたちがムズがる前にいかに素早く夕ごはんを作れるか、とか考えたりするのが得意だし、楽しいですよ。

保育園ママたちには教わることが多いんです

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ーーkufuraは、働くお母さんの読者が多いんです。後藤さん自身、同じように働くママになってみて、何か変化がありましたか。

変化……というより、同じ保育園のお母さんたちから「勉強させてもらってる」なあ、っていうのが正直なところ(笑)。保育園で出会うママさんたちはみんなとてもイキイキしてて素敵なんですよね。私の場合、仕事柄ラフな格好で、朝もすっぴんで子どもを預けに行けるんですけど、他のママたちは会社員の方も多いから、メイクもお洋服もきちんとしてる。子どもの朝の準備だけでも大変だろうに、自分の身だしなみもきちんとしていて本当に尊敬します。

保育園ママのグループLINEにも入ってるんですけど、そこでも常識とかマナーとか、色んなことを勉強させてもらってますね。私は就職の経験がないし、これまで友達や家族とのカジュアルなやりとりに慣れていたから、いわゆるオトナの「きちんとしたメール」の書き方が正直よくわからなかったんです。

でも保育園関係のお知らせメールや、役員ママたちからの連絡メールを読んで「こういう書き方をすればいいんだ!」「こういう言い回しで伝えればいいんだ!」って、すごく参考になることが多い。私もいずれ保育園の役員を担当することもあると思うので、今のうちにこの書き方を覚えておかなきゃ、って日々学んでいるんです。

インタビューで感じたのは、後藤真希さんの等身大で地に足のついた、女性としての健やかさ。トップアイドル時代の「少しとんがった」印象の少女は、今や子育てと仕事の両立をしなやかにこなすお母さん。私たちと同じように日々小さいことで喜んだり、迷ったりしてるんですよね。

 

「今の私は」は、33歳になった後藤さんが、改めてモー娘。時代のことや、現在のパートナーとの出会い、妊娠&出産、美容や家事について真摯に語ったエッセイ集です。一人の女性としての後藤真希さんの魅了が詰まった1冊、ぜひお手にとってみてください。


【プロフィール】

後藤真希 1985年9月23日生まれ。東京都江戸川区出身。

1999年にモーニング娘。の第3期メンバーとしてデビューし、2002年まで同グループで活躍。その後ソロとして活動中。現在は二児の母としてファッションモデルのほかキッズ商品のプロデュース、セレクトECショップを開設するなどおしゃれママとしても常に話題の的。美容やファッション、料理ネタを発信する公式インスタグラム(@goto_maki923)も大人気。

 

撮影/五十嵐隆裕(SIGNO)、田中麻以(小学館)<スタジオ分>

取材・文/小沢あや

構成/kufura編集部

『今の私は』 後藤真希 著
¥1,600  (小学館)

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