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あぁ、やっちゃった…入園・入学準備にありがちな要注意「ウッカリ事例5つ」先輩ママに調査!

子どもの入園・入学を控えている家庭の3~4月は「やることリスト」の項目が積み重なる時期ですよね。いろんなことに追われているうちに、“手抜かり”が生じることも……。

今回は、子どもがいる女性55人から入園・入学準備の“うっかり”エピソードを集めました。

子どもの“ハレの日”に向けて、やることリストに追加しておくべきこととは?

1:「買うべきもの」の確認はもう一度

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学校や園から配布された“事前に用意するものリスト”の準備に慌てたケースです。

「いろいろ準備が遅く、慌てて買いそろえた」(49歳・主婦/子15歳・21歳)

「自宅近くにしっかりした学用品を売っている店がなかったので100円ショップでそろえたら、1学期のうちにほとんど壊れてしまった。ある程度の品質のものをそろえればよかった」(42歳・主婦/子9歳)

それぞれの学校や園で定められた文房具、学用品など、“用意するもの”リストを確認して、早めに買いそろえておきたいですね。

2:登園グッズや学用品の「名前付け」「記名」は余裕をもって

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続いて、“名前付け”“記名”に関する回答です。

「早めに名前書き(衣服、靴下)をすればよかったと思った。直接タグに書きたくなかったので、全部白テープを縫い付ける作業に時間がかかってしまった」(40歳・その他/子10歳・11歳)

「子どもの用具に名前シールを用意したが、洋服などは取れるし、貼ってもすぐに剥がれてしまうので、結局、手書きに。もっと余裕を持つべきだと感じた」
(28歳・主婦/子3歳)

「ぎりぎりの準備で、名前を書き忘れたものがありました。余裕をもって準備が大切だと思います」(39歳・主婦/子11歳)

入学・入園先から、持ち物に記名をするように説明を受けるケースが多いと思います。クレヨン1本1本、靴下や衣類1枚1枚まで記名をするのは、骨の折れる作業です。

今回のアンケートではうっかり記名を後回しにしてしまったという声があったほか、名前付けグッズがうまく貼りつかなかったというケースもありました。

想定外の事態にそなえて、記名は早めに進めておきたいですね。

3:手作りでも既製品でも「袋類」「布類」準備は早めに。でもあまり気負わずに

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多くの学校・園では、袋類や寝具などの“布もの”を用意する必要があります。定められた条件通りのものを入手するまでのいきさつを振り返るエピソードも寄せられました。

「バッグを手作りした。持ち手が長かった」(39歳・主婦/子7歳)

「手作りしか選択肢がないと思っていた。しかし、実は手芸店に注文すれば作ってくれるというのを後から知った」(43歳・主婦/子9歳)

「手作りすることが愛情のすべてだと思わないこと。できることはする、できないことは市販品を購入するなどで十分だと思った」
(39歳・公務員・団体職員/子2歳・4歳)

「バッグから、防災頭巾入れから、全部手作りしようと思ったけど、面倒くさくなって、ネットで全部一括購入」(40歳・主婦/子6歳・8歳)

「入園用品の手作り品をお店に頼んで作ってもらったが、値段が高くなってしまった」(49歳・その他/子5歳・9歳・13歳)

手作りにするか既製品にするのか、それともプロに手作りしてもらうのか……。いろいろ悩んだ末にそれぞれの選択をしたものの、後から振り返って「ああすればよかった」という思いを抱えている人もいました。

「問題なく使えるなら、なんでもいい」という境地に至った人も見受けられます。いずれにせよ、入学式前に余裕をもってそろえられると、ホッとできそう。

4:入園式・入学式後の「日常着」が足りていないことに気付く

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入学式・入園式の準備の準備はばっちり。ところが、いよいよ新生活が始まると、ワードローブ(手持ちの服)が不足していた、というケースもありました。

「保育園に置いておく服があることを知らず、着替えの用意が少なすぎた」(33歳・その他/子2歳)

「入学準備に追われて通学服を買うの忘れた」(52歳・主婦/子13歳)

今まで園服で過ごしていた子が学校用の普段着が足りなかったり、学校・園の着替え袋に服を補充したらタンスの服が足りなくなった、などのケースが寄せられています。

手持ちの服を確認して、普段着の着回しサイクルをイメージしておいたほうがいいようです。

5:子どもの準備で「親の式服準備」が後回しorテキトーに…

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最後は、子どもの準備に追われて、親の衣装の準備が万全でなかったケースです。

「私の着付けをしてもらおうと思っていたが、予約するのが遅く、間に合わなかった」(46歳・その他/子7歳・9歳・12歳)

「1人目の小学校入学式のとき、雑誌やネットを念入りにリサーチして、春らしい式服を買った。しかし当日の天気はまさかの雪。冬物のコートを1度も脱がずに終わった。以来、“寒い日パターン”と“暖かい日パターン”のコーディネートを想定しておくようになった」(41歳・その他/子14歳・12歳)

「子どものための準備に追われて、自分が着ていくスーツがなかった(流行遅れだった)ため、慌てて買いに行ったことがある」(56歳・その他/子・18歳・20歳・22歳)

「自分はヒールの靴を履かなければと思い、あわててネットで靴を買った。しかし、足が痛いため、結局近所のところで試し履きして購入した」(38歳・主婦/子・11歳・13歳)

ついつい後回になりがちな親の準備。「自分の服はアレでいいや」と思っていたら、洋服のデザインが合わない、サイズが合わない、気候と合わない、ピッタリの靴がない、着物の段取りが間に合わない……といった事態が起こりやすいようです。あらかじめ、服、ヘアメイク、靴のイメージをしておくと直前にあわてなくてすみますね。

 

以上、今回は、入園・入学準備の“うっかり”エピソードをご紹介しました。

あわただしい時期ですが、1つ1つ“やることリスト”を終わらせ、無事に子どもの新生活の門出の日を迎えられるといいですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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