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子どもにいい影響があった「お手伝い」を調査!はじめた年齢とさせたことを聞きました

大人になると当たり前にやらなくてはいけなくなる生活全般のこと。子どもの頃からいろいろと教えておくといいなあと思いながら、いつからどんなことを始めたらいいのかと思案する人もいらっしゃるでしょう。

今回『kufura』では、20歳以下のお子さんを持つママ125人に「子どもにいい影響があったお手伝い」についてアンケートを行いました。お子さんがお手伝いを始めた年齢も含めて見ていきましょう。

食べることは絶対に必要だから…「料理」

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まずは、生きていくために絶対に必要な「食べる」に関すること。小さい頃から本格的にやらせているという方もいました。

「2〜3歳頃からお料理を一緒にしています。小学生時代は洗い物の片付けのお手伝い。良い思い出になっています」(41歳/自営業)

「5歳頃に一緒に調理をするようにした。小学校高学年に家庭科で苦労することはなかった」(49歳/総務・人事)

6歳頃から鍋をかき混ぜることをさせ、多少の料理を覚え自炊が少し出来るようになってきた」(48歳/その他)

7歳。夏休みに昼食を自分で作ることを始めました。料理や食材への関心が高まったようで、嫌いな食材も食べられるようになりましたし、料理以外の食器洗いなども進んで手伝ってくれるようになりました」(47歳/その他)

「お米研ぎ。長男7歳の夏休みの課題で、お米とぎをしたいと言ってきたのでやらせました。長女はあまり料理を手伝いたがりませんが、長男はそれ以降、料理のお手伝いを好んでやります」(42歳/主婦)

10歳、料理。手順通りに作り、後片付けをすることが少しできるようになった」(38歳/主婦)

10歳。料理の手伝いをするようになって会話の時間も増えたし、大学生になって自炊出来るようになったので良かったです」(50歳/総務・人事)

感謝の気持ちをこめて「食事の準備・後片付け」

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料理を作る以外に、配膳や下膳のお手伝いをお願いしたという方も。お手伝いを通し、感謝の気持ちを持てるようになるといいですね。

5歳。食べたら自分で器をさげるようにした。役割を与えられて嬉しそうだった」(38歳/主婦)

7歳の時、食事の前と後に机を拭いてもらうことにした。ほめると嬉しそうな顔をしていて、率先して手伝ってくれた」(43歳/主婦)

「10歳。下膳。食べ終わってからの片付けが大変なことを理解してくれると思う」(52歳/主婦)

11歳、配膳。自分の仕事だと責任を持ってくれたこと」(43歳/主婦)

「食事の用意、洗い物。10歳くらい。私がしんどい時、遅くなる時などやっておいてくれる。やったら相手が助かる、喜ぶことが想像できる子に育ったと思う」(47歳/事務職)

「現在10歳、食事の配膳とたまに休みの日に洗い物。学校に持っていっている水筒は毎日自分で洗わせている」(35歳/専門職)

気持ちよく清潔に過ごすために必要な「掃除」

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自分が過ごす空間を綺麗にすることも大事なこと。自分の身の回りの整理整頓の他に、家族との共有スペースの掃除を手伝う子も。

1歳。お片付け・おもちゃや本、クレヨン、パズル等の自分が使用したものを自分で片付ける癖をつけることで、整理整頓する習慣ができたと思う」(37歳/研究・開発・技術者)

4歳。部屋の片づけ。習慣化させると自らできるようになるから良い」(40歳/その他)

「玄関掃除。78歳頃。綺麗に靴を揃えることを覚えた」(40歳/その他)

10歳。お風呂掃除。家族の一員として認められること」(48歳/主婦)

10歳。お風呂掃除。やりがいのある役割を担うことで自信がついた」(46歳/主婦)

また、お手伝いをしながら、自分の世界を見つける子も!

「庭掃除、3歳。季節感や生き物を発見しながら、新しい植物や虫を覚えていった」(40歳/主婦)

干して畳んでしまって…「洗濯」

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毎日の家事で意外に重労働という声も多い洗濯の一連の作業。大きくなると手が届いて頼もしい存在になるようです。

8歳。洗濯物干し。整理整頓できた」(45歳/総務・人事)

「洗濯物の取り込み。8歳頃から手伝っている。意外に重労働だとわかって、大変さを理解してくれる」(43歳/その他)

「小学生になってから洗濯物を畳んでしまうことをお願いしています」(45歳/主婦)

11歳。洗濯物を取り込んでくれたり干すのに背がとどくようになったから」(49歳/主婦)

お金の使い方も学ばせたい…「買い物」

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親の世代よりも厳しい環境になりそうなお金との付き合い。早いうちからお金について知ることは大事ですよね。買い物をさせて、お金について学ばせるという声も聞かれました。

2歳。お買い物をする。おままごとの延長線ですが、きちんと自分でお買い物ができる」(35歳/パート・アルバイト)

4歳。最近買い物を1人でやってみてといってみたら喜んでセブン-イレブンでカートを持って、牛乳を2本入れてくれました。自発的にやりたがるので色々手伝いを考えようと思います」(41歳/主婦)

「小学校1年生。まだ小さかったが、赤ちゃんがいたので少しお使いを頼んだ。すぐ近くのお店だったが、誰かのために買って来ることや、お金の使い方などが分かるように」(46歳/主婦)

責任感が育つ「育てる・お世話する」

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「一緒に野菜を育てること。苦手な野菜を食べるようになりました」(51歳/主婦)

「3歳。ペットの餌あげ。自分以外の誰かを世話するという役割を担うことで他者への思いやりや優しさをはぐくめたと思う」(35歳/公務員・団体職員)

3歳くらいの時から、ペットにご飯をあげて貰っている。ペットも家族の一員だと認識してくれているし、他人に対して優しい子に育ってくれたと思う」(47歳/主婦)

いろいろなものと共存して生きている私たち。植物や動物のお世話をすることも立派な仕事です。責任感が育ちそうですね。

こんなお手伝いも!

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「おやつを分ける係。数を自然と覚える」(38歳/その他)

8歳。今はお布団敷きをしてもらっています。なので私も毎日必ず朝、お布団を上げています。敷きっぱなしにできないので、ある意味助かっています」(39歳/主婦)

14歳。近所の家に広報を配るお手伝いをさせました。ご近所の方と顔見知りになれたので、登下校の時に大人と話すことがあったりして良い経験になっていると思います」(50歳/財務・経理)

中には、順を追って計画的に覚えさせて行ったという方も。

1年生はトイレ掃除、2年生は食器洗い、3年生は洗濯物干し、4年生は調理の下ごしらえ、5年生はゴミ捨てと掃除機掛け、6年生は夏休みの朝ごはんの味噌汁作り、などまんべんなく家事をさせた。中学生になった子どもは、私がいなくても家事全般こなせるので、夏休みは家事をしてもらって悠々と仕事に出かけます」(41歳/主婦)

 

いかがでしたか? みなさん、いろいろなことをお子さんに手伝わせていることがわかりましたね。その子の興味のあるものなどからやらせてみたり、少しずつ覚えさせることで基礎がしっかりと身につくのかもしれません。みなさんの意見も参考にしてみてくださいね!

橋浦多美
橋浦多美

大学卒業後OLから25歳でアナウンサーへ転職。テレビ、ラジオ、司会等を中心に現在はフリーのアナウンサーとして活動中。得意分野は家計経済で、暮らしがよくなるお金との付き合い方を日々考えています。FP、宅建士、ビジネスマナー検定、食生活アドバイザーなどの資格を保有。双子男児の母。

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