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夢中になりすぎて困る!「子どもの動画視聴」YouTubeやTikTok…417人に管理方法を調査

今の時代はスマホやタブレット、パソコンなどを使えば、YouTubeやTikTokなど好きな動画をいつでも自由に見ることができて便利ですよね。ただ、子どもは動画に夢中になると、なかなか途中で切り上げることが難しく、毎日動画ばかり見ていて困るという親御さんも多いのではないでしょうか? そこで『kufura』では、お子さんのいる20〜50代の男女の中で「子どもにyoutubeやTikTokを見せている」と答えた417人にアンケートを行い、「子どもの動画視聴に関する管理方法」について教えてもらいました。

動画視聴の際にお子さんが主に使っているデバイスは?

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まず最初に、動画視聴の際にお子さんが主に使っているデバイスについて聞いてみたところ、以下のような結果となりました。

「子どもの自分用のスマホ」・・・195人

「家族用のテレビ」・・・47人

「親のスマホ」・・・46人

「子どもの自分用のタブレット」・・・24人

「家族共用のタブレット」・・・21人

「親のタブレット」・・・20人

「使わなくなったりした家族共用のスマホ」・・・18人

「子どもの自分用のパソコン」・・・15人

「親のパソコン」・・・10人

「子どもの自分用のゲーム機」・・・9人

「家族共用のパソコン」・・・7人

「家族共用のゲーム機」・・・4人

「子ども専用のテレビ」・・・1人

お子さんの年齢にもよると思いますが、ダントツで多かったのは「子どもの自分用のスマホ」でした。これだと子どもがいつでも自由に動画を視聴できるので、親が視聴時間などを管理しようと思っても、なかなか難しいところがありますよね。

視聴時間を親がきちんと管理したい場合は、家族共用のデバイスを使わせるようにしたり、親のデバイスを貸すようにしたほうが、親の目が届きやすいので、比較的ラクに管理することができるかもしれませんね。

夢中になりがちな子どもの動画視聴をどう管理してる?

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自分の好きな動画をいつでも自由に見ることができて、子どももつい夢中になってしまうため、放っておくと長時間ダラダラと見続けてしまいがち。これを回避するために、親がどのように子どもの動画視聴を管理しているのか教えてもらいました。

<時間を決めて視聴させるようにしている>

「うちの子はゲーム実況が大好きで、親が管理しないとずっと見続けてしまうので、動画視聴は1日1時間までと決めています」(男性/その他、子ども/10歳)

「夜10時以降はスマホの使用を禁止して、動画視聴もしないことに決めています」(男性/その他)

「午前に30分、午後に30分というように、1日の視聴時間を決めています。私のスマホでタイマーをかけておくと、タイマーが鳴ったときに子どもたちが『終わりの時間になった!』と言ってやめてくれます」(女性/主婦、子ども/3歳・6歳)

「時間を決めて使わせています。もしも約束を守れなかった場合は、タブレットを没収することに決めています」(男性/コンピュータ関連以外の技術職、子ども/9歳・11歳)

「先に動画視聴をストップする時間を約束しておいて、それが守れなかった場合は、次の日の動画視聴を禁止するようにしています」(男性/総務・人事・事務)

管理方法としていちばん多かったのは、先に時間を決めてから視聴させるというものでした。決めた時間をしっかり守らせるために、タイマーをセットしたり、万一守れなかった場合のペナルティを決めているご家庭も多い様子。お子さんの年齢にもよると思いますが、大体1日に1〜2時間くらい動画視聴を許可しているというケースが多いようです。

<決まった時間になると見られなくなるよう制限をかけている>

「スマホに時間制限をかけて、ある一定の時間を過ぎたら動画が見れなくなるように設定しています」(男性/その他、子ども/13歳)

「YouTube Kids というアプリ内には、強制的に視聴を終了するタイマー機能があるので、それを利用して時間を決めて見せるようにしています」(女性/企画・マーケティング)

「動画視聴の時間を決めているだけでなく、夜8時以降は強制的にデバイスが使えなくなるように制限をかけています」(男性/営業・販売)

デバイスの設定を変えたり、アプリを使ったりすると、親が決めた時間になると動画が見られなくなるように制限をかけることができます。この方法だと、設定した時間がくれば強制的に動画視聴ができなくなるので、子どもが夢中になりすぎることもなくて安心ですね。

<やるべきことを終わらせてから視聴させるようにしている>

「身支度やごはん、宿題など、やることをすべてすませてから、時間を決めて見るというルールを作って見せるようにしています」(女性/主婦、子ども/5歳・7歳)

「やるべきことが終わっていれば、寝るまでの時間は視聴を許可しています。ただ、やることが多いので、実際に見れる時間は少ないです」(女性/総務・人事・事務、子ども/8歳・10歳)

「宿題や自主勉強、お手伝いなど、自分のやるべきことがすべて終わっていれば、特に口ははさみません」(女性/総務・人事・事務、子ども/10歳)

宿題や勉強、毎日のお手伝いなど、やるべきことさえ終わっていれば、自由に動画を見てもいいと決めているご家庭も多いようです。ただこの場合も、制限時間を決めたり、寝る時間までならOKなどと、ある程度ルールを決めているというケースが目立ちました。

<子どもといっしょに親も動画を視聴するようにする>

「動画を見るときは、必ず親もいっしょに見るようにして、子どもの視聴時間を管理するようにしています」(男性/研究・開発、子ども/10歳)

「子どもがまだ小さいので、親がデバイスを操作しながら好きなアニメの動画をいっしょに見て、視聴時間なども管理するようにしています」(男性/その他、子ども/4歳)

「動画視聴は、必ず家族共有のパソコンを使い、いつも家族いっしょに見るようにしているので、子どもが見すぎてしまうこともありません」(女性/総務・人事・事務)

親がいっしょに動画を視聴するのもおすすめです。こうすれば、親が視聴時間を管理することができるし、子どもがどんな内容のものを視聴しているのかもわかるので安心。また、小さいお子さんの場合は、親が声掛けなどをしながらいっしょに見ることで、より楽しく視聴することができそうですね。

<見すぎだなと思うときに声をかけてやめさせる>

「長く見ているときに、こちらから声をかける程度です」(男性/総務・人事・事務、子ども/10歳)

「約束の時間を決めておいても、それをオーバーしてしまうことが多々あるので、こちらから声掛けをしてやめさせるようにしています」(女性/主婦)

「あまりにずっと動画を見ているときは、注意してやめさせるようにしています」(女性/主婦、子ども/15歳)

子どもにひと声かけてやめさせるようにしている人もけっこう多い様子。ただ、子どもが素直に言うことを聞いてくれればいいですが、言ってもなかなか聞いてくれない場合もありますよね。その場合は、別の方法と組み合わせて管理するのがいいかもしれません。

<特に制限はせず本人に任せている>

「やることさえやっていれば、特にうるさく言う必要もないと思うので、本人に任せています」(女性/営業・販売、子ども/11歳)

「とりあえずは自由にさせていて、視聴時間も自分で管理させています。そのせいでやるべきことをやる時間が足りなくなっても、それは自己責任ということで反省してもらうだけです」(男性/コンピュータ関連技術職、子ども/16歳)

「子ども自身が自分で時間の区切りをつけて視聴しているので、親が注意したり、視聴を制限することはありません」(女性/総務・人事・事務、子ども/15歳)

中学生や高校生など、ある程度大きいお子さんの場合は、親が管理せずに子どもの自主性に任せているというケースも多いようです。大きくなると自制もきくし、時間配分もきちんとできるようになるので、本人に任せて親は見守るというのがいちばんかもしれませんね。

<ほかにはこんな方法で管理しているご家庭も!>

「子どもがなかなか視聴をやめないときは、強制的にWi-Fiのスイッチを切るようにしています」(女性/その他)

「そろそろやめさせたいと思ったら、英語や数字のお勉強など、子どもの興味が薄いチャンネルに変えて、フェードアウトさせるようにしています」(女性/その他、子ども/5歳)

「塾に通わせて、自宅にいる時間を減らすようにしました。塾の経費はかかりますが、いずれは入れるつもりだったので仕方がありません」(女性/主婦、子ども/10歳)

「動画視聴のためのデバイスを子どもの部屋には持っていかせないようにして、必ず親の目が届く場所で視聴させるようにしています」(男性/営業・販売、子ども/15歳)

「夜の11時になったら、必ずスマホを親に預けることに決めているので、動画視聴もそこで終わりになります」(女性/総務・人事・事務、子ども/14歳)

ほかにもいろいろな管理方法がありましたが、デバイスを子ども部屋などに持ち込ませないようにし、親の目の届く範囲で使わせるようにしておけば、視聴時間の管理などもしやすいし、注意など声掛けもしやすくていいですね。

いかがでしたか? 皆さん、いろいろと工夫しながら、子どもの動画視聴を管理している様子。「子どもが動画に夢中で困る!」という人は、ぜひご紹介した管理方法を参考にしてみてくださいね。

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