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「子どもの夏休みの宿題」を手伝って失敗したことは?ママたちのトホホエピソード

夏休みもそろそろ折り返し。子どもには、たくさん遊んでいい思い出を残してほしいと思う反面、学校の宿題の進捗状況に気をもむママも少なくないのではないでしょうか。

そこで『kufura』では、小学生以上の子どもをもつ20~50代の女性112人にアンケートを実施。子どもの夏休みの宿題を手伝ったことがあるかどうか、また、YESと回答した人に手伝ったがゆえの失敗エピソードをうかがいました。

夏休みの宿題、手伝ったことのあるママは約7割!

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まず、これまで子どもの夏休みの宿題を手伝ったことがあるかをうかがいました。

手伝ったことがある・・・67%(75人)

手伝ったことはない・・・33%(37人)

結果、7割近くの方が「手伝ったことがある」と! 子どもがまだ低学年で親のサポートが必要だったり、子どもがまったく宿題に手を付けていなくて手伝わないと間に合わなかった……と事情はさまざまかもしれませんが、多くのママが夏休みの宿題をサポートしていることがわかりました。

続いて、「手伝ったことがある」と回答した75人から寄せられた“失敗エピソード”を見ていきましょう。

仕上がりが大人クオリティーになってしまった

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「工作を手伝ったら、どうみても子どもが作ったような感じでなくなった」41歳/主婦)

「小一の夏休み、生まれて始めての読書感想文で文章の構成を手伝ったら入賞してしまった」(40歳/その他)

「工作を手伝ったら上手に作りすぎて学校で先生に疑われたこと」(41歳/総務・人事・事務)

「猫の絵を手伝ったら、上手になりすぎて、先生に親に手伝ってもらったことがばれて、賞をもらえなかった」(49歳/主婦)

「感想文を手伝ったら、子どもが授業の時にうまく書けなかった」(37歳/主婦)

ママが手伝った宿題として多かったのが、工作、読書感想文、自由研究。いずれもアイディアや手間、時間がかかる夏の宿題の定番ですよね。自然と親がサポートする場面も増えてくるのかもしれません。

しかし、それゆえに仕上がりが大人クオリティーの大作になってしまった、という方が多くいました。コンクールで入賞してしまったという方もいましたが、学校の先生に見抜かれてしまうケースも多いようです。

正しい評価がつかないのは残念ですし、子どもの実力以上の出来にしてしまうと、その後の授業で本人が苦労してしまうこともあるようです。

手伝ってもらうクセがついてしまった…

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「夏休みの宿題を手伝うのが恒例行事みたいになって、小5になっても一人で宿題を終わらせられない……」(36歳/主婦)

「夏休み手伝ってあげたら冬休みとか毎日の宿題も、手伝ってー!と言うようになった。夏休みは手伝ってもらうのが当たり前になった。最終日までに終わらないから手伝ったのに、どうせ手伝ってくれるから!と計画的にやらなくなった」(47歳/公務員)

「作文中にどうしたらいいか聞かれて、こうしたらと提案したら、それからずっと聞かれる羽目になったこと」(47歳/主婦)

「自由研究を手伝っていたら、自分で発想する力が弱くなった気がする」(44歳/主婦)

一度手伝ったことで、以降も子どもが親の力を当てにしてしまうケースもあるようです。中には、夏休みの宿題だけでなく、日々の宿題も主体的に取り組まなくなってしまった、考える力が弱くなったという方も……。本人のためにも、子どもが自力で進めていけるよう、手伝い方を見直してみるといいかもしれませんね。

口を出し過ぎて子どもがご機嫌ナナメに

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「作文の添削をして直したりアドバイスし過ぎたら子どもの機嫌が悪くなった」(49歳/営業・販売)

「『ここをキレイに書いて!』『この字が汚いよ!』と厳しく言い過ぎたら、この日は息子のやる気がなくなってしまいました。言い過ぎて反省しました」(38歳/主婦)

「工作のアイディアを出してあげたら、本当はこんなの嫌だったとあとから文句を言われた」(47歳/主婦)

「お絵描きを手伝ったら泣かれた」(38歳/営業・販売)

あれこれ口を出し過ぎてしまうと、子どもが不機嫌になったりやる気を削いでしまう可能性も……。あるいは、サポートが子どもの意に反していたことだったという方もいました。大人の目から見ると気になる点があっても、子どもが一生懸命取り組んだものならぐっと我慢したり、ほどほどにしておくといいのかも。

気付けば子どもをおいてけぼりに…

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「工作をほぼ私が作った。楽しかった」(42歳/主婦)

「工作を私がムキになって丁寧に作りすぎて、親が作ったのがバレバレだったこと」(50歳/主婦)

「計算問題を解いていたら、集中してしまい子どもが全く理解出来ずに答えだけ書いてしまった」(37歳/その他)

「灯台の絵のポスターの宿題を手伝ったら、私のやる気に火がつき、子どもが描けないレベルのものを描いてしまい、手伝った感満載だったため、入賞しなかった」(43歳/主婦)

“手伝い”のつもりが、つい親の方が夢中になってしまったという人もいました(笑)。あくまで子どもの宿題ということを忘れないようにしておきたいですね。

他にもある!こんな“しまった”

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「こだわりすぎて材料費が……」(40歳/金融関係)

「虫が苦手なので標本を作るときに苦労した」(51歳/主婦)

「夏休みの課題で研究発表がありました。セミの一生について、写真と共に解説する形で模造紙に分かりやすく書き込みましたが、姉と弟の両方を同じ物にしてしまい、しかもそれが良くできているという事で、姉も弟の両方が表彰されてしまいました」(40歳/その他)

その他に、こだわるあまり材料費がかさんでしまった、苦手なもの扱うことがあった、研究発表で姉弟まったく同じテーマ&内容になってしまった……なんて声も聞かれました。

 

いかがでしたか? ママの苦労が垣間見えるコメントもありましたね。親が子どもの宿題を手伝う場合、その“匙加減”がなにより難しいと言えそうです。

この夏、子どもの宿題を手伝うという方は、ご紹介したママたちの失敗エピソードを参考に、上手なサポート体制がとれるといいですね。

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