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2022年度のラン活最新事情!女の子・男の子に一番人気の色は…【ランドセルのプロに聞きました<前編>】

ランドセルの購入時期は、子どもが入学する前年の8月がいちばん多いってご存じですか(雑誌『幼稚園』編集部調べ)。「ラン活」シーズンのピークといえる夏、人気のランドセルや選び方について、『天使のはね』シリーズでおなじみ、大手ランドセルメーカーのセイバンさんに聞いてみました。2022年度の最新の傾向についても、たっぷりお届け!

コロナ禍をきっかけに便利に変わった「ラン活」

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子どもが6年間使うランドセル選びは、小学校入学前の一大イベント。親や祖父母の想いもあるし、使う本人の希望も取り入れたい。そして何より、使いやすくて耐久性もあるものを知りたい……。

ただこの夏は、子づれで店舗に選びに行くことに、ためらいのある方も多いかもしれません。

そんな私たちの心配や“知りたい”に寄り添ってくれているのが、大手ランドセルメーカーの「セイバン」さんです。

店舗への来店は予約制、待ち時間がゼロに。

お話をきいたのは『天使のはね』でおなじみ「セイバン」、ランドセルのプロ中のプロである、ランドセル事業部のグループ長、日高洋さんと、ランドセルコンシェルジュで、セイバン仙台店の店長、佐藤奈々さん。

昨年からのコロナ禍をきっかけに新たに始まったサービスもあり、このところのラン活事情は、様変わりしているそう。

来店予約は、セイバンホームページ内の予約フォームから。土日祝は来店が集中するので、平日のほうが予約しやすい。

昨年度から店舗へのご来店は、1回45分の予約制になりました。これまでは店舗にお越しいただいても3〜4時間お待ちいただくこともありましたが、待ち時間がなくなったのは予約制のメリットですね」(セイバン日高さん、以下「」同)

アプリで100種類以上のランドセルを試着。LINEで直接相談も!

ランドセル試着アプリ「TRY SEIBAN」。子どもの写真を撮ってアップするだけで様々なパターンのイメージが!

100種類以上のランドセルの試着イメージがわかるアプリ『TRY SEIBAN』は、スマホでお子さんを撮影するだけで、いろんなランドセルの試着イメージを見比べられます。お子さんの身長に合わせてランドセルの画像サイズも調整されるのが、好評です」

確かに、これなら実際に試着しなくても、ランドセルの大きさや色の感じがイメージしやすいですね!

「さらに、ランドセルコンシェルジュがサポートする『LINEでの通話接客サービス』もスタート。こちらは、LINEの音声通話・ビデオ通話機能で、ランドセルコンシェルジュと直接話せるサービスです。質問や迷っていること、デザインや機能などについて詳しく聞くことができます(平日限定)」

家からでも安心してランドセルを選べる取り組み、さすがの充実ぶりです。

やっぱり実物を背負いたい…そんなときは「おうちで試着!」

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さらに、自宅で実物を背負える「ご試着貸し出しサービス」を利用すれば、家にいながら最新モデルのランドセルの試着も。 これは昨年度も大好評だったサービスで、今年度は9月26日まで実施中。

『天使のはね』ランドセルの全30モデル108アイテムの中から、好きなモデルを1つ貸し出してくれます。 暑い時期の子連れの外出はなかなか大変、自宅にいながら試着までできるのは、交通費もかからず時短、なによりこの時期は安心です(手数料、返送時送料の負担が必要です。詳しくはホームページから)。

2022年度、人気のデザイン、カラーはこちら!

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女児の一番人気は「シャーベットミント×アクア」

では実際に、今、選ばれているのは、どんなデザインなんでしょう。

「まずは機能性を重視して選び、そのうえでデザインや色で個性を出すことが多いですね。今年度、女児に人気なのは『淡い、やわらかい、きれい』な大人っぽい色です」

女児1番人気!
モデルロイヤル クリスタル
シャーベットミント×アクア
モデルロイヤル クリスタル
パステルパープル×ベビーピンク
モデルロイヤル アリス
ミルクティーベージュ

男児の一番人気は「ブラック×マリンブルー」

対して男児は、今年度も定番色の黒がいちばん人気だそうです。

「昨年度までは黒をベースに赤など別の色の組み合わせが人気でしたが、今年度はフォレストグリーン、ネイビーなどの目を引く色も注目されています」

ランドセルのトレンドは1、2年で大きく変わるものではないそうで、「今後もこのような傾向が続くのではないでしょうか」とのこと。

男児1番人気!
モデルロイヤル ドラグーン
ブラック×マリンブルー
モデルロイヤル ベーシック
ネイビー×マリンブルー
モデルロイヤル ドラグーン
フォレストグリーン×ブラック

ラン活は早期化というより「通年化」の傾向が

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以前と比べてランドセル選びが早期化していると言われますが、メーカーさんからすると“通年化している”というのが実態に近いそう。

「学用品や学童選びなど、親御さんは入学に備えてやることが多いですよね。それぞれの都合やペースに合わせてランドセルを購入すればよく、その時期は早くても遅くても構わないと思います。

今はネットで24時間情報収集もできますし、公式サイトで7割がた下調べをして、好みのモデルを絞ってから店舗に来られる親子さんが多いです。アプリやサイトなども上手に使っていただき、無理のないランドセル選びを進めてほしいですね」

なるほど。周りから“もうランドセルを決めた”と聞くと、早くしなきゃ……と焦りがちですが、それぞれのペースで進めればいいんですよね。 まずは、おうちでじっくり選んで検討することから、ラン活を進めてみてはいかがでしょうか?

 

<後編>では
ランドセル選び「親子、祖父母で意見が合わない場合は?」お悩みこう解決!【ランドセルのプロに聞きました】をお届けします!

 

【取材協力】セイバン

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