子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

子どもの「おこづかい」いくら渡してる?気になる金額と渡す時のルールをママ200人に聞きました

みなさん、お子さんに「おこづかい」はあげていますか? 子どもの成長に伴って直面するのがおこづかい問題。「いつから、いくらを、どんなふうにあげたらいいんだろう?」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

そこで『kufura』では、お子さんのいる女性200人にアンケートをとり、おこづかいの金額や渡す際のルールについてうかがってみました。

子どもにおこづかいをあげてる?

null

はい・・・73人(36.5%)

いいえ・・・127人(63.5%)

「お子さんにおこづかいをあげていますか?」という質問に対し、「あげている」と答えた方は73人でした。

NOという方が半数以上いましたが、これには、子どもがまだ小さいのであげていない、子ども同士のトラブル防止のためあげていない、必要なものは買ってあげているのでそもそもおこづかいは不要、などの理由が予想できます。

続いて、「あげている」と答えた方に、ズバリおこづかいの金額をお聞きしました。

月のおこづかいの平均額を調査!気になるその額は…

null

1回、定額を渡す方の平均額

・2歳〜年長(4人)・・・466円

・小学生全額年平均(28人)・・・750円

小1・・・480円

小2・・・200円

小3・・・766円

小4・・・800円

小5・・・960円

小6・・・1,120円

・中学生全学年平均(14人)・・・2,306円

中1・・・1,133円

中2・・・2,875円

中3・・・2,500円

・高校生全学年平均(20人)・・・5,473円

高1・・・5,250円

高2・・・4,666円

高3・・・7,250円

・専門学生・大学生(5人)・・・14,000円

上記は、月に1回、決まった額を渡しているという固定制の方の回答をまとめ、平均額を算出したものです。就学前のお子さんにあげているご家庭もありましたが、おこづかい制は小学生にあがってからが多いようですね。

平均額は、小学生低学年が500円未満、中学年で800円前後、高学年で1,000円前後となり、以降、学年が進むにつれおおむね増額しています。

小学生のおこづかい設定額については、「学年×100円」「年齢×100円」といった定額制か「お手伝いができたらいくら」といった報酬制の2パターンに分かれる傾向にありました。

おこづかいを渡すときの我が家のルールは?

null

おこづかいは、子どもがお金の大切さや管理の仕方などを学ぶ大切な機会です。求められるまま渡すのではなく、ご家庭ごとに何かルールがあるはず。そこで、おこづかいを渡す時の約束事についてうかがってみました。

 

・おこづかい帳をつけさせる

「必ず毎月頭に自分の貯金箱の中身がお小遣い帳の残額と正しいか確認したうえでママにもってくる。それができればお小遣い支給」(37歳/主婦)

「簡単なこづかい帳を持たせて、お金の管理を自分でさせて、ひと月ごとに見せてもらう」(59歳/その他)

「お小遣い帳に付けた内容を親が確認する」(59歳/主婦)

お金の出入りを“見える化”してくれるおこづかい帳。定期的に確認することで、お金の使い方について話し合ったりアドバイスがおくれますね。子どもにとって、おこづかい帳をつけつづけることは根気がいるはずなので、時にはその頑張りを褒めてあげると長続きするかもしれません。

・○○ができたら渡すという報酬制

「お手伝いをしてくれたら100円あげる。ただし、お手伝いをするのは自分のことがちゃんと出来てからという約束にしている。おもちゃを片付けるとか食べ終わった食器をさげるとか」(36歳/公務員)

「塾のお勉強頑張ってテストの成績がよかったとき」(34歳/学生・フリーター)

「テストで100点取ったら50円」(35歳/総務・人事・事務)

「毎日お手伝いすれば、1ヶ月分まとめてあげる」(42歳/学生・フリーター)

○○ができたらという報酬制は、まさに自分でお金を稼ぐ擬似体験! なかには、「月々のお小遣いにプラスお手伝いを頑張るとやった量に合わせて金額が増える」(47歳/主婦)と、おこづかいアップのモチベーションの手段に報酬制をとっている方もいました。お金を稼ぐ大変さを実感できることがメリットですね。

・貯金させる

「貯金箱をあげて貯金させる」(33歳/主婦)

「3割貯金」(50歳/主婦)

「お小遣いを何に使ったか一応教えてもらって余ったら貯金をさせる」(37歳/主婦)

「お小遣い帳をつける。なるべく必要でないものは買わないで、貯金するようにいいます。お金が貯まる楽しさを知ってほしい。考書など、勉強で使うものは別途お金を渡す」(51歳/主婦)

「おこづかいの1/3は貯金すること。1ヵ月、休まずにお手伝いできた時は+500円ボーナスあり」(36歳/総務・人事・事務)

例えば、欲しいゲームが1カ月のおこづかいでは足りない、という場合もあるかもしれませんよね。お金はすぐ使うとは限らないので、「貯金」という概念は大切です。お金を入れるのが楽しくなるような仕掛けの貯金箱とともに、少しずつ貯めていくことを進めてみてはいかがでしょうか?

・何に使うのか、使い道を聞く

「無駄遣いしない。使い道を聞いてからしか渡さない」(43歳/主婦)

「お小遣いの使い道を教えてもらう」(42歳/主婦)

「何に使うか報告してもらう」(33歳/主婦)

「お小遣いを使うときには親に用途を言う」(21歳/学生・フリーター)

「おこづかいを使う時は、何に使うのか教えてもらって、足りなければ追加してあげる」(34歳/主婦)

大人は自身の経験から“無駄遣い”を知っています。そのため、子どもが無駄遣いしないよう、その使い道を把握しておきたいという親御さんは多いようです。用途をたずねることで、子ども同士の金銭トラブルに巻き込まれていないか、といったことに気付けるかもしれませんね。

・その他

「友達と貸し借りしない」(47歳/総務・人事・事務)

「足りない分はお年玉から出す」(32歳/主婦)

「ゲームに課金しない」(51歳/主婦)

これにだけは使用NGと決めていたり、不足分はお年玉から充当するなど、細かなルールを設けているご家庭がありました。

失敗も経験!お金の使い方は子どもに任せてます

null

「自分のおこづかいは何に使っても良いし、使い方も自分で決める(後悔するのも勉強として)」(42歳/その他)

「毎月のお小遣い1,000円は自分が好きなものに何でも使ってよい」(49歳/主婦)

「特にルールはない」(42歳/主婦)

おこづかいを渡していると答えた73人のうち、23人の方が自由に使わせる(ルールは特になし)という答えでした。とりわけ、中学以上のお子さんを持つ親御さんに多い傾向があり、ある程度子どもが大きくなったら、子どもの自主性を尊重するというスタンスなのがうかがえます。

とはいえ、あまり干渉せず子どもに任せる場合でも、基本的には「与えられた中でやりくりする」というのが暗黙のルールにあるようです。

 

いかがでしたか?

クレジットカードや交通系ICのほか、近年では「○○ペイ」といったキャッシュレス決済が増え、現金にふれる機会が減っているご家庭もあるかもしれません。

しかし、そんな時代だからこそ、子どもへの金銭教育はとても大切です。時に我慢を覚え、時に欲しいものを苦労して手に入れた喜びをかみしめることができるのが「おこづかい」です。

ご家庭の構成にもよるのでベストな金額はこれ!と言い切れませんが、記事を参考に、お子さんのおこづかいデビュー、あるいは金額の見直しを相談してみてはいかがでしょうか?

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載