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ワーママのリアル。子どもが家にいながらの「在宅ワーク」実際やってみて大変だったこと、逆に良かったこと

新型コロナウイルスの感染拡大の予防策として、職場に出勤せずに在宅などで働く「テレワーク」や「リモートワーク」を推奨する動きが広がっています。家に自分ひとりでいるなら作業が捗るかもしれませんが、現実は、子どもも休校で家にいたりと「子どもも在宅中」での在宅ワークに戸惑いを感じる人も多いようです。

そこでkufuraでは、今回のコロナ騒動を受け、テレワークorリモートワークをしたママに、「自宅に子どもが居ながら仕事をして大変だったこと&良かったこと」を調査しました。満員電車などのストレスからは解放されたけど、在宅ワークならではの新たなストレスを感じた方もいたようで……。まずは、大変だと感じたことからみていきましょう!

子どもが気になり、仕事に集中できない!

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※コメントの後ろのカッコ内は、回答者の子どもの学年です。

「子どもがいると気が散ってしまう。集中できず、作業が進まないので効率が下がった(小2、小5)」(40歳/女性)

「子どもが話しかけてくるので、仕事が進まない(小3)」(36歳/女性)

「子どもは私が仕事をしていると思っていないらしく、遊びに誘われる」(39歳/女性)

「ずっと耳元で『ママ』と言ってくるので大変(4歳)」(33歳/女性)

「仕事しているから静かに!と注意しても5分ともたない(小6)」(48歳/女性)

ママは仕事モードに切り替えたいのに、子どもはそれを許してくれない。というよりも、子どもにしてみては、目の前にママがいるのになんで相手してくれないの!といったところでしょうか。子どもがいる中での在宅ワークは、“集中できる時間を作るのが難しい”との意見が目立ちました。

中には、「集中しないといけない場面でも子どもがいると気になってしまうので、子どもが寝静まってから仕事をすることにした(小3、小6)」(59歳/女性)という方もいました。

子どものお世話が優先になり、結局仕事は進まず…

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「子どもは小学一年生で、まだママの助けが必要な場面も多い。子どもの面倒を見ながらなので、正直仕事は全然進まない(小1)」(22歳/女性)

「子どもの面倒を見ながらなので集中できない。テレビを見させていてもテレビの音声でこちらの集中が削がれる(4歳)」(41歳/女性)

親は会社、子どもは学校や幼稚園・保育園など、物理的に親子が離れていればいいですが、側にいるとつい目がいってしまいますよね。特に、まだママのお手伝いが必要な年齢だと、仕事<育児と、どうしても子どものお世話を優先せざるを得ません。しょうがないと割り切るしかないのか……悩ましいですね。

お昼ご飯の用意のために、仕事を中断せざるを得ない

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「自分は仕事をしながら食べたいので軽く済ませますが、子どもは手間の掛かる料理を欲しがる」(33歳/女性)

「仕事が忙しい時には、子どもの昼食を作るのが面倒です(小4、小5)」(52歳/女性)

「ずっと家にいると食事の支度もあるし、リビングを占領されるし、仕事の効率は落ちます(高2)」(51歳/女性)

オフィスなら仕事がひと段落ついたタイミングなど、自分のタイミングでご飯を食べられましたが、子どもが一緒の場合は仕事を中断せざるを得ない時もありますね。朝ごはん・夜ごはんに加え、お昼ご飯の用意まで考えないといけないのが大変との声も目立ちました。

とはいえ、在宅ワークをやって良かったことも!

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「四六時中子供と一緒にいることができるので、赤ちゃん時代に戻ったみたいでうれしい」(37歳/女性)

「一緒にご飯を食べる時間が増えた(4歳)」(41歳/女性)

「作りたての温かいお昼ご飯を食べさせてあげられる(小5、小2)」(40歳/女性)

「預け先の段取りなどをしなくてもよい」(39歳/女性)

「いつもは家に居ないので友達を呼べないが、私がいるので友達を家に呼べて子どもがうれしそうだった(小3、小6)」(59歳/主婦)

大変な面もありますが、一方で“子どもと一緒に過ごす時間”という貴重な時間を得られたと実感する方も少なくないようです。

 

“子どもと同じ空間で仕事”という、慣れない環境に戸惑いやストレスを感じるのは、仕方がないことかもしれません。テレワークやリモートワークなどの働き方は、コロナ騒動を機に、普及が加速するのではといわれています。もしかしたら、あなたの勤めている会社も在宅ワークを導入するかも。その時は、ぜひ経験者の声を参考にしてみてください。

 

文/鳥居優美

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