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【子育て風水#2】9つの月命星で知る「子どもの特徴と育て方」うちの子のいいところは…

前回は、子育て風水とは何なのか?を説明し、自分のお子さんがどの月命星を持って生まれたきたかを調べていただきました。さぁ、では今回はわが子の月命星がどんな特徴を持ち、どんな育て方をするのがいいかをご紹介していきます。教えてもらったのは風水心理カウンセラーの谷口令さんです。

月命星の出し方については、『【子育て風水#1】風水の智恵で、子育てがグッとラクに!まずは、子どもの月命星を知ろう』を参照してください。

月命星が一白水星

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水の気を持ち、誰にでも優しく、順応性にあふれた性質を持ちます。非常に従順な性格のため、集団生活にも慣れるのが早いでしょう。ただし、水の“流されやすい”“染まりやすい”という特性を持つため、お友達関係のトラブルに巻き込まれやすい面があります。それだけに親はイライラ、ハラハラするときがあるかもしれません。でも自分の気持ち以上に相手のことを考えてしまう優しさがあるからこそ、流されてしまうんですね。そこはしっかりと理解してあげてください。

また、1人遊びやおうち遊びが好きなのも一白水星の子の特徴。一白水星は孤独を司る星ですから、1人でいることが心地いいんです。だから逆に、「もっとお友達を作りなさい」「外で遊びなさい」と言われるとストレスになってしまいます。ですから「1人遊びが上手ね」と言葉かけしてあげ、“お友達はいつか自然にできるもの”とゆったり構えてあげてください。

月命星が二黒土星

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“母なる大地”の気を持つこの星は、誰に対しても優しく、裏表のない誠実さを持っているのが特徴です。また面倒見が良く、お友達はもちろん弟、妹の面倒をよく見てくれる子は、大抵二黒土星だったりするんですよ。手先が器用で整理整頓も上手。

物事にはこつこつと真面目に取り組みます。ですから習い事や勉強などにも地道に一生懸命取り組むため、上達します。ただし過干渉を非常に嫌がる性質を持ちますから、習い事や勉強にはあまり口出しをせず、“見守る姿勢”でいてあげてください。

また、二黒土星は人の役に立つことが大好き! ママにとっては余計な手間が増えるだけかもしれませんが(笑)、こまめに「お手伝いしてくれる?」と声をかけてあげてください。そして手伝ってくれたら、「優しいね」「気が効くね」「助かったわ」と必ずお礼を言うのを忘れずに。こうした言葉がけが自信をつけさせ、心を大きく成長させます。

 

月命星が三碧木星

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春の芽吹きのパワーを持つ三碧木星。成長や発展の力を生まれながらに持っている、エネルギッシュな星です。大勢の中にいても目立ち、本人も目立つことが大好き! 実は私も本命星がこの星なのですが、小さい頃から出しゃばりでおしゃべりで、ガキ大将気質でした(笑)。三碧の子どもはじっとしていられないうえに好奇心旺盛なので、「少しおとなしくしていなさい」「おうちにいなさい」と言う言葉が大嫌いです。ですからお休みの日などは思う存分、外遊びをさせてあげてください。そして何かできたときは大げさなくらい褒めること。根っからの「ほめると伸びる」タイプです。

元気いっぱいな三碧木星の子どもですが、実は意外と神経質な面や寂しがり屋の面もあり、ちょっとしたことで深く傷ついたりしますので、いつもと様子が違うときは「何かあったの?」とママの方から声かけをしたり、抱きしめてあげてください。

月命星が四緑木星

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風の気を司り、さわやかな気質を持つ星です。ただ、何かあるといつまでも気にするので、叱るような場面があっても手短に叱るようにしてください。長時間のお説教は四緑木星の子どもにとっては逆効果です(逆にちっとも神経質じゃない三碧木星、六白金星、九紫火星、人の話をまったく聞いていない五黄土星は長時間お説教しても、へっちゃらです。笑)。

争いごとも嫌いで、常に“調和”を大事にします。そのためお友達同士の揉め事や両親のケンカを必要以上に嫌がります。ですから四緑木星の子どもの前で激しい夫婦喧嘩などは決してしないでください。他の月命星の子以上に傷ついてしまいます。このように四緑の子というのは、平穏な状態をとても大切にします。

そしてのびのびと育てることが大切。自由を好む星ですので、何かに挑戦するときは「好きにやっていいよ」と声をかけてあげてください。本来持つ力や才能を発揮できますよ。

月命星が五黄土星

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9つある月命星の中でも最も強い運を持っており、風水では「帝王の星」と言われる星です。ただし陰と陽の要素を見事に半分ずつ持っているため、調子がいいときは絶好調ですが、調子が悪いとなると手をつけられないほどわがままになったり、横暴になったりします。子どもというのは大人と違い、“抑え”が利きません。好き嫌いも小さい頃からはっきりとしており、それだけに周りからも問題児扱いされたり、親も“育てにくい”と感じることがあるでしょう。いわゆる「癇の虫」が強い子というのは、五黄の子どもであることが多いんです。しかしどの星よりも正義感と情の深さがあり、人を裏切ったりは絶対にしません。

五黄の子どもは9つある星の中でいちばん育てにくいといわれますが、将来、大成する可能性がいちばん大きな星でもあります。三碧木星の子と同じで、褒められることが大好き! 叱るときは必ず「Aちゃんはこんないいところもあるのに、なぜそういうことをするの?」と褒めてから叱ると効果的です。

月命星が六白金星

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生まれながらに「神」の気を持つ、誇り高き星です。そのため子どもなのに妙に落ち着いていたり、大人びている子が多いのが六白の特徴です。クラスなどでいじめがあっても絶対に加担せず、離れたところから全体の人間関係などを冷静に見ているようなタイプです。叱ったり、心配する場面があまりないのも六白金星の子どもの特徴。

ポーカーフェイスに見えがちですが、実は内側ではさまざまなことを一生懸命考えています。本を読んだり、図鑑を見たりが好きな子が多いのもこの星。そしていつしか自然と自分の目標を定め、そこに向かって着実に自分で歩みを進めます。ですから六白金星の子を持つ親御さんは、小さい頃から“いいもの”にたくさん触れさせ、与えてください。

ただし六白金星の子どもは周囲と合わせるのがとても苦手。お友達を作るのにも時間がかかります。でもそれは六白金星の特徴。心配することはありません。

月命星が七赤金星

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金の気を持ち、一生を通じて衣食住に困らない星です。人生をとことん楽しむタイプで、いつも明るく、同性からも異性からも人気があります。まさに“生まれながらのエンターテイナー”。このように何事も楽しんでしまうため、遊び食いをする子が多いにも七赤金星の特徴です。以前、この遊び食いでご相談に見えたママがいらっしゃいましたが、お子さんはまさに七赤金星でした(笑)。

そして一白水星と違い、大人数でわいわい遊ぶのが大好き。集団生活が始まってもまったく心配はいりません。

こうして見るとチャラチャラと毎日をただ楽しく過ごしているように感じる七赤金星の子ですが、実はとても努力家でもあります。遊ぶことにも全力ですが、勉強や部活も一生懸命に取り組みます。一生懸命になりすぎる傾向がありますので、そこは親御さんがうまく息抜きや休憩をはさんであげてください。

月命星が八白土星

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9つある月命星の中でも、最も頑固なのがこの八白土星です。意思の固さは九星イチ。こうと決めたら“初志貫徹”。そのための努力も惜しみません。ただし筋金入りの頑固さんなだけに親の注意や助言にはなかなか耳を傾けません。

また、人と比べられることが大嫌いですから「Aくんは代表選手に選ばれたらしいよ」「Bちゃんは作文の大会で入賞したんだって」など、他の人を引き合いに出す表現は極力避けましょう。せっかくのやる気を失わせてしまいます。

周囲とは協力的ですが、積極的に打ち解けるタイプではありません。お友達の輪に入るのやクラスになじむのにも時間がかかります。しかし内面はとても温かく、穏やかな優しさを持っているのが八白の大きな特徴。友人の数が多いというよりも、少数精鋭の長年の友人をきちんと作っていくタイプです。

月命星が九紫火星

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行動力にあふれ、好奇心旺盛なため、小さい頃は親が心配になるほど落ち着きがないかもしれません。また自由で無邪気なため、大人から見るとハラハラする場面が多いのですが、お友だちには大人気なはずです。三碧木星と同じ、愛すべきガキ大将タイプである九紫火星。でも直感に優れた星ですから、何事にも的確な判断を下しますので、そういう意味で心配のないお子さんです。

承認欲求が強いので、何かできたときはオーバーすぎるくらい褒めること。褒められるとぐんぐん才能を発揮していきます。

そして人一倍寂しがり屋の九紫火星。それだけに親御さんは常に“帰れる港”でいてあげてください。九紫の子は、どの星よりも変わらぬ愛情を求めています。どんなときでも受け入れてくれる親がいるだけで力を発揮でき、将来大きな成功をつかみます。

 

いかがでしたでしょうか?

自分の子どもの月命星を知ることは、その子の特徴を知るだけでなく、今まで気づかなかったいいところに気づくこともできるはずです。

ぜひ“子育て風水”で得た知識を役立ててみてください。


 

監修/谷口令

風水心理カウンセラー。三碧木星。

学習院短期大学卒業後、東京海上、日本IBM、第一生命保険などに勤務。OLの傍ら、風水気学の大家・宮田武明氏に師事。国内外に3万人以上のクライアントを持つ。

15年以上出版している『風水開運ダイアリー2020』(ディスカヴァー)は一部完売店もあるほどの人気。最新刊に『厄を味方につける本(光文社)がある。

自身も現在25才の子ども(六白金星)を“子育て風水”の知識を使って育て上げる。

https://ameblo.jp/taniguchirei/

 

 

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