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「去年の日焼け止め」使っても大丈夫?日焼け止めの替えどき、捨てどき教えます

「しっかり日焼け止めを塗ったはずなのに、焼けてる! なんで!?」と悲鳴を上げた経験のある人は少なくないのではないでしょうか。そんなとき頭によぎるのは、「この日焼け止め、いつ買ったものだっけ……」「古いから、効き目がなくなっちゃったのかな」という疑問。

初夏になると毎年日焼け止めの新商品が発売されますが、そもそも日焼け止めは毎シーズン購入するべきものなのでしょうか? 『kufura』では、「日焼け止めの替えどき、捨てどき」についてアンケートを実施。さらに、その捨てどきは本当に正解なのか!? 調査してみました。

日焼け止めはいつ替えてる? 女性455名へのアンケート結果は…

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まず『kufura』が行った、20~40代の女性455名へのアンケート調査の結果から、日焼け止めをどんなタイミングで替える、もしくは捨てているかの意見をご紹介します。

最後の一滴まで!「使い切ったとき」

「全部使い終わってから」(24歳/学生・フリーター)

「出てこなくなったら、チューブを切ってでも使ってそれから」(45歳/その他)

「振っても出なくなったら」(40歳/主婦)

「空っぽになったら捨てる」(37歳/主婦)

圧倒的に多かった回答が「全部なくなったら」。購入してから多少時間が経っていようとも、なくなるまで使い切る女性がほとんどでした。せっかく買ったものですし、最後の一滴まで使い切らないともったいないと思う人が多いようです。

1年、2年などで一区切り「時間が経ったら」

「1シーズンで捨てる」(30歳/主婦)

「2年経ったものは捨てる」(28歳/その他)

「前の年のものは捨てる」(29歳/主婦)

こちらはなんとなく時間が経ったら……という意見。いつ買ったのかもわからないようなものを使うよりは、潔く毎シーズン買い替えるという人も多くいました。

分離・ニオイをチェック「変質したら」

「分離するまで使う」(43歳/総務・人事・事務)

「固まってしまったら」(28歳/その他)

「さすがにニオイが変ならやめる」(44歳/主婦)

暑いところに置いていたせいで分離してしまった、または固まってしまった……など。肌に直接塗るものですから、変質していたらさすがに使うわけにはいきませんよね。中には「ニオイを嗅ぐ」という人も……!?

日焼け止めの正しい「捨てどき」は!?

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いろいろな意見がありましたが、本当に正しい「日焼け止めの捨てどき」はいつなのでしょう。多くの日焼け止めや化粧品を販売している『花王』商品PR企画部の金馬由季さんに伺いました。

古い日焼け止めを使うのは、やはり良くないのでしょうか……?

「商品としての安定性の保証は一般的に3年間となっていますので、それ以上になると、保証範囲外となります。でも、一度でも開封した商品は、ホコリや雑菌が混入している可能性もありますので、なるべくシーズン中に使い切っていただきたいですね。

もちろん毎年、技術改良が進んだ新製品をご提案していますので、その最新の商品を使っていただいたほうが、効果もよりよいものになっています」(以下「」内、金馬さん)

開封してから日が経ったものは、やはり日焼け止めの効果が薄れてしまうのでしょうか。

「単なる開封だけで性質が変わることはありませんが、高温だったり直射日光の当たる場所で保管していると、劣化してしまい、効果がきちんと発揮されなくなる可能性があります。

3年を超えると直ちに性能が劣化するわけではないので、中身の状態を確認して外観・におい等に変化がなければ使えます」

なんと! ニオイを嗅ぐというのは、案外間違っていなかったのですね……!

開封しただけですぐに品質が劣化するわけではない、というお言葉に安心しつつも、保管の状態によっては変質している可能性も。

直接肌に乗せる前に、自分の目や鼻でしっかり確認して使用するのがよさそうです。

「塗っても焼ける」のは品質のせいじゃない…?

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自分の使ってる日焼け止めが、効果が薄いのでは? と思う理由の多くは、実は日焼け止めの品質よりも、塗りムラや汗・水、こすれなどで日焼け止め自体が物理的に落ちてしまう(もしくは、きちんと塗れてない)ことにあるようです。

「花王が今年発売した『ビオレ UV アスリズムスキンプロテクトエッセンス』は、UVカット効果(SPF50+ PA++++)だけでなく、汗・擦れに強く、塗りムラも防いでくれる新技術を採用、日本の夏のような高温多湿環境でも落ちにくい日焼け止めを実現しました」

 

左:ビオレ UV アスリズム スキンプロテクトエッセンス/右:ビオレ UV アスリズムスキンプロテクトミルク

この新技術搭載の日焼け止め。美容液のような塗りやすさがありながら、快晴でBBQをした日でも頬や首の後ろが焼けていなくて、その効果を実感しました。

毎年、めざましい進化をしている日焼け止めの分野だからこそ、最新技術が搭載されたものを、しかも量をたっぷり塗ることで、その製品の持つ“日焼け止め効果”を一番実感できるはず。

日焼け止め選びの際には、SPF値やPA値だけでなく、汗や皮脂に強いか、なども考慮して賢く選ぶと「うっかり焼け」の悲劇が避けられるかもしれませんね。


【取材協力】

花王

花王株式会社 | ビオレUV | アスリズム

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