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髪のボリュームが少なくなった…。若見えキープのコツは?【私の髪、コレで今すぐイイ感じ#4】

「髪は女の命」なんて言うけれど、年齢とともに髪質が変化して悩みのタネになることも……。

パサつきや、気になる白髪ってどうケアしたらいいの?などなど、髪にまつわる「知りたかったこと」が詰まった今話題の一冊が、『髪のこと、これで、ぜんぶ。』。この本の著者、ヘアライターの佐藤友美さん(kufuraでは『ママはキミと一緒に大人になる』の連載でもおなじみ!)が、kufura世代にも今すぐ役立つアドバイスを伝授します!

全4回にわたってお届けするシリーズの最終回は、産後や年齢とともに悩む人が増えてくる「薄毛」について。育毛剤と発毛剤の違い、髪のボリュームが少なくなってきた……と感じた時におすすめのカット法など、知っておきたい知識&テクをお送りします。

2つの髪密度

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髪のボリュームが出なくなるのには、2タイプの理由があります。

  1. ひとつの毛穴から生える毛の本数が減っている
  2. 生えてきた毛が細い・頼りない

どちらが原因でボリュームが出ないのかによって(もしくは両方が原因かも)、対処の仕方も変わります。

前者なら頭皮アプローチ一択。後者なら、頭皮アプローチに加えて、コシの出るタイプのヘアケア剤を使ってもいいでしょう。

育毛剤と発毛剤の違い

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育毛剤は、髪を太く健康に育てるもの。

一方で発毛剤は、医薬品ミノキシジルを含む整髪料です。ミノキシジルはもともと高血圧の治療薬で、血管を拡張させる効果があるもの。第一類医薬品なので、クリニックなどで処方してもらうか、ドラッグストアで薬剤師がいる時間帯に購入します。

育毛剤は30代から使っていい

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女性の美容師さんって、年齢を重ねてもキレイなロングヘアをキープしている人が多いですよね。

あるとき聞いてみたのですが、多くの人が、30代の頃から頭皮美容液や育毛剤を使ってきたと言います。薄くなったり白髪が増えてから対応するのではなく、予防の意味合いで使うのがいいのだとか。そうか、だからか。やっぱり美には理由があるんですね。

使いやすいのは、スプレータイプの育毛剤。なるべく頭皮に近づけてスプレーして、全体に10プッシュくらいするといいでしょう。

ただつけるだけではなく、マッサージすることも大事。血行がよくなるように、生え際や太いリンパの通っている耳後ろをマッサージするといいですよ。頭皮用マッサージブラシと組み合わせるとさらにGOOD。

 

髪が痩せたら切る

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毛先が薄くなってきたと感じたら、その細くなった部分を詰めるような感じで切ると、毛先までふくよかな印象になるので、若々しく見えます

薄くなってきたら前髪を深く作る

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髪にコシがなくなったり、薄毛が気になるようになったら、前髪を深い位置からとるといいでしょう。前髪にボリュームが出ると、一気に若々しい印象になります。

前髪が薄いと、寂しい印象
前髪を後ろからとって作ると、量が増えて若々しい印象に

血行をよくすれば元気な髪が生える

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頭皮から元気な髪の毛が生えてくるためには、血行をよくすることがポイント。

一番てっとりばやいのは、頭皮マッサージ。シャンプーをするときに、太いリンパが流れている耳後ろなどを中心にマッサージするといいでしょう。育毛剤をつけたタイミングでマッサージするのもおすすめです。もちろん、美容室でヘッドスパをするのもいいですよ!

 

 

育毛剤は、予防的な意味合いで早めに使っていいものなんですね。薄毛が気になりだした時のカット法も、若見えキープのためにぜひ覚えておきたいテクニック。

全4回でお届けしたこのシリーズ。ご紹介してきたヘアケアを参考に、今日も一日“イイ感じ”で過ごせますように。

 

イラスト/coccory


 

佐藤友美(さとゆみ)

ライター・コラムニスト。1976年北海道知床半島生まれ。テレビ制作会社のADを経てファッション誌でヘアスタイル専門ライターとして活動したのち、書籍ライターに転向。現在は、様々な媒体にエッセイやコラムを執筆する。 著書に8万部を突破した『女の運命は髪で変わる』など。理想の男性は冴羽獠。理想の母親はムーミンのママ。小学4年生の息子と暮らすシングルマザー。

<最新刊>

『髪のこと、これで、ぜんぶ。』(1,540円・かんき出版)

髪について“知りたかったこと”がきっと見つかる1冊。今回ご紹介の「薄毛対策」に加え、ヘアケアの方法や白髪対策、美容院での会話術など、髪にまつわる悩みや疑問を、293項目の分かりやすいアドバイスですっきり解消!

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