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「餃子」と「焼売」食べるならどっち?外食ランチはこっちを選ぶと太りにくい!【ズルイ食べ方#3】

ランチにお弁当を作っていくのは理想だけど、結局はいつも外食に……という方も多いはず。お弁当に比べ、どうしても味が濃く、油もたくさん使われていてカロリーが高くなりがちな外食。賢いメニュー選びをして、できるだけ太らない食べ方をしたいですよね。そこで、メニューの選び方と食べ方のコツを、管理栄養士の足立香代子さんにうかがいました。食べるなら、どっち!?

「餃子」と「焼売」 食べるならどっち?

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餃子も焼売も薄い皮で包みますが、皮の材料は主に炭水化物。血糖値を急上昇しにくくするには、油で焼いたり揚げたりするのもひとつの手。これまでのダイエット法だと、「蒸し料理は油を使わないのでカロリーが低く、ダイエットにオススメ」としているものが多くありました。

でも、足立さん流だと腹持ちのよさまでを考慮に入れるので、多少カロリーが上がっても油を使ったほうが、トータルで考えたときにダイエットにいいそうです。ということで、答えは「餃子」。

【ここがズルい!】蒸し料理より油で焼くほうが、足し算食べでは◎

答え:「餃子」

「天ぷら」と「フライ」 食べるならどっち?

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天ぷら衣の材料は小麦粉と水と卵が基本。ぽってりとついた天ぷらの衣には糖質もたっぷり。しかも揚げ油もかなりの量を含んでます。油はあくまで、次の食事を腹ペコ状態で迎えないための、腹持ちをよくする道具として考えるので、摂り過ぎはよくありません。

その点フライは、天ぷらに比べて衣が薄いことに加え、衣のパン粉がサクサク、カリカリで噛み応えがあるため食べるのに時間がかかることもメリットです。ということで、答えは「フライ」。

【ここがズルい!】フライは少ないカリカリ衣、天ぷらの衣は見栄えは良いが糖質過剰

答え:フライ

「親子丼」と「牛丼」 食べるならどっち?

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卵はたんぱく質が豊富で脂肪酸のバランスもよく、ビタミンC以外のほとんどのビタミンが含まれている優秀食材。糖質がほとんどないので血糖値も上げません。具のほとんどが牛肉になりがちな牛丼より、グっとバランスがいいんです。

また、血糖値の急上昇を防ぐため、上のおかずを2/3くらい食べてからご飯を食べるようにしましょう。ということで、答えは「親子丼」。

【ここがズルい!】卵は栄養たっぷりで血糖値を上げない優秀食材

答え:親子丼


足立さん流の太らない食べ方のノウハウをまとめた『医師が信頼を寄せる栄養士の 糖質を味方にするズルイ食べ方 人生を守る「足し算食べ」BEST100』(ワニブックス)には、定番おかずの足し算食べや外食ランチで参考にしたい食べ方の例がたくさん紹介されています。

糖質を制限することなく、食べ方を変えるだけで太りにくい体をつくるズル賢い食べ方で、健康的なダイエットを目指しましょう!

構成/斎藤裕子

【取材協力・監修】

管理栄養士 足立香代子

『太らない間食』(文響社)がヒットした、話題の管理栄養士。年間100回を超える講演会を通して、医師への指導、管理栄養士の育成に携わり、医療現場では“栄養食”の面から生活習慣病患者をサポート。レストラン級の美味しい病院食が話題となりレシピ化された『せんぽ東京高輪病院 500kcal台のけんこう定食』(ワニブックス)は、シリーズ累計10万部を突破。

【参考】

『医師が信頼を寄せる栄養士の 糖質を味方にするズルイ食べ方 人生を守る「足し算食べ」BEST100』(ワニブックス)

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