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管理栄養士は我慢しない!ダイエットの味方「カロリー消費を促す食材」4つ

露出が増える春夏に向けて、そろそろダイエットを始めたい頃。飲み会や忘年会、新年会などで食生活が乱れがちな冬に体重が増えてしまった人も多いのでは? 運動をする時間の余裕もなく、どんどん脂肪を蓄えていってしまいますよね。かといって、食べる量を減らしたり我慢するとストレスになり、業務に支障をきたすことも……。管理栄養士の兵頭よし子さんによると、無理なく減量するためには食べる量よりも食材に注目すべきだと語ります。お腹いっぱい食べても脂肪になりにくく、むしろ体内でエネルギー消費を促してくれる食材やドリンクを積極的に取ることで、太りにくい体を作ることができるのだそう。今回は兵頭さんのアドバイスを参考に、体重増加を食い止める“カロリー消費を促す食材”4つをご紹介します。

1:卵の黄身は脂肪分解に役立つ

「卵は1日1個まで」というのは既に古いセオリー。多くの研究や実験によって、卵に含まれるコレステロールは善玉で、1日に2個食べ続けても悪影響を与えないと証明されています。

「とくに黄身の部分には、脂肪を分解してくれるビタミンと良質な脂肪酸が含まれているため、新陳代謝を良くしてくれ、結果的にエネルギー消費を促す効果があります」

2:サーモンは美容効果絶大

「サーモンには体内で作ることのできない成分、オメガ3脂肪酸が豊富に含まれている貴重な食材。中性脂肪やコレステロール値を下げ、脂肪燃焼を促進してくれます。

さらに、強い抗酸化作用のあるアスタキサンチンという成分をサーモンから摂取することで、シミ・シワなどを予防するアンチエイジング効果や美肌効果も高いのです」

美容ライターである筆者は、生理前の肌荒れ時期にサーモンを食べて改善されたという経験があります。それからは肌荒れになる前に、予防として食べるように努め、肌荒れ悩みも最小限に抑えられています。

3:永年のスーパーフード、アボカド

美肌効果の高い食材として知られているアボカドですが、じつは脂肪燃焼効果もあるのだとか!

「体内にたまりやすい脂肪の燃焼を助け、老廃物や余分な塩分を排出するデトックス作用のあるL-カルニチンが含まれているためです」

女優やモデルが美容食材として食べていることで話題になったアボカドは、今ではすっかり身近な食材となりました。まだ効果を感じられていない人は、積極的に食べるように心がけてみてください。

4:烏龍茶で肥満予防

中国食材や漢方についての研究者の実験によって、烏龍茶はエネルギー消費を促し肥満予防になることも証明されました。

「緑茶や烏龍茶に多く含まれているカテキンには脂肪を分解する作用があり、食後に飲むことで胃もたれを防いだり消化を促進してくれる効果があります。

食後のコーヒーではなく温かい烏龍茶に切り替えて、脂肪の吸収を抑えましょう」

以上、体重増加を食い止める“カロリー消費を促す食材”4つでしたが、いかがでしょうか?

夜に飲み会が控えている日の昼食や、好きなものを食べられる休日には、これらの食材を積極的に取るように心がけてみてください。

ダイエット効果だけでなく美容にも健康的にも良い影響をもたらしてくれるはず。コンビニやスーパーでも手軽に手に入るので、継続するのも難しくなさそうですよね。

美しくヘルシーに春を迎えましょう!

 

【参考】

※ Beneficial effects of oolong tea consumption on diet-induced overweight and obese subjects – Chinese Journal of Integrative Medicine

 

【画像】

※ Foodies Feed

 

【取材協力】

※ 兵頭  よし子(ひょうどう よしこ)・・・大和学園京都栄養士専門学校、大和学園京都調理師専門学校卒業。その後、京都市、京都保育センターたかつかさ保育園に勤務のあと愛媛県宇和島市にて、市役所生活環境課の嘱託栄養士として勤務。出産を機に退職。2003年より(有)ヘルシープラネット<現在(株)ヘルシープラネット>にて勤務し、2011年3月退職。その後はフリーランスとして活動中。調理師、管理栄養士だけではなく公認スポーツ栄養士の資格も持ち、現在は専門学校等で非常勤講師を務めている。

2017/3/20  BizLady掲載

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