【このお話は…】
担当編集です。
「ママ友」ってどんなイメージですか?私は自分が出産する前は、少し負のイメージがありました(そういうのを題材にしたドラマなんかが多くて)。
蓋を開けてみたら「ママ友最高~!」しかなかったです。
地元を離れてほぼワンオペ状態で育児をしていた私にとって、子どもの病気や成長に対する悩みの相談、近所の小児科情報、子連れで行きやすい飲食店、人が少なくて思い切り楽しめる公園……などなど。相談相手であり、情報源で頼もしい存在でした。
なんといってもため息ひとつで、顔色ひとつで100くらいのことが、分かり合えたりするんです!
そんなママ友になった人とも、このお話のような始まりがあったわけで。この人と仲良くなりたいな……って思ってた人に、思い切って連絡先を聞いたり、連絡がきたら恋する乙女のように「きゃ~!」と喜んでしまったり。自分がわくわくしたあの日のことを思い出しました。
このエピソードで、kufuraでの連載は最終回になります。
ただこの物語には、6570日後に旅立つきみ(娘)に向かって、「それまでお母さんでいさせてね」と言っていた「私」が最後に気付くことがあります。
ぜひ書籍を手にしていただき、そこまで読んでいただけたら嬉しいです。ご感想お待ちしています……!
連載をご愛読いただき、ありがとうございました。
なかのいと
漫画家・イラストレーター。
日常の中にある
ちょっと心の動いた瞬間を
漫画で描いています。
初の著書『6570日後 きみは旅立つ』 (1,320円 はちみつコミックエッセイ) が6月15日に発売になりました!